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福永 法源(ふくなが ほうげん)、本名:福永輝義[1](ふくながてるよし)、別名:国司院 常照、1945年4月5日 - )は、法の華三法行の設立者、元代表。集会での「最高ですか!」の掛け声で知られる。信者に対する巨額詐欺事件でに問われ、2008年実刑判決が確定し栃木県黒羽刑務所服役した。「よろこび家族の和=天華の救済」と名を変え、活動を続けている[2]

2015年4月には、復活祭を行うなど本格的に活動を再開した。

略歴編集

生い立ち編集

1945年4月、山口県に生まれる[3]

山口県立宇部工業高校を卒業後、東芝の子会社である東芝アンペックスに勤務する傍ら、法政大学短期大学部を卒業。東芝アンペックスは約5年間勤務した後に退職した。1975年、24歳の時に電気関連会社「東和技研工業」を起業し、青年実業家として話題を集め、福永自身によれば「奇跡の会社誕生」と謳われたものの、手形詐欺に遭い、1979年に倒産。すべての財産を失う[3][4]

法の華 創立後編集

1980年1月6日深夜、天声を聞いたとして、法の華を創立した[3]。検察の主張によると福永の実母が「輝(てる)ちゃんに特別な声がきこえるという事で活動しよう」と持ちかけたことで発足したとされるが、裁判では福永本人は否定している。

1984年6月、「天声を聞く唯一の者」として埼玉県川口市億万長者養成所というセミナーを開催した[3]億万長者を養成するとの研修で一般に知名度を高めた。1987年静岡県宗教法人の認可を受けた[3]1991年ころに「足裏診断」という相談者のの裏をみて教団へ勧誘することが本格化し[3]、2000年の逮捕時に判明した分だけで、約2万2,000人から約870億円を集金した[5]

1995年、平和活動への貢献に対しガンディー記念国際財団Gandhi Memorial International Foundation)からマハトマ・ガンディー人道賞が授与された。その後、賞を贈ったヨーゲシ・ガンディーは郵便詐欺の疑いで米国で起訴されたが、その公判資料によると、福永が集めた金を日本の健康食品界の大物タナカ・ヨシオを通じてガンディーに送金し、ガンディーはその金で政界の大物に近づき、福永の権威付けに利用し、福永の布教活動の米国進出をもくろんでいたが、1990年代中ごろから福永が日本で訴訟を多数抱えるようになったことからこの計画は頓挫し、3者の間での訴訟合戦に発展したという[6]

民事・刑事事件へ編集

1996年(平成8年)、修行参加者ら290人から、総額約12億8,000万円を求める損害賠償で、静岡地方裁判所に提訴された[3]。1999年(平成11年)12月、警視庁静岡県警が教団施設を詐欺容疑で強制捜査した[3]。 2000年(平成12年)1月、代表を辞任し、日本全国行脚の旅に出たが、教団に対する強制捜査の後控えていた『足裏診断』を再び行うようになった[3]

2000年(平成12年)5月、東京都渋谷区の教団関連施設で、詐欺罪容疑で警視庁静岡県警察の合同捜査本部に逮捕された[5]。福永だけが聞こえるとされた「天声」が福永や教団幹部らによる会議で決められていたことが判明し、教団の組織的詐欺性が裏付けられたとして、同時に教団幹部11人も逮捕された[7]

身長190センチメートルの威圧感ある体格も、カリスマ性を演出していたとされる[8]ローマ法王ヨハネ・パウロ2世マザー・テレサ、インドの宗教者のサイババと一緒に写った写真も、自身の権威付けに利用していたとされる[9]。また、後述するように、自ら歌手として活動したり映画に出演するなど、マスメディアへの露出も積極的に行っていた。

判決・刑期編集

2005年(平成17年)2月、東京地方裁判所で開かれた論告求刑公判で、東京地方検察庁は「宗教活動に名を借り、組織ぐるみの詐欺を推進した希代の詐欺師。反省の情は微塵もない」として、懲役13年を求刑した[10]。同年7月、懲役12年の判決が言い渡された[11]

福永は控訴したが、東京高等裁判所は2006年(平成18年)12月に、1審の懲役12年を支持、控訴棄却の判決を下した[12]。2008年(平成20年)8月、最高裁判所も、上告棄却の判決を下し、詐欺罪での刑罰が確定判決となった[1]

平成17年7月15日付け、東京地裁刑事事件判決【判例番号】L06035117

出所後編集

2014年3月、未決勾留日数が差し引かれた他、本人が前科前歴の無い初犯であった事と模範囚とされていた事から、収監されていた黒羽刑務所から出所していたと報じられている[13][14]。懲役12年だが前述の未決拘留の約6年間の分が刑期に算入されたため、実際の刑期は6年弱となった。出所後、2015年4月には福永の70歳の誕生日に本人の復活祭が行われた。

2015年4月5日キリスト復活祭の日に合わせ、TKPガーテンシティ品川[1]にて、福永法源「復活祭」が大々的に催された。入場時には手荷物検査が行われるものものしさだったが、場内ではこの日が発売日になる福永法源の著書が販売されたり、会場では福永の過去の映像が映し出される場面もあった。幹部信者への称号授与式も行われた。

学究編集

著書編集

  • 『なぜ健康になろうとしないのか』アースエイド〈ゼロの力学〉、1992年12月。ISBN 978-4900331105
  • 『病苦を超える最後の天行力―不可能を可能にする人生法則』アースエイド〈ゼロの力学〉、1993年11月。ISBN 978-4900331211
    • 2000年1月までに約1400万部が印刷され、その多くが街頭で配布されたとされる。
  • 『地球46億歳の逆襲』アースエイド〈ゼロの力学〉、1994年1月。ISBN 978-4900331228
  • 『最高最高人間って最高』アースエイド〈天の声〉、1995年1月。ISBN 978-4900331808
  • 『55億貯めずになにが人間か』アースエイド、1995年2月。ISBN 978-4900331280
  • 『いま最高ですか―源き上がる喜びの毎日』アースエイド、1996年6月。ISBN 978-4900331389
  • 『超宗ビッグバン―喜びの大爆発が人類を救済する』アースエイド、1999年1月。ISBN 978-4900331549

など、多数。ほとんどが教団関連出版社のアースエイドから出版された。2001年3月、同社は法の華とともに東京地裁から破産宣告を受けた[15]。2007年現在すべて絶版[要出典]

発売したCD編集

本人歌唱編集

過去に以下の4枚発売された。2007年現在すべて廃盤である[要出典]

  1. 1993年10月6日 - 万華鏡(ビクター)
  2. 1993年12月17日 - 幸福草(しあわせそう、センチュリーレコード)、1994年9月1日にバップより再発売
  3. 1995年6月1日 - 微笑み人生(バップ)
  4. 1995年12月6日 - 男の歳月(キング)

「幸福草」「微笑み人生」の2曲は一部のカラオケにも配信されていた。

楽曲提供編集

  • 『最高最高最高』(作詞:福永法源、作曲:石坂まさを、歌:ヘブン・パートナー。バースディアドベンチャー)
  • 『道は一筋』(作詞:福永法源、作曲:石坂まさを、歌:ヘブン・パートナー)
  • 『天声村讃歌』(作詞:福永法源、作曲:石坂まさを、歌:渡辺美香)

出演編集

テレビ番組編集

千葉テレビ放送製作の「歌のランチボックス」に自分のコーナーを持っていた(サンテレビジョンでも放送されていた。)。

ラジオ番組編集

映画編集

参考文献編集

  1. ^ a b “福永法源被告の上告棄却を決定”. 産経新聞. (2008年8月30日) 
  2. ^ 法の華情報 弁護士紀藤正樹のLINC!
  3. ^ a b c d e f g h i “「法の華」福永前代表ら逮捕 宗教隠れミノ悪行 高額物品売りつけ借金させて集金”. 産経新聞. (2000年5月9日) 
  4. ^ 福永法源公式ホームページ ひとり野に咲く花 - 福永法源の歩み
  5. ^ a b “法の華 福永前代表ら12人逮捕 2500万円詐欺の疑い 総額870億円を集金”. 産経新聞. (2000年5月9日) 
  6. ^ Smith, Matt (1998年4月8日). “Here Today, Gandhi Tomorrow?”. SF Weekly. 2012年12月19日閲覧。
  7. ^ “「法の華」 福永前代表に逮捕状 詐欺容疑幹部11人も きょう強制捜査”. 産経新聞. (2000年5月9日) 
  8. ^ “【主張】「法の華」捜索 宗教かたる詐欺商法あばけ”. 産経新聞. (1999年12月2日) 
  9. ^ “【宗教ビジネス「法の華」の真実】(上)心のすき間 金吸い尽くす巧妙なわな”. 産経新聞. (1999年12月2日) 
  10. ^ “福永被告懲役13年求刑 検察「希代の詐欺師」 東京地裁”. 産経新聞. (2005年2月19日) 
  11. ^ “「法の華」巨額詐欺 福永元代表に懲役12年”. 産経新聞. (2005年7月16日) 
  12. ^ “法の華詐欺事件 福永被告に2審も12年”. 産経新聞. (2006年12月2日) 
  13. ^ “1,000億円詐欺「法の華」福永法源元代表の出所で“広告塔”板東英二が再びタレント生命の危機に”. 日刊サイゾー. exciteニュース. (2015年2月1日). http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20150201/Cyzo_201502_1000_7.html 2015年3月31日閲覧。 
  14. ^ “"最高ですか~!" 元法の華・福永法源の反省なき"復活祭””. やや日刊カルト新聞. (2015年4月9日). http://dailycult.blogspot.jp/2015/04/blog-post_9.html#more 2015年4月13日閲覧。 
  15. ^ “「法の華」に破産宣告 教団は解散、隠し資産調査へ 東京地裁”. 産経新聞. (2001年3月30日) 
  16. ^ 「法の華三法行」元代表・福永法源氏、波乱の半生描く「塀の中の神様」で俳優デビュー”. 映画.com (2015年9月18日). 2015年9月18日閲覧。
  17. ^ 塀の中の神様公式サイト

参考サイト編集

外部リンク編集