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私塾(しじゅく)とは、中国江戸時代日本における民間(秀才及び元長官などが先生となった)の教育機関である。

科挙の受験などの学習の面倒を見て、科挙の合格者や政界人の養成を目指した。三字経千字文四書五経を勉強する。

目次

中国編集

教科編集

私塾で教える書物は啓蒙書からはじめて、段階的に高度な書へと進む。中国における一般的な順序は、以下の通り。


場合によっては、以降のような書を読むこともあった。

  • 『神童詩』- 科挙試験合格の重要性を説いた五言の韻文
  • 『朱子家訓』- 儒教道徳を説いた対句
  • 弟子規』- 儒教道徳を説いた三言の韻文
  • 女児経』- 女性の道徳を説いた韻文
  • 孝経
  • 『増広賢文』- ことわざ集
  • 幼学瓊林中国語版』- 出典のある語を分野別に対句の形で並べたもの
  • 『龍文鞭影』- 平水韻の平声各韻ごとに出典のある語を四言の対句で並べたもの
  • 『笠翁対韻』『声律啓蒙』『訓蒙駢句』- 平水韻の平声各韻ごとに語句を並べたもの
  • 千家詩』- 唐宋の絶句・律詩集
  • 古文観止』- 時代別の歴代古文選

また、世事応酬、すなわち実用的な契約や冠婚葬祭の文章を学ぶものもあった。

衰退編集

清末の光緒新政によって日本の学校にならった「新式学堂」が作られ、また科挙が廃止されると、私塾はだんだんと新式学堂に置き換えられていった。

脚注編集

関連項目編集