秋沢淳子

日本の元女性アナウンサー

秋沢 淳子(あきさわ じゅんこ、1967年4月8日[1] - )は、TBSテレビの社員(2022年7月の時点では総務局のCSR推進部長)[2]で、同局の元・アナウンサー

あきさわ じゅんこ
秋沢 淳子
プロフィール
本名 小谷 淳子(結婚後)
愛称 ポリちゃん、あきじゅん
出身地 日本の旗 日本 埼玉県飯能市
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1967-04-08) 1967年4月8日(57歳)
最終学歴 慶應義塾大学法学部政治学科
勤務局 TBSテレビ
部署 アナウンスセンター→事業局国際事業部→総務局CSR推進部
職歴 東京放送→TBSテレビアナウンサー
活動期間 1991年 - 2019年(アナウンサー時代)
ジャンル 報道・情報
配偶者 あり
出演番組・活動
出演経歴はなまるマーケット
明日も元気!
千葉ドリーム!もぎたてラジオ』ほか
その他 TBSアナウンススクール講師
備考
血液型はA型

TBSテレビでの社業と並行しながら、アナウンサー時代の2000年一般社団法人SPUTNIK INTERNATIONAL(スプートニク・インターナショナル)を設立。設立後も現在(2022年)に至るまで、「創設理事」として運営に携わっている[3]

来歴 編集

埼玉県飯能市出身で、聖望学園高校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業[1]。卒業後の1991年4月1日付で、TBSへアナウンサー27期生として入社、同期には、アナウンサーの安東弘樹[4][5](2018年3月退社)、TBSテレビ報道局記者・キャスター竹内明TBSラジオで国会担当記者を務めていた武田一顯、情報制作局制作プロデューサーの高橋一晃がいる。

アナウンサーとしては報道番組のキャスターやラジオ番組の進行・アシスタントを担当する機会が多く、アナウンサー時代の後期には、所属部署(アナウンスセンター)の管理職(デスク)やTBSアナウンススクールの講師も務めていた。2019年7月1日付で事業局国際事業部に異動してからは、「TBS DigiCon6」(年に1回開催されるアジア最大規模のショートフィルム・コンテスト)の海外ディレクターとして、YouTubeから配信される関連番組やオンライン・ミーティングの進行などを担当している[2]。その一方で、TBSテレビでの社業とは別に、「ホワイト・キャンパス」(アジアの開発途上国で活動するアーティストの支援をテーマに掲げた絵画コンテスト)を2020年から主宰している[6]

人物 編集

  • 実用英語技能検定準1級、国連英語検定A級、普通自動車運転免許、小型船舶操縦免許証1級などの資格を所持。プロテスタントのクリスチャンで、中学生の頃に受洗している[7]
  • 高校生時代にAFSの交換留学生として、ニュージーランドへ1年間留学。TBSへの入社後に「(後の)人生の全ての原点になった」と述懐するほど、留学中の経験から受けた影響は強く[8]、日本へ帰国してからは国際連合の職員を志していた[3][9]。結局はアナウンサーとして同局へ入社したが、本人曰く「『テレビ局なら国際的な仕事に携われるのではないか』との思いから魔が差した」とのことで、入社後もAFS日本協会の活動にボランティアの立場で従事。現在(2022年の7月時点)では、日本協会の理事を務めている。さらに、スリランカの教育制度における深刻な不平等をAFSの活動で知ったことがきっかけで、「国際交流・国際協力・教育支援」をテーマに掲げるNGOを自ら設立。設立に際しては、人類が最初に打ち上げた人工衛星の名称にして、「旅する仲間」という意味を持つロシア語のSPUTNIK(スプートニク)を団体名に入れた[3]。本人によれば、「TBSテレビでの仕事に加えて、それ以外の時間をボランティア活動などに充てていることを考えれば、自分には『他人の2倍(の時間)を生きている』というイメージがある」とのこと[10]で、フリーアナウンサーへ転身しようと思ったことは「1秒も無かった」という[9]

アナウンサー時代の主な出演番組 編集

テレビ 編集

ラジオ 編集

著書 編集

  • 『異文化に恋して JUNKOの世界ウォッチング』(廣済堂出版、1995年)

出典 編集

  1. ^ a b 『テレビ・タレント人名事典(第6版)』日外アソシエーツ、2004年6月、18頁。ISBN 978-4-8169-1852-0 
  2. ^ a b TBS秋沢淳子さん鼎談(第1話)アジア最大級の短編映像フェスティバル「DigiCon6」”. ethica (2022年5月30日). 2022年11月25日閲覧。
  3. ^ a b c TBS秋沢淳子さん鼎談(第3話)NGO「スプートニクインターナショナル」を設立”. ethica (2022年6月13日). 2022年11月25日閲覧。
  4. ^ 東京放送 編「III 放送関係 7.アナウンサーの活動記録」『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、240頁。"1991.4<27期生> 2人入社(男1・女1) 安東弘樹 秋沢淳子"。 
  5. ^ 東京放送 編「TBSアナウンサーの動き」『TBS50年史 付属資料・ハイブリッド検索編』(DVD-ROM & PDF)東京放送、2002年1月、32頁。"91.4<27期生>2人入社 安東弘樹 秋沢淳子"。 
  6. ^ TBS秋沢淳子さん鼎談(第4話)持続可能な途上国アーティスト支援「ホワイト・キャンバス」”. ethica (2022年6月13日). 2022年11月25日閲覧。
  7. ^ 以前、秋沢自身が開いていたホームページ「ポリコム」の「Diary」の項で秋沢自身が書いていた。
  8. ^ TBS秋沢淳子さん鼎談(第7話)留学経験が全ての起点”. ethica (2022年7月11日). 2022年11月25日閲覧。
  9. ^ a b FLASH 2018年5月8日・15日号 p.102 - 105「頂上アナが語る 現場で生き抜く極意」
  10. ^ TBS秋沢淳子さん鼎談(第5話)仕事とプライベートの両立”. ethica (2022年6月27日). 2022年11月25日閲覧。
  11. ^ a b c d e f 東京放送 編「III 放送関係 7.アナウンサーの活動記録」『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、240頁。"秋沢淳子 『CS「ニュースバード」』R「大沢悠里のゆうゆうワイド(1992)」「松尾雄治のピテカンワイド(2001)」 TV「スポーツ&ニュース」「おはようクジラ(スポーツ)」「エクスプレス(ニュース)」"。 
  12. ^ a b c d e f g h i 東京放送 編「TBSアナウンサーの動き」『TBS50年史 付属資料・ハイブリッド検索編』(DVD-ROM & PDF)東京放送、2002年1月、32頁。"秋沢淳子…R「ヤンアナジョッキー(92)」「大沢悠里のゆうゆうワイド(92)」「サンデー・スポーツパラダイス(92)」「RVクルージング〜どこかへ行こうよ〜(94)」TV「スポーツ&ニュース(92)」「あなたにオンタイム(93)」「ポップテン(95)」「筋肉番付(95)」「おはようクジラ<リポーター>(96)」"。 
  13. ^ 7月28日「千葉ドリーム!もぎたてラジオ」<プロ野球の広報とは?>”. TBSラジオ (2019年7月28日). 2019年7月28日閲覧。

参考文献 編集

  • 東京放送 編『TBS50年史』東京放送、2002年1月。 

関連項目 編集

外部リンク 編集