秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ

日本のラグビーユニオンチーム

秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ(あきたノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ、: Akita Northern Bullets Rugby Football Club)は、秋田県秋田市を本拠地とするラグビーユニオンチーム。2020年地域リーグトップイーストリーグAグループに所属。

秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ
原語表記 秋田ノーザンブレッツ
クラブカラー 赤・黒・銀
愛称 ノーザンブレッツ
創設年 1958年
代表 三浦廣巳(会長
監督 松橋健(ヘッドコーチ
所属リーグ トップイーストリーグAグループ
ファースト
ジャージ
公式サイト
https://northern-bullets.com/
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概要 編集

1958年秋田市役所ラグビー部として創部。2007年秋田国体開催を控え、県内の競技環境を充実させるために、2004年にクラブチーム化されて秋田ノーザンブレッツとなる。チーム愛称であるノーザンブレッツは「北の弾丸」の意味。

秋田市役所時代に、全国社会人大会に8回出場した。最高成績はベスト8(1977197919821987年度)。

1988年に発足した東日本社会人リーグには、初年度の1988年度から1993年度まで6シーズン在籍。1993年度のシーズンを最下位(8位)で終えると、東北社会人リーグに降格した。

2003年トップリーグが開幕すると、2部リーグ相当のトップノースに所属。その後、2006年トップイーストリーグに転籍した。

2007年、地元開催となった秋田わか杉国体におけるラグビー競技で優勝を遂げた[注 1]

2023年(令和5年)、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE3部(DIVISION3)がのチーム数が奇数となっているため、1チームまたは3チームの新規参入チームを募集。その際、参加意志を示し、新規参入候補チームに選ばれたが、2024年1月31日に発表された2024-25シーズンより新規参入するチームには選ばれなかった[1]

同じく東北地方を拠点とする釜石シーウェイブスとの対戦は東北ダービーと呼ばれている[2]

歴史 編集

秋田市役所時代
秋田ノーザンブレッツ時代
  • 2004年 - クラブチーム化され秋田ノーザンブレッツとなる。
  • 2006年 - トップイーストリーグに転籍。同時に、下部組織の「秋田ノーザンブレッツジュニア」がトップノースに加入[注 2]
  • 2007年 - 秋田国体で優勝[注 1]
  • 2023年 - ジャパンラグビーリーグワンへの参入申請を行うが、落選[3]

タイトル 編集

全国大会

最上位リーグ

なし

下位リーグ

成績 編集

全国社会人大会戦績 編集

年度 地区 成績 備考
30 1977 東北 ベスト8 2 1 0 1 54 59 -5 秋田市役所のチーム名で出場
32 1979 東北 ベスト8 2 1 0 1 56 32 24
33 1980 東北 1回戦敗退 1 0 0 1 3 15 -12
35 1982 東北 ベスト8 2 1 0 1 31 56 -25
36 1983 東北 1回戦敗退 1 0 0 1 11 17 -6
38 1985 東北 1回戦敗退 1 0 0 1 3 25 -22
40 1987 東北 ベスト8 2 1 0 1 21 46 -25
41 1988 東日本 1回戦敗退 1 0 0 1 7 27 -20

リーグ戦戦績 編集

秋田市役所時代
  • 2001年 東北社会人リーグ 2位(5勝1敗)
  • 2002年 東北社会人リーグ 2位(5勝2敗)、トップノースに移行
  • 2003-2004 トップノース 2位(5勝1敗)
秋田ノーザンブレッツ時代
  • 2004-2005 トップノースリーグ 優勝(5勝1敗)
  • 2005-2006 トップノースリーグ 優勝(5勝)、来シーズンよりトップイースト10に転籍
  • 2006-2007 トップイースト11[注 5] 10位(1勝9敗)、順位決定戦・1位、トップイースト11残留
  • 2007-2008 トップイースト11 8位(3勝7敗)
  • 2008-2009 トップイースト11 11位(10敗)、順位決定戦・2位、トップイースト11残留
  • 2009-2010 トップイーストリーグ 12位(2勝9敗)、順位決定戦・2位、トップイーストリーグ残留
  • 2010-2011 トップイーストリーグ 9位(3勝8敗)
  • 2011-2012 トップイーストリーグDiv.1 7位(3勝6敗)
  • 2012-2013 トップイーストリーグDiv.1 8位(3勝6敗)
  • 2013-2014 トップイーストリーグDiv.1 8位(2勝7敗)
  • 2014-2015 トップイーストリーグDiv.1 9位(1勝8敗)、順位決定戦・2位、トップイーストリーグ残留
  • 2015-2016 トップイーストリーグDiv.1 7位(2勝7敗)
  • 2016-2017 トップイーストリーグDiv.1 7位(3勝6敗)
  • 2017-2018 トップイーストリーグDiv.1 6位(4勝5敗)
  • 2018-2019 トップイーストリーグDiv.1 6位(4勝5敗)
  • 2019-2020 トップイーストリーグDiv.1 7位(3勝6敗)、リーグ再編に伴いトップイースト-Bへ参入[注 6]
  • 2021-2022 トップイーストリーグBグループ 1位(7勝1敗)、トップイーストリーグ入替戦・勝利、トップイースト-A昇格
  • 2022-2023 トップイーストリーグAグループ 5位(0勝8敗)、トップイーストリーグ入替戦・勝利、トップイースト-A残留

2020年度スコッド 編集

2020年度のスコッドは次の通り[4]太字は今年度からの新加入選手。

過去の所属選手 編集

秋田市役所時代
秋田ノーザンブレッツ時代

マスコットキャラクター 編集

  • ANB(あんべぇ) - モチーフは秋田犬。秋田ノーザンブレッツの頭文字「ANB」をあんべぇと表音化し、 「応援にあんべぇ(行こう)」「チームのあんべぇ(調子がいい)」という意味も含む。公募により決定し、2019年9月2日発表[5][6]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ a b c 「全秋田」としての参加。
  2. ^ 秋田ノーザンブレッツジュニアはその年のトップノースで優勝を果たす。2008年度のシーズン終了をもってトップノースは廃止された。
  3. ^ 判明分のみ。
  4. ^ 加えて、2006年には下部組織の「秋田ノーザンブレッツジュニア」が優勝している。
  5. ^ 秋田ノーザンブレッツの転籍に伴いトップイースト10からトップイースト11に名称変更。
  6. ^ 2019-2020までのトップイーストリーグDiv.1は1部で、2020-2021からのトップイースト-Bは2部なので事実上降格となる

出典 編集

  1. ^ 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “ジャパンラグビー リーグワン2024-25シーズン 新規参入チーム決定のお知らせ | 【公式】ジャパンラグビー リーグワン”. 【公式】NTTジャパンラグビー リーグワン. 2024年1月31日閲覧。
  2. ^ Div.1開幕戦 釜石シーウェイブス戦の見どころ
  3. ^ 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “ジャパンラグビー リーグワン2024-25シーズン 新規参入チーム決定のお知らせ | 【公式】ジャパンラグビー リーグワン”. 【公式】NTTジャパンラグビー リーグワン. 2024年1月31日閲覧。
  4. ^ 選手・スタッフ紹介 . 秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ公式サイト. 2020年9月23日閲覧。
  5. ^ akita319 (2019年9月2日). “秋田ノーザンブレッツ キャラクター”. 第二報道部オフサイド日記. 2023年1月17日閲覧。
  6. ^ ラジパル日記 – 秋田ノーザンブレッツマスコットキャラクター決定! - ABS秋田放送”. www.akita-abs.co.jp. 2023年1月17日閲覧。

秋田市のスポーツチーム 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集