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秋葉神社(あきはじんじゃ、あきばじんじゃ)は、日本全国に点在する神社である。神社本庁傘下だけで約400社ある。また、歴史地理学者・米家泰作による2017年(平成29年)の調査では1,129社を数える[1]

神社以外にも秋葉山として寺院の中で祀られている場合もあるが、殆どの祭神は神仏習合の火防(ひよけ)・火伏せの神として広く信仰された秋葉大権現(あきはだいごんげん、現在の遠州秋葉山秋葉山本宮秋葉神社と越後栃尾秋葉山の秋葉三尺坊大権現[2]の二大霊山を起源とする)である。一般に秋葉大権現信仰は徳川綱吉の治世以降に全国に広まったとされているが、実際には各地の古くからの神仏信仰火災・火除けに関する伝説と同化してしまうことが多く、その起源が定かであるものは少ない。

祠の場合は火伏せの神でもあるため、燃えにくい石造りの祠などが見かけられる。小さな祠であることが多く、一つの町内に何箇所も設置されている場合もある。

目次

各地の秋葉神社編集

総本社
秋葉三尺坊大権現(新潟県長岡市
※読みが特定できる神社は社名と読みを表記している。翻って言えば、表記していない神社は読みが特定できていない。
都道府県の記載順は「ISO 3166-2:JP」に準拠する。

総本社編集

静岡県浜松市天竜区春野町領家にある神社で、秋葉大権現の起源。日本二社(総本廟)秋葉大権現の「今の根元」といわれる。伝・和銅2年(709年)創建。■右列に画像あり。
  • 秋葉三尺坊大権現(あきば さんじゃく ぼだいごんげん) [2]
新潟県長岡市谷内二丁目(旧栃尾市谷内)にある神社で、日本二社(総本廟)秋葉大権現の起源。「古来の根元」といわれる。■右列に画像あり。

北海道地方編集

  • 北海道旭川市東鷹栖6線にある神社[gm 1][1]。秋葉神社がある最北地である旭川市の中でも最も北にある秋葉神社。

関東地方編集

埼玉県さいたま市西区中釘にある神社。関東総社とされている。伝・天平年間(729-749年間)創建。
東京都台東区松が谷にある神社。明治3年1870年)創建。「秋葉原」の地名の由来とされている。

中部地方編集

  • 秋葉神社(あきはじんじゃ)[5]
新潟県新潟市秋葉区の秋葉山にある神社。区名、山名の由来となっている。宝暦13年(1763年)創建[5]
岐阜県岐阜市加納柳町にある神社。同じ加納地区内に秋葉神社が3社あるため、当社は加納柳町秋葉神社ともいう。
  • 岐阜県は愛知県に次いで分布の多い地域[8]
  • 秋葉神社(あきはじんじゃ)[9]
静岡県浜松市中区三組町にある神社。対外的には自ら「浜松秋葉神社」とも名乗っている[9]永禄13年(1570年)創建[9]

近畿地方編集

京都府京都市北区上賀茂深泥池町[gm 2](かつての京都府愛宕郡上賀茂村の東端。江戸時代における山城国愛宕郡上加茂村近傍)にある神社。祭神すぐきの神でもある。
  • ほか、京都府に多数あり。

四国地方編集

九州地方編集

沖縄地方編集

脚注編集

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注釈編集

Googleマップ
  1. ^ 旭川市東鷹栖 秋葉神社(地図 - Google マップ) ※該当施設は赤色でスポット表示される。
  2. ^ 深泥池 秋葉神社(地図 - Google マップ) ※該当施設は拡大していって初めて青色系でスポット表示される。文字表記は「秋葉神社(すぐきの神様)」
  3. ^ 北大東島 秋葉神社(地図 - Google マップ) ※該当施設は赤色でスポット表示される。
  4. ^ 南大東島 秋葉神社(地図 - Google マップ) ※該当施設は赤色でスポット表示される。

出典編集

  1. ^ a b c 米家泰作 (2017年12月). “秋葉信仰の広がり --秋葉神社の分布に着目して-- (PDF)”. 京都大学学術情報リポジトリ 紅(公式ウェブサイト). 京都大学. pp. 155-157. 2019年7月29日閲覧。 “『全国神社名鑑』は,全国の秋葉神社のうち,多く見積もっても30%程度を収録するにとどまっていたことがわかる。ただし『全国神社名鑑』記載社のうちには,刊行後に住所表記が変わったために,すぐには位置が同定できなかった神社が10社あり,それを除く1,129社を図1に示した。図1・表1から,まずは全国的な分布について見れば,『全国神社名鑑』で1社のみの北海道や,0社の和歌山鳥取島根宮崎鹿児島沖縄県にも秋葉神社の分布がみられ,全国に信仰が広がっていることが窺える。特に,旭川市を最北例とする北海道や,大東島にみられる沖縄県は,近代以降の広がりを反映したものと推測される。また,和歌山・鳥取・島根・宮崎・鹿児島県では,『全国神社名鑑』掲載社が皆無であるにもかかわらず,比較的多くの秋葉神社がみられる。宗教法人のみを掲載する『全国神社名鑑』は,秋葉信仰を体現する神社の組織化の進展を反映しているのかもしれないが,秋葉信仰そのものの広がりを必ずしも反映していない場合があることに,注意する必要があろう。”
  2. ^ a b 石田哲彌. “秋葉神社と秋葉三尺坊”. 公式ウェブサイト. 一般社団法人 栃尾観光協会. 2019年7月29日閲覧。
  3. ^ 関東総社 秋葉神社”. 公式ウェブサイト. 秋葉神社. 2019年7月29日閲覧。※読みの根拠は URL。
  4. ^ 秋葉神社”. 八百万の神(ウェブサイト). 2019年7月29日閲覧。
  5. ^ a b 秋葉神社”. 公式ウェブサイト. 秋葉神社あきはじんじゃ. 2019年7月29日閲覧。
  6. ^ 長野市 都市政策課 (2017年3月29日更新). “紅葉と秋葉神社”. 公式ウェブサイト. 長野市. 2019年7月29日閲覧。
  7. ^ 秋葉神社”. 八百万の神(ウェブサイト). 2019年7月29日閲覧。
  8. ^ a b 米家泰作 (2017年12月). “秋葉信仰の広がり --秋葉神社の分布に着目して-- (PDF)”. 京都大学学術情報リポジトリ 紅(公式ウェブサイト). 京都大学. p. 157. 2019年7月29日閲覧。
  9. ^ a b c 秋葉神社”. ようこそ! 秋葉神社(公式ウェブサイト). 秋葉神社. 2019年7月29日閲覧。※読みの根拠は URL。
  10. ^ 皇學館大学神道学科. “秋葉神社あきはじんじゃ”. 神社ネット. 秋葉神社. 2019年7月29日閲覧。
  11. ^ a b c 秋葉神社(あきばじんじゃ)”. 北大東島観光ナビ(公式ウェブサイト). 北大東島. 2019年7月30日閲覧。
  12. ^ 秋葉神社/秋葉山/忠魂碑”. ウェブサイト. 沖縄離島ドットコム. 2019年7月30日閲覧。
  13. ^ 個人 (2018年10月8日). “Akiba Shrine”. 公式ウェブサイト. トリップアドバイザー. 2019年7月30日閲覧。

関連項目編集

  • 愛宕神社 - 同様に火伏せの神とされる。
  • 牛ほめ - 古典落語。与太郎の台詞にいう「秋葉様のお札」とは秋葉神社のお札のこと。
  • 秋葉原神社 - 松本明重を初代教主とする平安教団(世界救世教の分派)の別宮で、秋葉神社とは無関係。

外部リンク編集