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科学アドベンチャーシリーズ(かがくアドベンチャーシリーズ)は、5pb.MAGES.)よりリリースされているアドベンチャーゲームのシリーズ。

科学アドベンチャーシリーズ
ジャンル SFアドベンチャー
開発元 5pb.Games Division5
発売元 5pb.Games
ニトロプラス
主な製作者 志倉千代丸
1作目 CHAOS;HEAD
(2008年4月25日)
最新作 ROBOTICS;NOTES DaSH
(2019年1月31日)
公式サイト 科学アドベンチャーポータル
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コンセプトは「99%の科学と1%のファンタジー」[1]

目次

概要編集

5pb.MAGES.)とニトロプラスのコラボレーション企画。MAGES.代表取締役社長の志倉千代丸が企画・原作を手掛ける。

第1作『CHAOS;HEAD NOAH』は「妄想科学アドベンチャー」とされるが、これは「妄想を科学的に突き詰めていくアドベンチャーゲーム」という意味であり、この時点ではシリーズ化の構想はなかった。しかし、第2作『STEINS;GATE』の制作が決まったとき、内容に妄想が絡まないため、新たに「想定科学アドベンチャー」という呼称が作られ、結果的に「科学アドベンチャーゲーム」というシリーズ名も決まった[2]

物語の中に出てくる事象の表現は、科学的根拠に基づいたリアリティのあるものを目指している[3]

美少女キャラクターが多数登場する作品でありながら、恋愛要素を最大のセールスポイントとはしないことが特徴である。参考としているのは1980年代のPCアドベンチャーゲームであり、それを美少女ゲームに慣れたユーザー層向けにアレンジを加える方向性で制作している[3]

選択肢ではなく、作品ごとに設定された「トリガー」によって物語が分岐するのも特徴の1つである。1980年代のPCゲームそのままのキーボードによるコマンド入力方式ではユーザー受けしないため、ストーリー展開を妨げないギリギリの範囲でゲーム性を盛り込んだ結果としてトリガーシステムが考案された[3]

発売されている作品全てがテレビアニメ化されており、特に第3作『ROBOTICS;NOTES』はゲームと平行してアニメが制作されている[4]。志倉千代丸は、科学アドベンチャーシリーズに限らずテキストアドベンチャーゲームというジャンルそのものがアニメと親和性が高いと述べている。なぜなら、アクションゲームのように双方向性や自由度が高いジャンルに比べ、アドベンチャーゲームは制作者の意図したとおりに物語を進行させられるという点でアニメに近いからである[5]。アドベンチャーゲームだけで十分な収益を上げられる時代ではないので各作品のマルチメディア展開は当初から想定しており、最初のメディアをゲームにこだわる理由も無く、シリーズ新作が小説やテレビアニメから開始する可能性もあるという[4]

従来までの「テキスト形式のアドベンチャーゲーム」を進化させるためProduction I.G原作・制作の『やるドラ』シリーズのようにアニメーションを大々的に取り入れる案を検討。テレビアニメから素材流用する形で『ROBOTICS;NOTES ELITE』『STEINS;GATE ELITE』を制作した[6]

志倉は、自身が企画原案を務めた他のゲーム『Que 〜エンシェントリーフの妖精〜』や『アイテムゲッター 〜僕らの科学と魔法の関係〜』も、広義では科学アドベンチャーシリーズと言えるとしている[7]。また、同じく志倉が原案を務め、類似したテーマを持つ『OCCULTIC;NINE』や『ANONYMOUS;CODE』は、当初ユーザーへの敷居の高さを出さない為に科学アドベンチャーシリーズとは定義付けされてはいなかったが[8]、後に科学アドベンチャーシリーズとして扱うことに変更された[9]

2014年4月1日には円谷プロダクションとの協力による『SPECIUM;BOYS』が発表されたが、これはエイプリルフールであり、その後改めて本当の新企画『スペシウム少年』が発表された。

作品一覧編集

CHAOS;HEAD編集

シリーズ第1作。公式ジャンル名は妄想科学ノベル妄想科学アドベンチャー

タイトル ジャンル 発売日 機種
本編 CHAOS;HEAD 妄想科学NVL 2008年4月25日 Win
CHAOS;HEAD NOAH 妄想科学ADV 2009年2月26日 Xbox 360
2010年6月24日 PSP
2010年11月18日 iOS
2012年1月24日 Android
2012年11月22日 PS3
2014年8月21日 PS Vita
スピンオフ CHAOS;HEAD らぶChu☆chu! 妄想爆裂ADV 2010年3月25日 Xbox 360
2011年1月27日 PSP
2012年11月22日 PS3
2014年8月21日 PS Vita

STEINS;GATE編集

シリーズ第2作。公式ジャンル名は想定科学アドベンチャー

タイトル ジャンル 発売日 機種
本編 STEINS;GATE 想定科学ADV 2009年10月15日 Xbox 360
2010年8月26日 Win
2011年6月23日 PSP
2011年8月25日 iOS
2012年5月24日 PS3
2013年3月14日 PS Vita
2013年6月27日 Android
2015年12月10日 PS4[注釈 1]
2016年9月9日 Steam
STEINS;GATE ELITE 2018年9月20日 PS4・PS Vita・Switch
2019年2月20日 Steam
スピンオフ STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん 想定厨×2ADV 2011年6月16日 Xbox 360
2012年4月26日 PSP
2012年5月24日 PS3
2013年3月14日 PS Vita
2013年10月3日 iOS
2019年3月20日 Switch[注釈 2]
STEINS;GATE 変移空間のオクテット 想定コマンド入力式ADV 2011年10月28日 Win
STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム 想定多元ADV 2013年4月25日 Xbox 360・PS3
2013年11月28日 PS Vita
2014年9月25日 iOS
2018年9月20日 PS4[注釈 3]
2019年2月20日 Steam[注釈 4]
2019年3月20日 Switch[注釈 2]
ファミコレADV シュタインズゲート ファミコレADV 2018年9月20日 Switch[注釈 5]
正統続編 STEINS;GATE 0 想定科学ADV 2015年12月10日 PS3・PS4・PS Vita
2016年8月26日 Win
2017年2月22日 Xbox One[注釈 6]
2018年5月9日 Steam
2019年3月20日 Switch[注釈 2]

ROBOTICS;NOTES編集

シリーズ第3作。公式ジャンル名は拡張科学アドベンチャー

タイトル ジャンル 発売日 機種
本編 ROBOTICS;NOTES 拡張科学アドベンチャー 2012年6月28日 Xbox 360・PS3
ROBOTICS;NOTES ELITE 2014年6月26日 PS Vita
2019年1月31日 PS4[注釈 7]・Switch[注釈 7]
続編 ROBOTICS;NOTES DaSH PS4・Switch

CHAOS;CHILD編集

シリーズ第4作。公式ジャンル名は妄想科学アドベンチャー

第1作『CHAOS;HEAD』の直系作品であり、6年後のストーリーが展開される。

タイトル ジャンル 発売日 機種
本編 CHAOS;CHILD 妄想科学アドベンチャー 2014年12月18日 Xbox One
2015年6月25日 PS4・PS3・PS Vita
2016年4月28日 Win
2017年2月1日 iOS
2017年5月28日 Android
2019年1月23日 Steam
スピンオフ CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!! 妄想科学アドベンチャー 2017年3月30日 PS4・PS Vita

その他の作品編集

タイトル ジャンル 発売日 機種
OCCULTIC;NINE[9] 超常科学アドベンチャー 2017年11月9日 PS4・PS Vita・Xbox One
ANONYMOUS;CODE[9] アドベンチャー 未定 Switch・PS4・PS Vita

インターネット番組編集

2017年11月23日から、ニコニコ生放送で「オトナの科学ラジオ」の配信を開始。科学アドベンチャーシリーズの紹介を中心にトークを繰り拡げる。 MCは、シュタインズゲートシリーズに出演した関智一今井麻美

2018年9月24日に配信された11回では、ロボティクスノーツ・DASHに関連して、姉妹番組「オトナの科学ラジオDaSH」の開始が発表された。MCは木村良平南條愛乃が担当する。

公式生放送のみの体制だったが、後にニコニコチャンネルを開設。公式生放送後は、会員向けの限定生放送を実施している。

関連項目編集

注釈編集

  1. ^ PS3/4/Vita『STEINS;GATE 0』初回特典ダウンロード版
  2. ^ a b c 『STEINS;GATE ダイバージェンシズ アソート』として発売され、『STEINS;GATE 0』/『比翼恋理のだーりん』/『線形拘束のフェノグラム』の3作品が収録されている。
  3. ^ PS4/Vita『STEINS;GATE ELITE』初回特典ダウンロード版
  4. ^ 単体では発売されておらず、『STEINS;GATE ELETE』とセットのBonus Content Bundleを購入する、もしくはSteamで発売している『STEINS;GATE』シリーズ全てがセットになったSTEINS;GATE SERIES BUNDLEを購入することで入手できる。
  5. ^ Switch『STEINS;GATE ELITE』初回特典ダウンロード版
  6. ^ ダウンロード版のみ
  7. ^ a b パッケージ版は『ROBOTICS;NOTES お得セット』として『ELITE』と『DaSH』がセット(2作品が1つのメディアに収録されている)で発売され、『ELITE』単体パッケージ版は発売されていない。ダウンロード版はセット販売はなく単体でのみ発売されている。

出典編集

  1. ^ 『シュタインズ・ゲート 公式資料集』p.120
  2. ^ 『シュタインズ・ゲート 公式資料集』pp.118 - 119
  3. ^ a b c 『カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーゲーム マニアックス』p.162
  4. ^ a b 『アドベンチャーゲームサイド』VOL.02、pp.43 - 44
  5. ^ 『SCIENCE ADV SERIES 5 years Jubilee』p.91
  6. ^ 志倉千代丸氏インタビュー 『シュタインズ・ゲート エリート』は“ゲーム以上でいて、アニメ以上”
  7. ^ 『カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーゲーム マニアックス』p.169
  8. ^ “『アノニマス・コード』企画・原作の志倉千代丸氏が語る同作に込められたメッセージとは……?”. ファミ通.com. (2016年6月28日). http://www.famitsu.com/news/201606/28109503.html 
  9. ^ a b c 求めるのは科学的根拠に基づいたリアリティー――志倉千代丸氏が語る『シュタインズ・ゲート』などの“科学アドベンチャー”の作りかたと未来(1/2)”. ファミ通.com. Gzブレイン (2018年9月26日). 2018年11月9日閲覧。
  10. ^ amazon.comの商品概要より。”. 2018年11月9日閲覧。

参考文献編集

外部リンク編集