秦野市

日本の神奈川県の市
秦野から転送)

秦野市(はだのし)は、神奈川県中西部に位置するである。

はだのし
秦野市
Hadano Basin from Shibusawa Hill Range 08.jpg
秦野盆地と丹沢山地
Flag of Hadano, Kanagawa.svg
秦野市旗
Hadano Kanagawa chapter.JPG
秦野市章
1958年1月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
団体コード 14211-5
法人番号 5000020142115
面積 103.76km2
総人口 166,140
推計人口、2017年5月1日)
人口密度 1,600人/km2
隣接自治体 厚木市伊勢原市平塚市
足柄上郡大井町中井町松田町山北町
愛甲郡清川村
市の木 サザンカコブシ
市の花 ナデシコアジサイ
市の鳥 ウグイス
秦野市役所
市長 古谷義幸
所在地 257-8501
神奈川県秦野市桜町一丁目3番2号
北緯35度22分29秒東経139度13分12.4秒座標: 北緯35度22分29秒 東経139度13分12.4秒
秦野市役所庁舎
外部リンク 秦野市

秦野市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村


北緯35度22分29秒東経139度13分12秒
 表示 ウィキプロジェクト

目次

地理編集

市域は、東西約13.6キロメートル、南北は約12.8キロメートル、面積は103.61平方キロメートルで、県内19市中5位の広さを持つ。丹沢の麓に位置し、市域の半分は山林である。市街地は四方を山に囲まれている。直下には秦野断層が所在する。 神奈川県の行政区域としては湘南に含まれているが、海には面していない。北部と西部に丹沢山地が連なり、東は相模平野秦野盆地に挟んでいる大根台地があり、南には大磯丘陵が横たわる盆地秦野盆地)が市の中心部である。盆地内には金目川水系の河川により複合扇状地が展開する。

1988年(昭和63年)撮影の秦野市中心部周辺の空中写真。1988年撮影の14枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

隣接している自治体編集

歴史編集

平安時代末期から鎌倉時代にかけて、平将門を討伐したことで有名な藤原秀郷の子孫・佐伯経範が1030年ごろ秦野に移り住んで波多野氏を名乗った。後に支流として、松田氏・渋沢氏・河村氏・栢山氏・大友氏・沼田氏などが出て、相模西北部にその一族の勢力を伸ばす。現在の秦野市内、足柄上郡松田町・山北町、南足柄市、小田原市の一部が相当し、波多野城は一族の居館であった。その後、鎌倉幕府御家人となり、後の戦国大名の波多野氏となった。

行政区域変遷編集

市名の由来編集

現在の市名は「はだの」であるが、古くは『和名抄』に「波多野郷」とあり、万葉仮名は清濁を区別することから「はたの」であったと考えられる。しかし、波多野郷が秦氏に由来するとして「はだの」であったとも考えられる[注釈 1]。明治以降、西部の上秦野村は「はたの」、他は「はだの」と称した。

小田急電鉄の駅名も現在は秦野駅(はのえき)だが、かつては大秦野駅(おおはのえき)だった。現在でも学校名や企業施設名などで「はたの」、"Hatano" が用いられているものがある。

人口編集

 
秦野市と全国の年齢別人口分布(2005年) 秦野市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 秦野市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
秦野市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 75,226人
1975年 103,663人
1980年 123,133人
1985年 141,803人
1990年 155,620人
1995年 164,722人
2000年 168,142人
2005年 168,317人
2010年 170,145人
2015年 167,378人
総務省統計局 国勢調査より

地域編集

町名編集

秦野市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。住居表示実施前の町名等欄で下線がある町名はその全部、それ以外はその一部である。

この一覧は未完成です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

市内の各地域編集

合併前の旧行政地域(秦野市に合併する直前の旧町村はすべて中郡に属していた。旧西秦野町の地域のみ、さらに以前の西秦野村上秦野村の界で分けられる)での区分けが一般である。中学校区にもほぼ対応する。

  • 本町地区 人口約2万2200人 旧秦野町にあたる地域。秦野盆地の経済の中心だった十日市場(現本町四つ角)を中心に発展してきた。
  • 南地区 人口約3万2000人 旧南秦野町にあたる。新興住宅地が多い。また湧水群が集中する。
  • 東地区 人口約1万6400人 旧東秦野村にあたる。農村的な景観が色濃く残っており、田原ふるさと公園がある。また大山への登山口もある。
  • 北地区 人口約1万3800人 旧北秦野村にあたる。ここも農村的な景観が色濃いが、本町地区に近い地域は工場が多く進出している。
  • 西地区 人口約4万人 旧西秦野村にあたる。渋沢丘陵やその麓の地域など。渋沢駅周辺や国道246号沿いを中心に都市化が進む。
  • 上地区 人口約2600人 旧足柄上郡上秦野村にあたる地域。地区のほとんどが農業振興地域の為都市化・インフラストラクチャー整備が進まず、他地区と比較して同じ秦野市とは思えない程のどかな風景が広がっている。
  • 大根地区 人口約4万3800人 旧大根村の真田地区(現平塚市)以外。東海大学前駅(旧大根駅)を中心に新興住宅地が広がる。鶴巻温泉もこの地区にある。人口(大部分が新住民)の割に、交通の都合(秦野盆地の外縁に位置する)で秦野市の中心部へ出にくいこと、また盆地内部の地区と比べると、歴史的なつながりが薄いこと(この地区だけは旧名に「秦野」の名が含まれていないことからもわかる)などから、秦野市内でも扱いが小さくなってしまう傾向がある。たとえば秦野市立の公共機関は他地区と比べて格段に少ない。また、秦野市議会・市長選挙などでも地区投票率は他地区よりも低い。

行政編集

行政区域の変遷(戦後)編集

歴代市長編集

1955年の市制施行以降

  • 中村新治 1955年から1957年
  • 清水虎吉 1957年から1961年
  • 加藤喜太郎 1961年から1965年
  • 加藤喜太郎 1965年から1969年
  • 栗原藤次 1969年から1973年
  • 栗原藤次 1973年から1977年
  • 栗原藤次 1977年から1981年
  • 栗原藤次 1981年3月から同年12月
  • 柏木幹雄 1982年から1986年
  • 柏木幹雄 1986年から1990年
  • 柏木幹雄 1990年から1994年
  • 二宮忠夫 1994年から1998年
  • 二宮忠夫 1998年から2002年
  • 二宮忠夫 2002年から2006年
  • 古谷義幸 2006年から2010年
  • 古谷義幸 2010年から2014年
  • 古谷義幸 2014年から現職

財政編集

一般会計決算額(平成20年度)

警察編集

環境への取組み編集

立法編集

市議会編集

  • 定数:24名
  • 任期:2015年(平成27年)9月11日~2019年(平成31年)9月10日
  • 議長:川口薫(自民党・新政クラブ、4期)
  • 副議長:横山むらさき(公明党、3期)
会派名 議席数 議員名(◎は代表)
自民党・新政クラブ 6 ◎小菅基司、今井実、川口薫、村上茂、髙橋照雄、風間正子
民政会 6 ◎和田厚行、八尋伸二、古木勝久、大野祐司、阿蘇佳一、諸星光
公明党 3 ◎野田毅、横山むらさき、山下博己
創秦クラブ 3 ◎相原學、加藤剛、谷和雄
緑水クラブ 3 ◎横溝泰世、木村眞澄、高橋文雄
日本共産党秦野市議会議員団 2 ◎露木順三、佐藤文昭
無所属 1 吉村慶一
24

神奈川県議会(秦野市選挙区)編集

  • 定数:2名
  • 任期:2015年(平成27年)4月30日~2019年(平成31年)4月29日
氏名 会派名
久保寺邦夫 自由民主党神奈川県議会議員団
神倉寛明 自由民主党神奈川県議会議員団

経済編集

平成12年国勢調査によると、産業構造は、第1次産業が2.4%、第2次産業が36.2%、第3次産業が59.9%となっている。中世以来秦野地方の経済はタバコ栽培を中心としてきたが、昭和初期にタバコ産業の工業化が開始されて以来、秦野盆地における煙草栽培は急速に衰退し、1984年に栽培は終了した。日本専売公社秦野工場も閉鎖され、その跡地にはジャスコ(現イオン)を核テナントとしたショッピングセンターが開店している。中世から昭和初頭に至るまで、秦野盆地は相陽煙草の産地として全国に知られていた。タバコ栽培は終了したが煙草の葉を模した銘菓「煙草煎餅」や例年の「秦野たばこ祭」に昔日の影が見い出される。

農林業編集

農家の戸数は1,699戸、基幹的農業従事者は1,303人、農業産出額は31億円である(2000年)。タバコ栽培は現在完全に行われておらず、落花生(丹沢茶)、カーネーションが特産となっている。塩茹で落花生は、1921年大正10年)に現在の秦野市曽屋原に軍の飛行場が建設されることとなり、10月上旬に強制的に収穫された落花生を塩水につけて茹でたところ味がよかったので広がった。

工業編集

工業製造品出荷額は5,381億円。事業所数は417、従業者数は15,617人(2000年)。戦後、市の中心部に工場の誘致を進め、日立製作所島津製作所スタンレー電気東芝などの大企業も進出している(現在は関連企業のみとなっているものもある)。

商業編集

卸売事業所数は154、従業者数は875人、販売額は285億円。小売では事業所数は1,208、従業者数は9,801人、販売額は1,503億円(2004年)。ジャスコや、各種のロードサイドショップの進出、県道の整備などによって商圏は拡大したものの、既存の商店街の経営は苦しくなっている。

姉妹都市・提携都市編集

国内編集

海外編集

教育編集

小学校編集

  • 秦野市立本町小学校
  • 秦野市立東小学校
  • 秦野市立西小学校
  • 秦野市立南小学校
  • 秦野市立北小学校
  • 秦野市立上小学校
  • 秦野市立大根小学校
  • 秦野市立鶴巻小学校
  • 秦野市立南が丘小学校
  • 秦野市立渋沢小学校
  • 秦野市立広畑小学校
  • 秦野市立末広小学校
  • 秦野市立堀川小学校

中学校編集

  • 秦野市立本町中学校
  • 秦野市立東中学校
  • 秦野市立西中学校
  • 秦野市立南中学校
  • 秦野市立北中学校

高等学校編集

特別支援学校編集

大学・短期大学編集

公民館・ホール・集会場その他の公共施設編集

  • 本町公民館
  • 渋沢公民館
  • 東公民館
  • 西公民館
  • 南公民館
  • 北公民館
  • 上公民館
  • 大根公民館
  • 鶴巻公民館
  • 南が丘公民館
  • 堀川公民館
  • ほうらい会館
  • なでしこ会館
  • 曽屋ふれあい会館
  • 青少年会館
  • 曽屋ふれあい会館
  • 青少年会館
  • 宮永岳彦記念美術館
  • 田原ふるさと公園(ふるさと伝承館)
  • 文化会館
  • 秦野市観光協会

交通編集

鉄道編集

バス編集

道路編集

高速道路・有料道路編集

一般国道編集

主要地方道編集

一般県道編集

隣接・近接市町村への連絡編集

  • 平塚市・二宮町・中井町 - 秦野駅から神奈川中央交通バス
  • 小田原市・厚木市・伊勢原市・松田町・開成町 - 市内各駅から小田急小田原線
  • 山北町・大井町 - 市内各駅から小田急小田原線で新松田駅へ。新松田駅から御殿場線
  • 清川村 - 市内各駅から小田急小田原線で本厚木駅へ。本厚木駅から神奈川中央交通バス

都道府県庁への連絡編集

市内各駅から小田急線を利用して海老名駅へ。海老名駅から相鉄線を利用して横浜駅へ。横浜駅から根岸線横浜市営地下鉄関内駅へ、あるいはみなとみらい線を利用して日本大通り駅下車。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

名所・旧跡編集

 
源実朝御首塚

レジャー編集

祭り編集

  • 白笹稲荷初午
  • 弘法山桜まつり
  • 鶴巻温泉まつり
  • 秦野丹沢まつり(春、丹沢山開き
  • 秦野市商工まつり
  • 曾屋神社曽屋神社(水神) – 例大祭、太鼓囃子、花火大会[1]
  • 秦野たばこ祭
    生産地としての歴史を記念して、9月の第4土・日に「秦野たばこ祭」が開催され、毎年30万人規模の見物客を集めているが、昨今の分煙・禁煙の風潮の中で「祭りの名前を変えるべきだ」との主張もある。ただし、実行委員会は300年の伝統・歴史を後生に残す祭りとして、その必要がないとしている。

出身の有名人編集

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ 秦氏については、肌(はだ)に馴染む機(はた)を織る技術を持つ故に「はだ」と号したという説話がある。

出典編集

関連項目編集

外部リンク編集