秩父鉄道秩父本線

日本の埼玉県羽生市と秩父市を結ぶ秩父鉄道の鉄道路線

秩父本線(ちちぶほんせん)は、埼玉県羽生市羽生駅と同県秩父市三峰口駅とを結ぶ秩父鉄道鉄道路線である。

秩父鉄道 秩父本線
Kaminagatoro-Series7800.jpg
荒川橋梁を渡る7800系電車
(2019年6月 上長瀞駅 - 親鼻駅間)
概要
起終点 起点:羽生駅
終点:三峰口駅
駅数 38駅(貨物駅含む)
運営
開業 1901年10月7日 (1901-10-07)
最終延伸 1930年3月15日
所有者 秩父鉄道
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線総延長 71.7 km (44.6 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流 1,500 V 架空電車線方式
運行速度 最高 80 km/h [1]
路線図
Chichibu Railway Linemap.svg
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寄居駅以西の三峰口方面側は山間を走る路線となるが、トンネルは全線を通して1箇所も存在しない。

路線データ編集

路線名について編集

本路線の名称は「秩父本線」だが、この名称は沿線住民には浸透しておらず、また秩父鉄道における旅客営業路線がこの1路線のみであることから、本路線は「秩父線」あるいは「秩父鉄道」「秩鉄(ちちてつ)」と呼ばれ親しまれている。

このことから秩父鉄道としても、利用者向けには「秩父本線」に相当する部分を「秩父鉄道」[注釈 1]や「秩父線」[注釈 2]と案内している。接続する東日本旅客鉄道(JR東日本)や東武鉄道西武鉄道などでも、「秩父鉄道」または「秩父線」あるいは「秩父鉄道線」[注釈 3]と案内される。なお、今でも一部の自社発行の記念切符や看板等に「秩父電鉄」の表記が見られる。

運行形態編集

停車場・施設・接続路線
   
↑↓東武伊勢崎線
   
0.0 羽生駅
   
1.2 西羽生駅
 
2.6 新郷駅
 
4.8 武州荒木駅
 
7.3 東行田駅
 
8.3 行田市駅
 
10.1 持田駅
 
11.6 ソシオ流通センター駅
       
JR東:上越北陸新幹線→
         
JR東:高崎線
       
14.9 熊谷駅
         
         
       
秩父鉄道・高崎線連絡
       
渡り線(使用停止)
   
 
 
 
 
15.8 上熊谷駅
       
←JR東:高崎線
     
←東武:熊谷線
   
17.0 石原駅
     
←JR東:上越・北陸新幹線
 
18.5 ひろせ野鳥の森駅
 
19.0 広瀬川原駅(貨)
 
20.3 大麻生駅
 
22.9 明戸駅
   
←秩父鉄道:三ヶ尻線貨物線
 
24.8 武川駅
 
27.1 永田駅
 
28.2 ふかや花園駅
 
関越自動車道
 
30.5 小前田駅
 
31.9 桜沢駅
     
←JR東:八高線 / 東武:東上本線
     
33.8 寄居駅
     
     
八高線
 
37.7 波久礼駅
 
42.1 樋口駅
 
44.7 野上駅
 
46.5 長瀞駅
   
   
47.6 上長瀞駅
     
荒川駅(貨) 1926年廃止
 
荒川橋梁 荒川
 
49.2 親鼻駅
 
50.8 皆野駅
 
53.4 和銅黒谷駅
 
横瀬川
 
55.5 武州原谷駅(貨)
 
56.6 大野原駅
 
59.0 秩父駅
 
 
 
 
59.7 御花畑駅
 
 
 
 
西武秩父駅
   
   
   
西武西武秩父線
 
62.4
*0.0
影森駅
   
秩父太平洋セメント三輪鉱業所
   
-
*1.4
武甲駅(貨) 1984年廃止
 
63.8 浦山口駅
 
浦山川橋梁 浦山川
 
66.2 武州中川駅
 
安谷川橋梁 安谷川
 
67.7 武州日野駅
 
押手沢橋梁
 
70.4 白久駅
 
71.7 三峰口駅
 

旅客輸送編集

秩父地方という一大観光・行楽地を抱えるため、ローカル輸送のほか観光輸送の比重も高い。普通列車に加え、急行秩父路」や蒸気機関車牽引列車(SL列車)「SLパレオエクスプレス」が運転されている。全線通し運転の列車のほか、熊谷駅影森駅始発終着駅とする列車も多く運転されている。

秩父夜祭熊谷うちわ祭熊谷花火大会など沿線のイベント開催時には、急行・普通列車問わず臨時列車を多数運転し、輸送力を確保している。なお、秩父夜祭開催中の12月3日19時頃から22時頃にかけては、笠鉾・屋台の横断のために御花畑駅付近の踏切架線が外されるため[注釈 4]、秩父駅 - 影森駅間は運休となり、両駅から折り返し運転が行われる。

ダイヤ改正の実施頻度はJR線や他の私鉄線のように毎年ではなく、数年に一度くらいである。

SLパレオエクスプレス編集

熊谷駅 - 三峰口駅間で1日1往復運転される蒸気機関車 (SL) C58 363牽引の観光列車。1988年3月より運行を開始した。土休日の運転が中心であるが、土休日でも運転しない日がある。学校の長期休暇中や秋の行楽シーズンなどには、平日にも運転する日がある。SLの乗車には、普通乗車券のほか、「SL指定席券」が必要である。2019年までは指定席1両、自由席3両の設定だったが、2021年からは全車指定席で運行されている。

2020年度は、蒸気機関車C58 363の全般検査のため運休していた[3]が、2021年2月13日に運転を再開した[4]

 
C58 363牽引「パレオエクスプレス」

急行編集

秩父路」の愛称がある。一部の区間を除いて急行券が必要で、朝夕を中心に運転しており、速達サービスを提供している。使用車両は原則的に6000系だが、検査時には通勤形電車も使用されることがある。通勤形電車使用時には急行券は収受しない。基本的にはワンマン運転を実施しているが、秩父夜祭号などイベント開催時は車掌が乗務することがある。種別表示はワンマン運転時は「ワンマン」、車掌乗務時は「急行」である。

平日・土休日とも4往復が運転され、熊谷駅 - 影森駅間の列車が中心だが、土休日の下り2本のみ三峰口駅まで運転される。2021年3月13日のダイヤ改正をもって、羽生駅 - 熊谷駅間の設定がなくなった。

普通編集

羽生駅 - 影森駅間では毎時1 - 2本程度、影森駅 - 三峰口駅間では毎時1本程度の運行である。熊谷駅および影森駅を境に運行本数が異なり、区間運転列車も複数設定されている系統が分断されている。車両は、3両編成の列車は5000系7000系7500系が区別なく使用され、2両編成の列車は7800系が使用される。

また、西武鉄道からの直通列車も全て普通列車である。こちらは4両編成となっている。

全ての駅が有人駅で自動券売機が設置されており、運賃を駅で収受するため、一部列車を除き都市型ワンマン運転を行っている。現在在籍している電車の運転台両側には客用ドアの開閉スイッチ、マスコンハンドルとブレーキハンドルの間に自動放送装置の操作盤が設置されており、運転士が座ったまま諸々の作業ができるようになっているが、進行右側の開閉スイッチについては安全面から使用されず[注釈 5]、既設の車掌スイッチで開閉している。ただし、西武鉄道からの直通列車(後述)には車掌が乗務するほか、荷物輸送などを行う際にも車掌が乗務する。種別表示はワンマン運転時は「ワンマン」、秩父鉄道の車両で車掌が乗務している列車と西武鉄道からの直通列車は「各停」である。2008年5月までの西武鉄道からの直通列車は「普通」を表示していた。

過去の種別編集

かつては準急も存在したが、現在は廃止されている。1985年3月改正までは平日の通勤時間帯に設定され、朝は影森駅始発の熊谷駅行き、夕方は熊谷駅始発の三峰口駅行きだった。途中停車駅は石原・武川・寄居・野上(急行停車駅の長瀞は通過)・皆野・大野原から三峰口までの各駅。1990年代に再設定されたときの運転区間は熊谷駅 - 三峰口駅間、途中停車駅は石原・武川・小前田・寄居・野上・長瀞・皆野・大野原から三峰口までの各駅で、原則として2000系で運転されていた。

他社線との直通運転編集

土休日のみ西武鉄道池袋線西武秩父線)からの直通列車もあり、飯能駅から長瀞駅三峰口駅まで休日2往復がそれぞれ運転される。平日の運行は2021年3月13日のダイヤ改正をもって設定されなくなった。2020年3月8日まで休日の2往復は池袋駅発着で、西武線内で下りは快速急行、上りは急行として運転されていた。また、2007年3月5日まで長瀞発着列車はこれより先の寄居駅まで運転されていた。なお、秩父夜祭当日は直通列車は西武秩父駅発着になる。

また、過去には東武鉄道東上線伊勢崎線〈臨時のみ〉)や国鉄JR東日本高崎線八高線)からの直通列車も定期または不定期で運行されていた。かつての列車名として、以下のようなものがある。

  • 東武東上線
    • 「みつみね」「ちちぶ」「銀盤」(共に、池袋駅 - 寄居駅 - 三峰口駅)
    • 「ながとろ」(池袋駅 - 寄居駅 - 上長瀞駅、一部列車は隣駅の親鼻駅まで運行されていた)
    • 「フライング東上」(池袋駅 - 寄居駅 - 長瀞駅)
  • 高崎線
    • 「ちちぶ」「くもとり」「みつみね」「秩父夜祭り」(共に、上野駅 - 熊谷駅 - 三峰口駅)
    • 「ながとろ」「秩父路」(上野駅 - 熊谷駅 - 上長瀞駅)
    • 「いも掘り」(上野駅 - 熊谷駅 - 武州中川駅
  • 八高線
    • 「八高秩父路」(高崎駅 - 寄居駅 - 上長瀞駅)

東武東上線からの直通列車は1992年4月1日に「みつみね」「ながとろ」を最後に廃止された。また、国鉄より引き継いだJR東日本の高崎線からの乗り入れも同日に行われる秩父夜祭輸送を主眼とした2001年12月3日運転の「秩父夜祭り」が最後になっている。

なお、直通運転が途絶えた後もJR東日本や東武鉄道との関係がなくなったわけではなく、「パレオエクスプレス」用蒸気機関車の管理をJR東日本で行っていたり、後述の通り羽生駅(東武伊勢崎線との接続駅) - 寄居駅(東武東上線との接続駅)間を東武鉄道の回送列車が走ったりするなどの関係がある。

JR東日本小山車両センター所属のE231系は、旧世代の115系211系入線実績から、行き先表示器に「三峰口」などの秩父鉄道の駅が設定されていたが、乗り入れ実績がないまま、湘南新宿ラインの設定に伴い使用行き先パターンが増えた際に入れ替えに削除された。

貨物輸送編集

貨物輸送は製品であるセメント輸送が全廃されるなど長期低落傾向にはあるものの、秩父市にある武甲山や、群馬県多野郡神流町にある叶山で産出される良質な石灰石を運ぶための貨物輸送が続けられている。またセメント焼成燃料や焼却灰の搬入もあり、現在でもその取扱高は日本の私鉄の中で上位に位置する。

1970年代までは秩父鉄道の鉄道収入のうち6 - 7割が貨物輸送を占め、黒字を計上していたが、1980年代以降セメント需要の減少や、貨物列車の乗り入れ先であった東武鉄道貨物ヤード業平橋下板橋[注釈 6]が1986年10月に貨物の取り扱いを廃止したため、トラック輸送に切り替えられたことで赤字を計上した。

貨物列車はかつて、三ヶ尻線を経て熊谷貨物ターミナル駅に乗り入れ、日本貨物鉄道(JR貨物)によって、秩父鉄道外へと通じていたが、2020年9月末をもって運行を終了し、同年12月31日付で同線の三ヶ尻駅 - 熊谷貨物ターミナル駅間が廃止されたことにより、貨物列車が社外と連絡することはなくなった。

鉱石列車は影森駅 - 武州原谷駅 - 三ヶ尻駅間で設定されており、ヲキ・ヲキフ100形20両編成による列車単位は1000t(うち貨物700t)に及ぶ。ダイヤ上は影森駅まで設定されているが、三輪・叶山両鉱山の生産状況により末端部の運行ダイヤが日によって調整されるため、午後の列車は武州原谷駅で折り返すことが多い。また、熊谷貨物ターミナル - 武川駅 - 武州原谷駅間で燃料となる石炭や原料に加える焼却灰の輸送があったが、三ヶ尻の工場へ輸送するのであっても列車は武川駅で折り返す。以上の取扱貨物の違いにより、JR貨物との連絡運輸区間は武州原谷駅までとなっていた。

そのほか、東武鉄道の本線東上線の車両の転配時や検査時などに寄居駅 - 羽生駅間で車両回送が頻繁に行われている。この車両回送は、以前は主に秩父線仕様のATSを搭載した東武鉄道の8000系電車の牽引で行われ、回送ながらも秩父鉄道最長の10両編成での運転が見られていたが、2011年頃から秩父鉄道の電気機関車で牽引することも多くなっている[5]。また、東武鉄道の新車搬入も現在は全て熊谷貨物ターミナルから三ヶ尻線・秩父本線経由で行われており、こちらは以前より電気機関車牽引となる。東上線へは寄居まで単機牽引、東武本線へは羽生駅までプッシュプルで輸送する。2017年 - 2020年には東武線と直通している東京メトロ日比谷線13000系電車の輸送も行われた。

使用機関車はデキ100形デキ300形デキ500形の共通運用で、これらの形式による区別は一切なされていない。

利用状況編集

埼玉北部・秩父地域において、重要な役割を果たす路線であるが、下記の通り、鉄道事業単体としては赤字で厳しい状況が続いている。このことから、埼玉県及び沿線市町より安全対策や利用促進など直接的な支援が行われている[6]

輸送実績編集

秩父本線の輸送実績を下表に記す。貨物輸送量は中小私鉄としては多いほうだが、最近は減少している。

表中、輸送人員の単位は万人。輸送人員は年度での値。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

なお、根拠資料における「秩父鉄道」の輸送実績であり、旅客輸送に関しては秩父本線の数値と一致する(輸送密度も秩父本線の営業キロで除されている)が、貨物輸送に関しては三ヶ尻線内完結のものが含まれていると考えられる。

年度別輸送実績
年 度 輸送実績(乗車人員):万人/年度 輸送密度
人/1日
貨物輸送量
万t/年度
特記事項
通勤定期 通学定期 通勤通学
定期計
定期外 合計
1970年(昭和45年)     1417.8 584.5 2002.3      
1971年(昭和46年)                
1972年(昭和47年)                
1973年(昭和48年)                
1974年(昭和49年)                
1975年(昭和50年) 644.5 533.0 1177.5 528.7 1706.2 8,861 714.5  
1976年(昭和51年) 585.6 521.0 1106.6 476.2 1582.8 8,074 733.6  
1977年(昭和52年) 541.4 499.6 1041.0 480.7 1521.7 7,975 742.9  
1978年(昭和53年) 522.5 475.2 997.7 452.0 1449.7 7,679 804.8  
1979年(昭和54年) 506.5 439.5 946.0 447.3 1393.3 7,399 874.1 三ヶ尻線開業、羽生 - 武川間貨物営業廃止
1980年(昭和55年) 504.2 424.2 928.4 441.8 1370.2 7,350 849.8  
1981年(昭和56年) 486.2 419.4 905.6 420.4 1326.0 7,074 825.5 西羽生駅開業
1982年(昭和57年) 466.4 398.7 865.1 411.3 1276.4 6,836 786.5  
1983年(昭和58年) 448.5 404.8 853.3 410.9 1264.2 6,834 712.7 武甲線 影森駅 - 武甲駅間廃止
1984年(昭和59年) 424.7 412.2 836.9 393.2 1230.1 6,729 682.3 明戸駅開業
1985年(昭和60年) 411.2 428.9 840.1 389.9 1230.0 6,672 618.2  
1986年(昭和61年) 390.4 439.5 829.9 383.8 1213.7 6,565 572.1  
1987年(昭和62年) 372.3 453.6 825.9 380.8 1206.7 6,520 561.7  
1988年(昭和63年) 370.2 475.7 845.9 393.3 1239.2 6,763 596.2  
1989年(平成元年) 353.2 484.3 837.5 404.8 1242.3 6,715 680.5 桜沢駅開業
1990年(平成2年) 352.2 506.2 858.4 420.1 1278.5 6,891 667.3  
1991年(平成3年) 353.2 514.2 867.4 421.8 1289.2 6,892 662.3  
1992年(平成4年) 339.9 505.2 845.1 391.3 1236.4 6,687 557.8  
1993年(平成5年) 329.7 492.9 822.6 384.8 1207.4 6,579 518.1  
1994年(平成6年) 318.8 478.7 797.5 376.8 1174.3 6,444 539.7  
1995年(平成7年) 301.3 465.8 767.1 370.2 1137.3 6,263 483.5  
1996年(平成8年) 299.2 448.5 747.7 363.2 1110.9 6,179 478.1  
1997年(平成9年) 283.7 417.9 701.6 335.8 1037.4 5,792 377.3  
1998年(平成10年) 278.0 408.0 686.0 313.9 999.9 5,592 299.4  
1999年(平成11年) 263.1 392.9 656.0 309.3 965.3 5,371 320.0  
2000年(平成12年) 255.2 381.4 636.6 303.6 940.2 5,261 305.2  
2001年(平成13年) 247.4 371.2 618.6 300.0 918.6 5,166 302.1  
2002年(平成14年) 238.0 357.0 595.0 294.9 889.9 5,052 306.4 ひろせ野鳥の森駅開業
2003年(平成15年) 236.1 348.2 584.3 289.3 873.6 4,929 280.8  
2004年(平成16年) 230.1 337.6 567.7 285.1 852.8 4,866 268.9  
2005年(平成17年) 231.9 328.5 560.4 294.7 855.1 4,889 270.5  
2006年(平成18年) 234.9 325.6 560.5 295.8 856.3 4,908 251.3  
2007年(平成19年)     555.0 297.1 852.1 4,995 229.5  
2008年(平成20年)         863.3   204.3  
2009年(平成21年)         839.4   170.6  
2010年(平成22年)         818.9   185.9  
2011年(平成23年)         807.1   218.2  
2012年(平成24年) 241.3 308.0 549.3 264.7 814.0   204.8  
2013年(平成25年) 237.4 306.0 543.4 275.6 819.0   221.6  
2014年(平成26年)
2015年(平成27年)
2016年(平成28年) 4,596

営業成績編集

秩父本線の営業成績を下表に記す。貨物運輸収入の割合が高いが、減少が著しい。これに比べれば旅客運賃収入の変動は少ない。収入総合計額については増加した時期もあったが、最近では減少している。

表中、収入の単位は千円。数値は年度での値。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

なお、根拠資料における「秩父鉄道」の営業成績であり、三ヶ尻線分が含まれていると考えられる。

年度別営業成績
年 度 旅客運賃収入:千円/年度 貨物運輸
収入
千円/年度
運輸雑収
千円/年度
営業収益
千円/年度
営業経費
千円/年度
営業損益
千円/年度
営業
係数
通勤定期 通学定期 通勤通学
定期計
定期外 手小荷物 合計
1975年(昭和50年)     429,387 732,534 19,131 1,181,051 1,646,850 190,435 3,018,336 3,432,274 △413,938 113.7
1976年(昭和51年)     544,970 880,736 15,329 1,441,035 2,003,254 260,686 3,704,975      
1977年(昭和52年)     552,656 887,945 14,072 1,454,673 2,583,767 246,019 4,284,459      
1978年(昭和53年)     670,779 1,022,694 11,760 1,705,233 2,957,065 223,252 4,885,550      
1979年(昭和54年)     697,386 1,010,718 10,255 1,718,359 3,382,960 238,754 5,340,073      
1980年(昭和55年)     691,946 1,001,750 9,038 1,702,734 3,644,153 245,221 5,592,108      
1981年(昭和56年)     767,289 1,088,025 6,883 1,862,197 4,062,249 246,647 6,171,093      
1982年(昭和57年)     766,281 1,061,700 4,699 1,832,680 4,096,841 263,451 6,192,972      
1983年(昭和58年)     812,502 1,150,535 2,763 1,965,800 3,672,642 233,803 5,872,245      
1984年(昭和59年)     850,902 1,160,850 0 2,011,752 3,606,579 220,211 5,838,542      
1985年(昭和60年)     879,737 1,197,719 0 2,077,456 3,633,406 225,716 5,936,578 6,276,333 △339,755 105.7
1986年(昭和61年)     927,061 1,248,414 0 2,175,475 3,430,716 224,262 5,830,453      
1987年(昭和62年) 595,251 319,802 915,053 1,249,200 0 2,164,253 3,372,746 230,858 5,767,857      
1988年(昭和63年) 588,244 338,497 926,741 1,307,152 0 2,233,893 3,495,094 340,730 6,069,717      
1989年(平成元年) 554,032 346,675 900,707 1,345,652 0 2,246,359 3,951,228 251,416 6,449,003      
1990年(平成2年) 553,119 363,195 916,314 1,398,158 0 2,314,472 3,854,566 255,606 6,424,644      
1991年(平成3年) 569,492 378,125 947,617 1,449,065 0 2,396,682 3,881,496 332,449 6,610,627      
1992年(平成4年) 602,944 417,625 1,020,569 1,506,684 0 2,527,253 3,342,256 285,821 6,155,330      
1993年(平成5年) 586,708 410,761 997,469 1,483,360 0 2,480,829 3,087,052 278,033 5,845,914      
1994年(平成6年) 570,067 401,076 971,143 1,459,474 0 2,430,617 3,185,439 296,091 5,912,147      
1995年(平成7年) 540,138 395,742 935,880 1,418,170 0 2,354,050 2,900,009 298,939 5,552,998 6,626,958 △1,073,960 119.3
1996年(平成8年) 554,685 394,215 948,900 1,462,661 0 2,411,561 2,859,337 302,573 5,573,471 6,251,056 △677,585 112.2
1997年(平成9年) 577,109 409,936 987,045 1,462,773 0 2,449,818 2,293,100 219,900 4,962,818 5,940,671 △977,853 119.7
1998年(平成10年) 570,602 400,233 970,835 1,371,486 0 2,342,321 1,823,360 198,766 4,364,447 5,444,790 △1,080,343 124.8
1999年(平成11年) 537,084 382,805 919,889 1,353,908 0 2,273,797 1,874,096 263,156 4,411,049 4,847,697 △436,648 109.9
2000年(平成12年) 520,272 372,327 892,599 1,330,048 0 2,222,647 1,757,607 215,000 4,195,254 4,426,566 △231,312 105.5
2001年(平成13年) 502,538 364,386 866,924 1,330,868 0 2,197,792 1,743,605 241,380 4,182,777 4,295,086 △112,309 102.7
2002年(平成14年) 484,863 353,148 838,011 1,308,513 0 2,146,524 1,779,660 225,805 4,151,989 4,161,004 △9,015 100.2
2003年(平成15年) 480,620 343,084 823,704 1,278,334 0 2,102,038 1,631,317 225,760 3,959,115 3,958,117 998 100.0
2004年(平成16年) 468,030 333,601 801,631 1,258,065 0 2,059,696 1,560,544 232,869 3,853,109 3,832,242 20,867 99.5
2005年(平成17年) 468,178 324,409 792,587 1,274,881 0 2,067,468 1,578,515 256,966 3,902,949 3,873,589 29,360 99.2
2006年(平成18年) 473,507 323,419 796,926 1,276,591 0 2,073,516 1,506,456 278,552 3,858,525 3,810,778 47,747 98.8
2007年(平成19年)     797,479 1,279,564 0 2,077,043 1,373,683 265,176 3,715,903 3,789,416 △73,513 102.0
2008年(平成20年)                        
2009年(平成21年)                        
2010年(平成22年)                        
2011年(平成23年)                        
2012年(平成24年) 478,178 307,537 785,715 1,105,451 0 1,891,166 1,216,907 244,809 3,352,882      
2013年(平成25年) 468,541 304,371 772,912 1,146,560 0 1,919,472 1,316,296 268,771 3,504,539      

駅別乗車人員編集

埼玉県統計年鑑』より算出。単位:人。

順位 2019年度
駅名 一日平均
乗車人員
1 熊谷駅 5,597
2 羽生駅 2,443
3 寄居駅 1,318
4 御花畑駅 1,285
5 東行田駅 1,176
6 行田市駅 831
7 長瀞駅 663
8 ひろせ野鳥の森駅 579
9 秩父駅 558
10 大野原駅 549
11 皆野駅 529
12 小前田駅 512
13 石原駅 500
14 武川駅 471
15 桜沢駅 460
16 持田駅 446
17 上熊谷駅 336
18 ソシオ流通センター駅 307
19 野上駅 300
20 影森駅 232
21 和銅黒谷駅 218
22 永田駅 208
23 親鼻駅 191
24 三峰口駅 186
25 武州荒木駅 173
26 西羽生駅 147
27 明戸駅 145
28 新郷駅 143
29 上長瀞駅 131
30 武州中川駅 117
31 樋口駅 111
31 大麻生駅 111
33 波久礼駅 103
34 武州日野駅 94
35 浦山口駅 83
36 ふかや花園駅 81
37 白久駅 54

使用車両編集

自社所有車両編集

2021年時点で、電車が19編成53両、電気機関車13両、客車が1編成4両、蒸気機関車1両、貨車6両の計77両が在籍している。

電車編集

電車は、1992年(平成4年)に300系が運行終了してからは他社から譲渡された車両のみで運用されている。また2014年(平成26年)3月23日をもって、1000系電車(旧国鉄101系電車)が営業運転から離脱したため、同年4月時点で、運行する自社所有の旅客用電車は全て冷房付き車両となっている[注釈 7]

線内普通列車
線内急行列車

電気機関車編集

貨物列車牽引、また客車列車牽引・補機として運用されている。

蒸気機関車編集

「パレオエクスプレス」牽引用として1988年に導入。

客車編集

「パレオエクスプレス」その他イベント列車に運用。

貨車編集

他社所有車両編集

太平洋セメント
西武鉄道

歴史編集

熊谷駅 - 秩父駅間は前身の上武鉄道(丹荘駅 - 西武化学前駅間を営業していた上武鉄道とは別)によって開業し、秩父鉄道と改称後に秩父駅 - 三峰口駅間が延長された。羽生駅 - 熊谷駅間は北武鉄道によって開業し、秩父鉄道に合併され当線の一部となった。

  • 1901年明治34年)10月7日 上武鉄道が熊谷駅 - 寄居駅間開業[7]
  • 1903年(明治36年)
  • 1911年(明治44年)9月14日 波久礼駅 - 宝登山駅[注釈 8](現・長瀞駅) - 秩父駅(初代、後の初代・国神駅、荒川駅)間開業[10]
     
    波久礼駅 - 樋口駅間の荒川沿いの護岸上を通る列車(1913年)
     
    初代秩父駅(後の国神駅)遠景(大正初年)。右端の構造物は親鼻橋
  • 1913年大正2年)6月1日 永田駅開業。
  • 1914年(大正3年)10月27日 宝登山駅[注釈 8] - 秩父駅間開業。これまでの秩父駅を国神駅(初代)に改称のうえ、宝登山駅 - 国神駅(初代)間の旅客営業廃止[11]
  • 1916年(大正5年)
    • 1月1日 国神駅(2代、現・上長瀞駅)が開業し、貨物支線の起点を国神駅に変更。これまでの国神駅(初代)を荒川駅に改称[12]
    • 2月25日 上武鉄道が秩父鉄道に社名変更。
  • 1917年(大正6年)9月27日 秩父駅 - 影森駅間開業。
  • 1918年(大正7年)9月16日 武甲線 影森駅 - 武甲駅間開業(貨物営業のみ)[13]
  • 1921年(大正10年)4月1日 北武鉄道が羽生駅 - 行田駅(現・行田市駅)間開業[注釈 9]
  • 1922年(大正11年)
  • 1923年(大正12年)7月7日 宝登山駅を長瀞駅に改称。
  • 1925年(大正14年)11月15日 持田駅開業[16]
  • 1926年(大正15年)7月1日 貨物支線 国神駅 - 荒川駅間廃止[17]
  • 1927年(昭和2年)12月5日 鉄道免許状下付(秩父郡白川村-同郡大滝村間、大滝村大字大滝地内(鋼索))[18]
  • 1928年昭和3年)5月15日 国神駅を上長瀞駅に改称。
  • 1929年(昭和4年)12月16日 本野上駅を野上駅に改称。
  • 1930年(昭和5年)
    • 3月15日 影森駅 - 三峰口駅間開業。当初から電化。
    • 12月26日 鉄道免許失効(1927年12月5日鉄道免許、秩父郡大滝村大字大滝地内 指定ノ期限マテニ工事施工認可申請ヲ為ササルタメ)[19]
  • 1932年(昭和7年)11月20日 東行田駅開業。
  • 1933年(昭和8年)
    • 4月1日 鎌倉町駅(現・上熊谷駅)開業。
    • 7月1日 鎌倉町駅を上熊谷駅に改称。
  • 1936年(昭和11年)2月19日 鉄道免許失効(1927年12月5日鉄道免許、秩父郡白川村 - 同郡大滝村間 指定ノ期限マテニ工事施工ノ認可申請ヲセサルタメ)[20]
  • 1945年(昭和20年)
  • 1949年(昭和24年)4月3日 東武鉄道東上線からの直通運転開始。
  • 1952年(昭和27年)2月1日 全線の架線電圧を1,200 V から1,500 V に昇圧。
  • 1956年(昭和31年)2月5日 (貨)武州原谷駅開業。
  • 1966年(昭和41年)6月1日 行田駅を行田市駅に改称。
  • 1967年(昭和42年)9月 東武鉄道が池袋駅 - 東武日光駅間直通の臨時団体列車を秩父鉄道の寄居駅 - 羽生駅間を経由して運転。
  • 1979年(昭和54年)10月1日 三ヶ尻線開業に伴い、羽生駅 - 武川駅間貨物営業廃止。
  • 1981年(昭和56年)9月1日 西羽生駅開業[21]
  • 1983年(昭和58年) 東武鉄道のダイヤ改正に伴い、東武東上線との直通運転区間を小川町駅までに短縮。
  • 1984年(昭和59年)
  • 1985年(昭和60年)3月14日 明戸駅開業。同日のダイヤ改正により、羽生駅 - 寄居駅間の朝夕の通勤時間帯に普通列車22本・急行列車1本が増発。これにより、同区間の運転間隔が平均30 - 40分だったのが平均20分に短縮。
  • 1988年(昭和63年)3月15日 蒸気機関車列車「パレオエクスプレス」運転開始。
  • 1989年平成元年)
    • 4月1日 桜沢駅開業。西武鉄道西武秩父線から直通運転(飯能駅 - 三峰口駅・野上駅)開始。
    • 10月24日 東武鉄道のダイヤ改正に伴い、東武東上線との直通運転区間を池袋駅までに再延長。池袋駅から寄居駅を経由して上長瀞駅・三峰口駅まで、休日のみ4往復の特急列車を設定した[注釈 12]
  • 1992年(平成4年)4月1日 ATS使用開始。東武鉄道東上線からの直通運転中止。西武鉄道から野上駅までの直通運転を寄居駅までに延長。
  • 1993年(平成5年)5月13日 天皇皇后両陛下の埼玉県行幸啓において、長瀞駅 - 熊谷駅間でお召し列車が運転される(その後、高崎線に入り、上尾駅を経由して大宮駅まで運転)。
  • 1999年(平成11年)12月1日 ワンマン運転開始。
  • 2003年(平成15年)3月27日 ひろせ野鳥の森駅開業。
  • 2004年(平成16年)10月22日 羽生駅を橋上駅舎化。
  • 2007年(平成19年)3月6日 西武鉄道から寄居駅までの直通運転を長瀞駅までに短縮。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月8日 影森駅構内で石灰石輸送の貨物列車が脱線して横転。機関士1名が軽傷を負った。
    • 4月1日 黒谷駅を和銅黒谷駅に改称。
  • 2013年(平成25年)3月16日 ダイヤ改正。羽生駅 - 熊谷駅間の増発、急行電車の増発、初列車終列車の繰り上げ・繰り下げ、影森駅 - 三峰口駅間の区間運転等を実施。
  • 2014年(平成26年)2月15日 平成26年豪雪の影響により2月17日にかけて終日運休。秩父市内の各駅ではその後もダイヤに影響が出た。
  • 2015年(平成27年)3月21日 影森駅 - 三峰口駅間のダイヤを一部改正。
  • 2016年(平成28年)12月1日 大型ディスプレイによる旅客情報案内サイネージの運用を開始。運用開始時は9駅(羽生、熊谷、武川、寄居、長瀞、秩父、御花畑、影森、三峰口の各駅)で、平成29年度中に全駅に順次導入予定とされた。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月25日 ソシオ流通センター駅開業に伴い全線ダイヤを改正[22]。早朝夜間において一部区間で1本ずつ増発されたが、主に昼間帯で減便、夜間の急行列車1本の取りやめ(普通列車化)となっている。その他、早朝において熊谷駅での上越新幹線始発列車に接続可能なダイヤとなった。
    • 4月1日 ソシオ流通センター駅開業[23]
  • 2018年(平成30年)
  • 2020年令和2年)
    • 4月13日 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のため一部列車の計画運休を実施。急行列車及び西武線直通列車、一部普通列車の運休、一部列車の始発列車繰り下げ、最終列車繰り上げ。平日、土休日共通の臨時ダイヤでの運行となる[24]
    • 6月1日 運休していた急行列車の一部の運転再開[25]
  • 2021年(令和3年)3月13日 計画運休ダイヤを終了し、減便した新ダイヤに改正。西武線直通列車の運転を再開(土休日のみの設定となる)。
  • 2022年(令和4年)3月12日 秩父線全線にICカードを導入すると共に27駅の窓口営業終了予定[2][26]

駅一覧編集

全駅埼玉県内に所在。また、全駅が有人駅である(直営駅または業務委託駅)。ただし利用者数が少ない駅は、曜日によっては午前または午後のみの営業となる場合や終日無人となる場合があったり、利用者が多い駅であっても早朝や夜間帯、および昼間であっても駅業務の都合で駅員不在となったりすることがある[27]。2022年3月12日のPASMO導入に伴い、西羽生・新郷・武州荒木・東行田・行田市・持田・ソシオ流通センター・上熊谷・石原・ひろせ野鳥の森・大麻生・明戸・永田・小前田・桜沢・波久礼・樋口・野上・上長瀞・親鼻・皆野・和銅黒谷・大野原・浦山口・武州中川・武州日野・白久駅における窓口営業を終了し、以降は係員による見回りが行われるとしているが、これが常駐(有人駅維持)なのか主要駅等からの派遣(無人駅化)なのかは不明[26]

凡例
(貨):貨物駅
停車駅 … ●:停車、※:時期により臨時停車、▼:時期により下りのみ臨時停車
急行秩父路 … ↓:土休日の下り方向通過(上りおよび平日は設定なし)
パレオエクスプレス … △:停車、上り列車基準で後ろ1両のみドアが開かない、▲:停車、上り列車基準で後ろ2両のみドアが開かない
線路(全線単線)
◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
駅名 駅間
キロ
営業
キロ
普通 急行 秩父路 SLパレオエクスプレス 接続路線 線路 所在地
線内運行 西武線直通
羽生駅 - 0.0         東武鉄道  伊勢崎線 (TI 07) 羽生市
西羽生駅 1.2 1.2          
新郷駅 1.4 2.6          
武州荒木駅 2.2 4.8           行田市
東行田駅 2.5 7.3          
行田市駅 1.0 8.3          
持田駅 1.8 10.1          
ソシオ流通センター駅 1.5 11.6[22]           熊谷市
熊谷駅 3.3 14.9     東日本旅客鉄道  上越新幹線北陸新幹線高崎線湘南新宿ライン上野東京ライン
上熊谷駅 0.9 15.8      
石原駅 1.2 17.0      
ひろせ野鳥の森駅 1.5 18.5      
(貨)広瀬川原駅 0.5 19.0      
大麻生駅 1.3 20.3      
明戸駅 2.6 22.9       深谷市
武川駅 1.9 24.8     秩父鉄道:三ヶ尻線(貨物線)
永田駅 2.3 27.1      
ふかや花園駅 1.1 28.2      
小前田駅 2.3 30.5      
桜沢駅 1.4 31.9       大里郡
寄居町
寄居駅 1.9 33.8     東日本旅客鉄道:八高線
東武鉄道  東上本線 (TJ 39)
波久礼駅 3.9 37.7      
樋口駅 4.4 42.1       秩父郡 長瀞町
野上駅 2.6 44.7      
長瀞駅 1.8 46.5 西武秩父駅を経て西武秩父線へ直通  
上長瀞駅 1.1 47.6  
親鼻駅 1.6 49.2   皆野町
皆野駅 1.6 50.8  
和銅黒谷駅 2.6 53.4   秩父市
(貨)武州原谷駅 2.1 55.5  
大野原駅 1.1 56.6  
秩父駅 2.4 59.0  
御花畑駅 0.7 59.7 西武鉄道  西武秩父線西武秩父駅:SI36)
影森駅 2.7 62.4 西武秩父線へ直通  
浦山口駅 1.4 63.8  
武州中川駅 2.4 66.2  
武州日野駅 1.5 67.7  
白久駅 2.7 70.4  
三峰口駅 1.3 71.7  
直通路線
長瀞駅三峰口駅から西武秩父線経由で、西武池袋線 飯能駅まで直通運転を実施。

運賃編集

大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2019年10月1日改定[28][29]

キロ程 運賃(円) キロ程 運賃(円)
初乗り1 - 4km 170 33 - 35 800
5 - 6 240 36 - 38 820
7 - 8 310 39 - 41 840
9 - 10 390 42 - 44 860
11 - 12 450 45 - 47 880
13 - 14 480 48 - 50 900
15 - 16 510 51 - 53 920
17 - 18 550 54 - 56 940
19 - 20 590 57 - 59 960
21 - 22 620 60 - 62 990
23 - 24 650 63 - 65 1010
25 - 26 680 66 - 68 1030
27 - 28 710 69 - 71 1050
29 - 30 740 72 1070
31 - 32 780

乗車券編集

 
改札口に張られている案内板。
熊谷駅にて。2012年4月29日撮影)
  • 自動券売機はほとんどの駅で設置済み。有人窓口発売の乗車券や定期券類は全て手発行(定期券は需要の多い区間は既に印刷されたものを使うが、そうでない場合は昔ながらの、紙に有効期限の日付や区間等をスタンプで押して作成)される。また線内に自動改札機の設置されている駅は無く、一部有人駅の窓口では昔ながらの硬券の乗車券も発売されている。定期券等、全ての乗車券は購入時にクレジットカード金券類を使用することはできず、全て現金払いの必要がある。
  • 一日乗車券として、秩父本線が土休日やSL運転日に限り利用できる「秩父路遊々フリーきっぷ」(紙券)を大人1600円・小児800円(2021年11月時点)で発売している[30]
    • 2021年11月4日からは、小田急電鉄MaaSアプリ「EMot」を利用したデジタルチケット「秩父路遊々フリーきっぷ デジタル版」を大人1500円・小児500円で発売している[31]。紙券の「秩父路遊々フリーきっぷ」と違い、平日を含む通年で毎日購入および利用ができる。
  • PASMOSuicaICカード乗車券には、全線・全駅で対応していなかった(他社からの乗り越し精算等のICカード処理も不可)が、2022年にICカード乗車券を導入する計画を2021年1月に発表[2]。2022年1月27日に詳細が発表され、2022年3月12日よりPASMOを導入するとともに、羽生、熊谷、武川、ふかや花園、寄居、長瀞、秩父、御花畑の各駅で定期券を含むPASMOの販売を行い、これら購入可能駅と影森、三峰口駅を除く、その他27駅においては窓口を閉鎖する[26]。2022年3月12日以前においてもJR東日本・東武鉄道と改札口を共有する寄居駅では、乗換用ICカード専用簡易改札機が設置してあった。

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ パンフレット類、駅入口看板、運行情報公式Twitterアカウント名「秩父鉄道運行情報【公式】」など。
  2. ^ 熊谷駅の改札前看板、その他一部駅の入口、Twitter秩父鉄道運行情報【公式】における個別のツイート上での表記など
  3. ^ JR東日本高崎線及び上越北陸新幹線列車内の熊谷駅到着時乗換案内自動アナウンス、LED表示など。
  4. ^ 熊谷うちわ祭りにおいても、線路を屋台が横断する光景が見られるが、JR高崎線との並走区間であり、架線の取り外しはない。
  5. ^ 以前は使用されていたが、その後、粘着テープで鍵の差込部分が封印された。
  6. ^ 秩父鉄道から高崎線、八高線、東武伊勢崎線、東武東上線を経由して乗り入れていた。
  7. ^ 中間電動車のデハ1100形が廃車まで冷房改造を行わず、非冷房車のままだったため。
  8. ^ a b 明治44年度 鉄道院年報』(国立国会図書館デジタルコレクションより)での表記。秩父鉄道公式ページでは「藤谷淵」としている。
  9. ^ 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳 4号 関東2』(新潮社、2008年)p.55では新郷駅・武州荒木駅は1922年7月28日開業とあるが、この区間の営業開始を報じた「地方鉄道運輸開始」『官報』1921年4月6日(国立国会図書館デジタルコレクション)には新郷駅・武州荒木駅も記載。鉄道省鉄道停車場一覧』昭和2年版(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ a b c 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳 4号 関東2』(新潮社、2008年)p.55や寺田裕一『データブック日本の私鉄』(ネコ・パブリッシング、2002年)p.192では1922年5月13日開業、1945年5月28日廃止、同年10月13日再開業。
    なおこれらの書では1979年10月1日に広瀬川原駅廃止としているが、翌年以降の『鉄道要覧』では広瀬川原駅が掲載され続けており(平成9年度版、平成18年度版、平成28年度版で確認)、秩父鉄道公式ページでの駅数39とも合致する。
  11. ^ 昭和30年代は1日平均3000個以上を扱ったが、昭和57年には1日平均76個まで減少していた。
  12. ^ 所要時間は池袋駅 - 三峰口駅間が約2時間20分、上長瀞駅までが1時間50分程度。

出典編集

  1. ^ a b 原 弘介「秩父鉄道を活用した企業誘致と県北部地域経済の活性化について (PDF) 」 『Think-ing』第12号、彩の国さいたま人づくり広域連合、2011年2月、 55頁。
  2. ^ a b c “ICカード乗車券システムを導入し、お客様の利便性の向上、感染症対策の向上を図ります” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 秩父鉄道, (2021年1月27日), オリジナルの2021年1月27日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210127170626/https://www.chichibu-railway.co.jp/wp-content/uploads/2021/01/20210127_ICcard.pdf 2021年1月28日閲覧。 
  3. ^ SL全般検査とは”. 秩父鉄道. 2020年5月3日閲覧。
  4. ^ 秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」2021年は2月から計105日間運行へ”. マイナビニュース. マイナビ (2020年12月14日). 2021年2月14日閲覧。
  5. ^ 東武30000系31601編成+31401編成が森林公園検修区へ - railf.jp 鉄道ニュース、2011年1月27日掲載。
  6. ^ 秩父鉄道の活性化支援 - 埼玉県
  7. ^ 「運輸開始」『官報』1901年10月10日国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 「運輸開始」『官報』1903年4月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 官報では7月1日「停車場改称」『官報』1903年6月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1911年9月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ 「軽便鉄道運輸開始及停車場名称改称並旅客取扱廃止」『官報』1914年10月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 「軽便鉄道停車場新設及停車場名称並哩程変更」『官報』1916年1月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1918年9月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  14. ^ 「地方鉄道停車場設置」『官報』1922年6月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)では5月15日開業。
  15. ^ 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』(電気車研究会、1993年)の正誤表(再改訂版)2009年3月作成 (PDF) で8月から9月18日に訂正。
  16. ^ 「地方鉄道駅設置」『官報』1925年11月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  17. ^ 「鉄道営業廃止」『官報』1926年9月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)、『私鉄史ハンドブック』正誤表(再改訂版 2009年3月作成)では7月1日(6月30日限り)廃止、『日本鉄道旅行地図帳 4号 関東2』『データブック日本の私鉄』では6月19日廃止。
  18. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1927年12月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  19. ^ 「鉄道免許失効」『官報』1930年12月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  20. ^ 「鉄道免許失効」『官報』1936年2月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  21. ^ “秩父鉄道に新駅 来月一日から”. 交通新聞 (交通協力会): p. 3. (1981年8月16日) 
  22. ^ a b 「4/1(土)新駅『ソシオ流通センター駅』開業に伴い3/25(土)ダイヤ改正」 (PDF) (秩父鉄道プレスリリース、2017年3月10日。2017年3月11日閲覧)
  23. ^ 熊谷都市計画に関する変更について”. 熊谷市 (2017年1月27日). 2017年2月13日閲覧。
  24. ^ 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う 「計画運休」について (PDF)”. 秩父鉄道 (2020年4月10日). 2020年4月13日閲覧。
  25. ^ 【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染症拡大に伴う「計画運休」について(6/1以降一部時刻変更)(5/27更新) - 秩父鉄道、2020年5月27日
  26. ^ a b c 【2022年3月12日(土)よりサービス開始】交通系ICカード「PASMO」を導入 について | 秩父鉄道
  27. ^ 各駅窓口営業時間一覧表
  28. ^ 鉄道旅客運賃の認可および改定について (PDF) - 秩父鉄道(2019年9月5日)2019年10月2日閲覧
  29. ^ 秩父鉄道旅客運賃表及びキロ程表 (PDF) - 秩父鉄道(2019年9月19日)2019年10月2日閲覧
  30. ^ おトクなきっぷ - 秩父鉄道、2021年11月21日閲覧
  31. ^ 【デジタルチケット】MaaSアプリ「EMot」にて紙券よりお得なフリーきっぷを毎日発売 秩父鉄道(2021年11月20日閲覧)

関連項目編集

外部リンク編集