立山神社(たてやまじんじゃ)は、高知県香南市野市町土居(旧香美郡香宗村)に所在する神社。土佐南学の谷秦山(名は重遠)が書いた秦山集、巻十四の土佐国式社考に「此の社の祭神には香美郡の立山氏なるものの祖神を祭る」との記載がある。

立山神社
所在地 〒781-5212 高知県香南市野市町土居宮床1356-イ
位置 北緯33度33分18秒 東経133度43分08秒 / 北緯33.55500度 東経133.71889度 / 33.55500; 133.71889 (立山神社)座標: 北緯33度33分18秒 東経133度43分08秒 / 北緯33.55500度 東経133.71889度 / 33.55500; 133.71889 (立山神社)
社格 国史現在社、近代社格=郷社
創建 不明
本殿の様式 阿彌陀木像
別名 中古立仙神社(なかごたてやまじんじゃ)
例祭 立山神社棒術獅子舞(11月1日)
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祭神 編集

  • 国之常立神
  • 立山神

由緒 編集

  • 日本三代実録 貞觀12年(870年)詔授 土佐國從五位上立山神正五位下
  • 棟札が残っており、寶永元年(1704年)9月と明和6年(1769年)9月のものがある。
  • 天保6年(1835年)に作成された神明額は、立仙大明神となっている。
  • 創建当時は立山神社、江戸藩政期の頃には立仙大明神、明治の近代社格の際には再び立山神社として命名されている。[1]
  • 本殿には阿彌陀木像がある。

神事 編集

  • 立山神社棒術獅子舞(11月1日)無形文化財[2]は、関ヶ原合戦後、香宗我部の遺臣達が山内土佐藩による武器の取り上げ等に反対し、農具である鍬の柄をとって武器として、武芸を磨くために行っていたもので、立山神社の神祭で獅子舞とともに奉納されている。

脚注 編集

  1. ^ 高知県神社明細帳”. 四万十町地名辞典  地名は先人の語り部 「進化する辞典」 「地名の井戸端会議」. 2019年5月7日閲覧。
  2. ^ 立山神社の棒術・獅子舞”. 香南市役所. 2019年5月7日閲覧。