立憲民主党 (日本 2020-)

2020年に結党した日本の政党

立憲民主党(りっけんみんしゅとう、: The Constitutional Democratic Party of Japan[2]略称: CDP)は、日本の政党立憲主義熟議民主主義を掲げる政党である[1]

日本の旗 日本政党
立憲民主党
The Constitutional Democratic Party
of Japan
Ritsumin Honbu at Tokyo in 2018.jpg
立憲民主党本部が入居するふじビル
代表 枝野幸男
代表代行 平野博文
蓮舫
江田憲司
副代表 玄葉光一郎
長妻昭
原口一博
辻元清美
森裕子
幹事長 福山哲郎
参議院議員会長 水岡俊一
成立年月日 2020年9月15日
前身政党 旧・立憲民主党
民主党[注 1]
社会保障を立て直す国民会議
無所属フォーラム
本部所在地
〒102-0093
東京都千代田区平河町2-12-4 ふじビル3F
衆議院議席数
107 / 465   (23%)
(2020年9月15日現在)
参議院議席数
43 / 245   (18%)
(2020年9月15日現在)
政治的思想・立場 立憲主義[1]
熟議民主主義[1]
国民主権[1]
基本的人権の尊重[1]
平和主義[1]
国際協調主義[1]
専守防衛[1]
核兵器廃絶[1]
人間の安全保障[1]
原発ゼロ[1]
公式サイト 公式サイト
シンボル Constitutional Democratic Party of Japan (2020).svg
公式カラー
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2020年9月15日、旧・立憲民主党旧・国民民主党から分党した民主党[注 1]の両党と、主に民進党の流れをくむ無所属議員などが合流した新党。略称は「民主党[3][注 2][注 3]

概要編集

2020年9月に、旧・立憲民主党旧・国民民主党や共同会派を組んでいた無所属議員の多数が合流して設立された国政政党である。旧・立憲民主党の名称、結党当初はロゴを受け継ぐなど共通点も多いが、法令上は新規に設立された別の政党である。なお、同年9月30日に新ロゴマークが発表された[5]

 
旧・立憲民主党および新・立憲民主党で併用されているロゴマーク

党史編集

 
立憲民主党の系譜

2020年8月24日、旧・立憲民主党・旧・国民民主党・社会保障を立て直す国民会議無所属フォーラムの2党2グループの幹事長が新党を結党することに合意する[6][7]

9月1日、2党2グループの幹事長と新党代表選出・党名決定の選挙管理委員は、代表選出・党名決定選挙の告示日を9月7日、投票日を9月10日、結党大会を9月15日とすることを決定する[8][9]

投票については、9月3日までに新党の入党意向のあった国会議員149名で決定する[10][11]。旧・立憲民主党、旧・国民民主党の一般党員、サポーターは、それぞれの代表選挙への投票権があったが、今回の代表選挙への投票権は与えられていない[12][13][14]

9月10日に行われた選挙の結果、代表には旧・立憲民主党代表の枝野幸男が、党名には「立憲民主党」が選ばれた[15]

役職編集

代表編集

初代代表は、衆議院議員 枝野幸男。任期は2022年(令和4年)9月まで[15]

歴代代表一覧編集

代表 在任期間
1   枝野幸男 2020年(令和2年)9月15日 -

党役員編集

役員一覧[16]
役職 氏名 衆参別 出身政党・会派
代表 枝野幸男 衆議院 旧・立憲民主党
代表代行(筆頭・党務総括)
選挙対策委員長
平野博文 旧・国民民主党
代表代行
国民運動・広報本部長
蓮舫 参議院 旧・立憲民主党
代表代行(経済政策担当) 江田憲司 衆議院 無所属フォーラム
副代表 玄葉光一郎 社会保障を立て直す国民会議
長妻昭 旧・立憲民主党
原口一博 旧・国民民主党
辻元清美 旧・立憲民主党
森裕子 参議院 旧・国民民主党
幹事長 福山哲郎 旧・立憲民主党
幹事長代行 渡辺周 衆議院 旧・国民民主党
政務調査会長 泉健太
政務調査会長代行 川内博史 旧・立憲民主党
国会対策委員長 安住淳
常任幹事会議長 田名部匡代 参議院 旧・国民民主党
組織委員長 大島敦 衆議院
企業・団体交流委員長 近藤昭一 旧・立憲民主党
ジェンダー平等推進本部長 大河原雅子
役員室長 大串博志
両院議員総会長 中川正春
参議院会長 水岡俊一 参議院
参議院幹事長 羽田雄一郎 旧・国民民主党
参議院国会対策委員長 難波奨二 旧・立憲民主党

顧問編集

  • 2020年(令和2年)9月29日現在[16]
役職 人物 衆参別
最高顧問 菅直人 衆議院
野田佳彦 衆議院
常任顧問 岡田克也 衆議院
郡司彰 参議院
海江田万里 衆議院

党勢編集

衆議院編集

選挙 当選/候補者 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 107/- 465

参議院編集

選挙 当選/候補者 非改選 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 43/- - 245

所属国会議員編集

地方政治編集

  • 地方議員:人
    • 都道府県議会:人
    • 市区町村議会:人

派閥編集

2020年9月現在、存続が確定している旧民進党に連なるグループは以下の通りである。掛け持ち禁止のグループ(=派閥)は通常「○○派」と呼称される。

名称 通称 人数 院外有力者 備考
国のかたち研究会 グループ 29人[17] 江田五月
平岡秀夫
藤田一枝
[18]
花斉会 野田グループ[19] 13人[20] 藤村修
武正公一
近藤洋介
[21]
サンクチュアリ 赤松グループ[22][23][24] 35人[25] 横路孝弘
輿石東
[18]
小沢グループ 約10人[26][27] 鈴木克昌
山田正彦
川島智太郎
自誓会 グループ 7人[28] [29]
ブリッジの会 江田グループ[30] 約30人[31] 藤井裕久
齋藤勁
[21]
直諫の会 13人[32] [21]

 他に合流前の会派内グループである「無所属フォーラム[注 4]」、「社会保障を立て直す国民会議[注 5]」の流れを汲む者も存在する。

 また、希望の党からの落選者等を中心とした「一丸の会[注 6]」が党内の政策グループと別に存在する。

支援団体編集

民主党や民進党を支援してきた連合は、2020年09月17日に「立憲民主党を連合総体として支援する」との基本方針を決めている[33]。なお、同時期に結成された(新)国民民主党との連携にも含みを持たせている[33]

民間系の産業別労働組合(産別)は(旧)国民民主党の組織内議員の合流を見送ると決定しており、電力総連電機連合の2つの団体の組織内国会議員は(新)国民民主党に参加した[34][35]

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ a b 新・立憲民主党と合流する旧・国民民主党の議員の暫定的な新党
  2. ^ 旧・立憲民主党が結党時から2019年4月まで使用、それ以降は旧・国民民主党が使用し、旧立憲は略称を「りっけん」としていた
  3. ^ 新・国民民主党も略称を「民主党」としたため[4]、略称が重複することとなった
  4. ^ 中村岡田安住中川山井菊田篠原孝小川寺田柚木今井金子を指す。
  5. ^ 結党宣言当初の新党入党で名を連ねた玄葉と正式結党直前に入党した松原を指す。
  6. ^ 所属議員は繰り上げ当選した馬淵谷田川である。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k 綱領 - 立憲民主党”. 立憲民主党. 2020年9月18日閲覧。
  2. ^ 9月15日、立憲民主党 ここからが新しいスタート”. 立憲民主党. 2020年9月18日閲覧。
  3. ^ “新「立憲民主」の綱領・規約要旨”. 日本経済新聞. (2020年9月15日). https://r.nikkei.com/article/DGXMZO63861060V10C20A9PP8000?s=4 2020年9月15日閲覧。 
  4. ^ “国民民主党規約” (プレスリリース), 国民民主党, (2020年9月15日), https://new-kokumin.jp/pdf/kiyaku.pdf 
  5. ^ 立憲民主党 NEWS
  6. ^ “合流新党結成へ基本合意に署名 立憲、国民と無所属グループ「政権交代一翼担う」”. 毎日新聞. (2020年8月24日). https://mainichi.jp/articles/20200824/k00/00m/010/162000c 2020年9月6日閲覧。 
  7. ^ 立憲、国民、衆院会派「社保」、無所属フォーラムで新党結党に合意。新党の規約、代表選出・党名決定規程も確認立憲民主党 2020年8月24日
  8. ^ “合流新党10日に代表選 枝野氏、泉氏軸に 党名も投票で決定”. 毎日新聞. (2020年9月1日). https://mainichi.jp/articles/20200901/k00/00m/010/227000c 2020年9月6日閲覧。 
  9. ^ 新党の代表選出・党名決定選挙は7日告示、10日投票、結党大会は15日に実施立憲民主党 2020年9月1日
  10. ^ “合流新党、代表選は立憲vs国民 枝野氏・泉氏一騎打ち”. 朝日新聞. (2020年9月4日). https://www.asahi.com/articles/ASN946WK6N94UTFK01H.html 2020年9月6日閲覧。 
  11. ^ 新党代表選出・党名決定選挙の有権者が確定立憲民主党 2020年9月4日
  12. ^ 立民、代表選規則を決定 今秋に初の代表選へ 日本経済新聞 2020年6月17日公開 2020年9月5日閲覧
  13. ^ 党員・サポーター登録について 国民民主党 2020年9月5日閲覧
  14. ^ “【政論】合流新党、「国民」の声なき代表選 国会議員のみ投票」”. 産経新聞. (2020年9月4日). https://www.sankei.com/politics/news/200904/plt2009040056-n1.html 2020年9月5日閲覧。 
  15. ^ a b “合流新党、代表に枝野氏を選出 党名は「立憲民主党」”. 朝日新聞. (2020年9月10日). https://www.asahi.com/articles/ASN9B3J54N9BUTFK00B.html 2020年9月13日閲覧。 
  16. ^ a b 役員一覧 - 立憲民主党”. 立憲民主党 (2020年9月29日). 2020年10月4日閲覧。
  17. ^ 旧立憲時代に希望の党当選組の田嶋が正会員として復帰、党内勉強会を通じて山内山崎神谷堀越高木中谷宮川長尾川田真山杉尾が新規参加している。
  18. ^ a b 合流前は旧立憲民主党のグループ。
  19. ^ 社保の会長を務める野田に代わり、事実上の運営は会長代行の長浜博行が執り行っている。
  20. ^ 小熊慎司重徳和彦が友好議員として参画している。
  21. ^ a b c 合流前は合流新党に関連する二党の超党派グループ。
  22. ^ “【政界徒然草】「約束守れ」と赤松氏 「リベラル結集」は建前、長妻氏支援の本音は「キングメーカー」目当て”. 産経新聞. (2015年1月26日). https://www.sankei.com/premium/news/150126/prm1501260003-n1.html 
  23. ^ “民進党代表選、蓮舫氏に吹く強すぎる追い風”. 東洋経済オンライン. (2016年8月6日). http://toyokeizai.net/articles/-/130679?page=2 
  24. ^ “なぜ、岡田代表はあの時「不出馬」表明したのか”. プレジデントオンライン. (2016年8月13日). http://president.jp/articles/-/19927?page=2 
  25. ^ 旧希望旧国民時代に離脱していた奥野を加えた4人が参加しているとされる。[要出典]同時に旧国民時代に客員として参加していた徳永が正会員として復帰。
  26. ^ “小沢氏、枝野氏支援を表明 合流新党代表選めぐり”. 日本経済新聞. (2020年9月1日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63297420R00C20A9PP8000/ 2020年10月18日閲覧。 
  27. ^ “立憲も「派閥」が活性化 ベテラン参加で地殻変動 配慮迫られる創業者・枝野氏”. 毎日新聞. (2020年9月21日). https://mainichi.jp/articles/20200921/k00/00m/010/138000c 2020年10月17日閲覧。 
  28. ^ 旧国民時代に前原系議員として凌雲会に参加していたが合流に伴い、正会員として移籍。
  29. ^ 合流前は旧国民民主党のグループ。
  30. ^ 政策グループ「民権政経アカデミー」としては2017年の総選挙で事実上の解散をしており、超党派の懇親会として改組している。(国民民主党前原グループと同じ形式である。)
  31. ^ 民権政経アカデミー時代からの参加議員も含め、「民権かながわ」に所属する神奈川県選出議員が参加している。
  32. ^ 無所属フォーラム伊藤菅グループ中谷堀越が掛け持ちのため、特別会員として参画しているとされる。
  33. ^ a b 立憲民主支援を明記 国民との連携にも含み―連合基本方針2020年09月17日公開 2020年09月20日確認
  34. ^ 民間労組系議員9人、合流新党に不参加2020年09月1日公開 2020年09月20日確認
  35. ^ “国民民主、玉木新党の14人と分党 方針確認 連合一体的支援は困難に”. 毎日新聞. (2020年9月8日). https://mainichi.jp/articles/20200908/k00/00m/010/202000c 2020年9月20日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集