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6代目 笑福亭 松喬(しょうふくてい しょきょう、1951年2月10日 - 2013年7月30日)は、兵庫県小野市出身の落語家。本名は高田 敏信(たかだ としのぶ)。血液型はAB型。所属事務所松竹芸能上方落語協会会員。出囃子は「高砂丹前」。

6代目 笑福亭しょうふくてい 松喬しょきょう
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五枚笹は、笑福亭一門の定紋である。
本名 高田 敏信(たかだ としのぶ)
生年月日 1951年2月10日
没年月日 (2013-07-30) 2013年7月30日(62歳没)
出生地 日本の旗 日本兵庫県小野市
師匠 6代目笑福亭松鶴
名跡 1. 笑福亭鶴三(1969年 - 1987年)
2. 6代目笑福亭松喬(1987年 - 2013年)
出囃子 高砂丹前
活動期間 1969年 - 2013年
活動内容 上方落語
所属 松竹芸能(1969年 - 2013年)
受賞歴
第12回上方お笑い大賞銀賞(1983年)
咲くやこの花賞大衆芸能部門(1988年)
大阪府民劇場奨励賞(1989年)
文化庁芸術祭賞(1996年)
文化庁芸術祭大衆芸能部門芸術祭大賞(2007年)
備考
上方落語協会会員(1969年 - 2013年)

来歴編集

実家は理髪店。12歳で父親と死別する[1]。父親からは神戸松竹座に何度も連れられた[1]。父親不在のため高校進学を断念、神戸市内の理髪店で働いた[2]。就職後も寄席通いを続けていた[2]。そんなときに見た6代目笑福亭松鶴の「相撲場風景」に「これなら自分でも出来る」と考える[1]。6代目松鶴のもとに自作の落語(自身が落語家に入門を申し込むストーリー)を送りつけ、その後6代目松鶴の自宅や道頓堀角座の楽屋を訪問して弟子入りを許される[2]。入門に際しては、実家の理髪店を継ぐことを望んだ母親から反対されるが、説得して同意を得た[要出典]。正式な入門日は1969年1月18日であった[3]。高座名は笑福亭鶴三(しょうふくてい かくざ、この名跡は2代目にあたり、初代は6代目松鶴が4代目笑福亭枝鶴を名乗っていた時代に弟子入りした人物が名乗っていた。後に廃業)。

兄弟子の笑福亭鶴光によると、入門時点で自動車運転免許を所持していたことから、それまでの鶴光に代わって6代目松鶴の自動車の運転を務めることになった[4]。噺の覚えの悪さや訛り(播州弁)から、6代目松鶴からは稽古のたびごとに罵言混じりの叱責を受けた[1]。下積み時代はクラブでのアルバイトに明け暮れた[要出典]

1983年7月1日、最初の独演会を朝日生命ホールで開催[5]。その口上で6代目松鶴は涙を交えて「鶴三の初めての独演会、私にとってもこれほど嬉しいことはこざいません。これを機会に笑福亭松喬を、私はどうしても継いで欲しいと思っています」と述べる[5]。この発言は鶴三への事前の相談はなく、本人も松喬という高座名を全く知らなかった[5]

1986年9月に師匠の6代目松鶴が死去したあとに襲名の運びとなり、1987年1月21日、道頓堀にオープンした浪花座のこけら落としの一つとして襲名特別興行がおこなわれた(1月23日まで)[5]。関西での襲名興行は、1973年10月の2代目桂枝雀4代目桂福團治5代目笑福亭枝鶴の同時襲名以来13年ぶりであった[5]。この興行では、古今亭志ん朝が初めて大阪での襲名披露口上に参加している[5]

1987年9月、5代目枝鶴が「六代目笑福亭松鶴追善特別興行」の初日に失踪した際には、劇場前の振る舞い酒で司会中だったところに代演を頼まれ、枝鶴が演じる予定だった「鴻池の犬」や「らくだ」を口演した[6]

1996年、入門が同期の柳家小里ん古今亭志ん橋と共に「東西三人会」を結成。2011年12月の会で44回を数えた。

2005年7月1日 日本語を学ぶ中国人学生向けに、中国にある北京日本学研究センター北京第二外国語学院北京語言大学の3会場で一門会を開催した。

2010年12月23日 東京・新橋演舞場で「東京電力 presents 松竹芸能特選落語 笑福亭松喬還暦落語会」を開催した[7]

2011年12月に末期の肝臓癌であることを告知される[8]。抗がん剤と放射線の治療を受け、入退院の間に公演や弟子の指導を続けていた[8]

2013年7月30日、肝臓癌のため、死去[9]。62歳没。死去前の7月21日に阿倍野区民センターにて独演会(『笑福亭松喬独演会 松喬十六夜 第四夜』)の興行が予定されていたが、体調不良のために休演となっていた[10]戒名は「笑福院信道松喬居士」。

人物編集

落語以外に、噺家修業や人間関係をテーマにした講演会を行ったり[11]、役者としても活動していた。

私生活では釣り好きであり、蕎麦打ちや陶芸など、多彩な趣味を持っていた。落語界きっての食通を自認、好物は鯨ベーコン[12]妻は元和歌山放送アナウンサーで「みんなでみんなでリクエスト バンザイ!歌謡曲」に出ていたタレントの塚本敬子。2児の父で、ビーグル犬を飼っていた。[要出典]

賞歴編集

音源編集

CD編集

「牛ほめ」「手洗い水廻し」「花筏」「関所板」「一人酒盛り」「首提灯」「高津の富」「佐々木裁き」「持参金」「天神山」「犬の目」「へっつい幽霊」「胴きり」「七度狐」を収録。
  • 笑福亭松喬 落語全集2(全10集、インディーズ盤)
「天王寺詣り」「帯久」「寄合酒」「饅頭こわい」「ざこ八」「崇徳院」「二人癖」「らくだ」「おごろもち盗人」「寝床」「次の御用日」「あんま炬燵」「親子酒」「米揚げ笊」「百年目」「質屋蔵」「三十石船」「住吉駕籠」「貧乏花見」を収録。
  • 松喬手作りCD(インディーズ盤)
  • 上方落語名人選 笑福亭鶴光 笑福亭松喬 - 珍品抱腹上方お色け噺 -
1987年セルシーホールでの「尻餅」を収録。
  • 6代目 笑福亭松喬 上方落語集
2008年8月、CD10枚組
  • 六代目 笑福亭松喬 上方落語名演集
2009年8月、CD10枚組

DVD編集

  • 平成紅梅亭 特選落語会 饗宴!夢の前夜祭(ポニーキャニオンよみうりテレビ開局45周年と同局の落語番組「平成紅梅亭」の放送50回を記念し、2003年に2日間にわたり行われた大阪サンケイホールでの落語会を収録したもの。松喬の演目は5月2日の「禁酒関所」。
  • 笑福亭松喬ひとり舞台ファイナル(日本コロムビア)  2011年12月、6夜連続で行った「松喬ひとり舞台ファイナル」のすべての高座を収録。6枚組。「はてなの茶碗」「質屋蔵」「天王寺詣り」「三十石船」「花筏」「百年目」「首提灯」「帯久」「二人癖」「らくだ」「へっつい幽霊」「ねずみ穴」。特典映像「笑福亭松喬ひとり舞台 インタビュー」。

著書 編集

弟子編集

全員松竹芸能に所属する。

脚注編集

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  1. ^ a b c d 一門の歴史 - 笑福亭笑喬一門(オフィス笑)
  2. ^ a b c 戸田、2014年、pp.328 - 329
  3. ^ 笑福亭松喬 - 上方落語協会(上方落語家名鑑)
  4. ^ 笑福亭鶴光、2008年、pp.75 - 79
  5. ^ a b c d e f 戸田、2014年、pp.482 - 484
  6. ^ 戸田、2014年、pp.486 - 487
  7. ^ 藤森俊一 (2010年12月24日). “笑福亭松喬師匠還暦落語会”. yahooブログ. 2018年7月15日閲覧。
  8. ^ a b イザ! (2012年8月21日). “奇跡の源は「笑いの力」 末期がんと闘う笑福亭松喬さん”. 産経新聞. 2012年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月29日閲覧。
  9. ^ 訃報:笑福亭松喬さん62歳=落語家毎日新聞2013年7月31日閲覧
  10. ^ 笑福亭松喬独演会 松喬十六夜 公演中止のお知らせ 松竹芸能 2013年7月19日付プレスリリース
  11. ^ 講師名:笑福亭松喬 - システムプレーン[リンク切れ]
  12. ^ asahi.com:鯨ベーコン 落語家・笑福亭松喬さん - うまいもん - 関西 - 朝日新聞2006年5月8日[リンク切れ]
  13. ^ その30年後、孫弟子の喬介も同賞を受賞した(歴代受賞者の孫弟子の受賞は史上初)。
  14. ^ “笑福亭松喬が襲名披露公演、文枝から激励「大きな花を咲かせて」”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2017年10月9日). http://www.sanspo.com/geino/news/20171009/geo17100905010011-n1.html 2017年10月16日閲覧。 

出典編集

  • 笑福亭鶴光『つるこうでおま!』白夜書房、2008年7月。
  • 戸田学『上方落語の戦後史』岩波書店、2014年7月。

関連項目編集

外部リンク編集