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第十七捕虜収容所』(だいじゅうななほりょしゅうようしょ、原題: Stalag 17)は、ドナルド・ビーヴァンエドモンド・トルチンスキーによるブロードウェイの舞台劇を原作とする1953年アメリカ映画

第十七捕虜収容所
Stalag 17
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 ビリー・ワイルダー
エドウィン・ブラム
原作 ドナルド・ビーヴァン
エドモンド・トルチンスキー
製作 ビリー・ワイルダー
音楽 フランツ・ワックスマン
撮影 アーネスト・ラズロ
編集 ジョージ・トマシーニ
配給 パラマウント
公開 アメリカ合衆国の旗 1953年7月1日
日本の旗 1954年2月3日
上映時間 120分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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目次

ストーリー編集

第二次世界大戦末期のドイツの第十七捕虜収容所の第4兵舎は、アメリカ人の下士官ばかりを収容していた。ある時、そこから2人の捕虜が脱走しようとするが待ち伏せしていたドイツ兵に射殺されてしまう。脱走を計画した捕虜たちは、「兵舎内に情報を漏らしているスパイがいるのではないか」と疑い出す。捕虜たちはドイツ兵の目を盗みながら手に入れたラジオで戦況を確認していく。そんな中、捕虜のクッキーは捕虜仲間のセフトンが行っている賭博や酒の売買、ロシア人女性捕虜の覗き見斡旋などの商売に協力していた。セフトンは商売の売り上げを元手にドイツ兵を買収して様々な嗜好品を手に入れており、捕虜仲間の脱走計画にも否定的で浮いた存在だったため、次第にスパイ疑惑をかけられていく。

クリスマスが迫っていたある日、輸送列車のトラブルにより将校のダンバー中尉が一時的処置として第十七捕虜収容所に収容される。彼は直前にドイツ軍の軍用列車を爆破した英雄として捕虜たちから歓迎されるが、将校昇進試験に落第した経験があるセフトンは彼に冷淡な態度をとり険悪な雰囲気を作ってしまう。そんな中、収容所長のシェルバッハはダンバーを列車爆破の容疑で拘束する。ダンバーの列車爆破の事実は第4兵舎の捕虜しか知らないため、捕虜たちはスパイがいることを確信し、彼と対立していたセフトンを疑う。さらにラジオが発見・没収されたことで捕虜たちの怒りが限界を越え、セフトンは彼らにリンチされる。翌日、セフトンは溜め込んだ嗜好品をドイツ軍のシュルツ軍曹に渡してスパイの正体を探ろうとするが拒否され、その現場を捕虜仲間に目撃されたため完全に信用を失ってしまう。

数日後、ジュネーヴから派遣された監察官が収容所を訪れ、捕虜たちはダンバーが不当逮捕されたと訴える。監察官はシェルバッハに抗議し、シェルバッハはダンバーの犯行を裏付ける証拠を見付けるようにスパイに指示する。クリスマス・イブの夜、空襲警報が鳴り響き捕虜たちは防空壕に避難するが、無人となった兵舎ではスパイのプライスがシュルツにダンバーの犯行を裏付ける証拠を提示する。しかし、兵舎内に隠れていたセフトンが密会現場を目撃しており、スパイの正体を知る。翌日、ダンバーが親衛隊に連行されると知った捕虜たちは、他の兵舎の捕虜たちと協力してダンバーを奪い返す。シェルバッハは収容所内を捜索するが、ダンバーは発見されなかった。

捕虜たちはダンバーを収容所から脱走させようと計画し、手引き役としてプライスが志願する。しかし、セフトンがプライスの正体を暴露したため彼は拘束され、代わりにセフトンが志願する。プライスは囮役として兵舎の外に放り出されてドイツ兵に射殺され、その隙にセフトンはダンバーを連れて収容所を脱走する。静けさが戻った兵舎では、クッキーがセフトンを想い『ジョニーが凱旋するとき』の口笛を吹いていた。

キャスト編集

スタッフ編集

主な受賞歴編集

パロディ編集

本作にも出演しているピーター・グレイブスがのちに主演したTVシリーズ『スパイ大作戦』の第2シーズンエピソード『鉄条網とリンチ』は本作のオマージュになっている。舞台設定は(『スパイ大作戦』制作当時の)現代だが、舞台となる架空の国の刑務所は本作の捕虜収容所にそっくりで、囚人たちの間にスパイが紛れ込んでいるというプロットも同一である。本作ではその真犯人役だったピーター・グレイブスが、パロディ版では探偵役にまわり、真犯人を見抜いて告発する趣向になっている。

テリー・サバラスロジャー・ムーア主演のアクション映画『オフサイド7』でもナチスの捕虜収容所が登場、ウィリアム・ホールデンがワンカットだけ出演するパロディがある。セフトンさながらに葉巻をくわえながら「悪くないよここも。マッチある?」とそれらしいセリフを口にする。

脚注編集

外部リンク編集