第1独立戦車旅団 (ウクライナ陸軍)

第1独立戦車旅団(だい1どくりつせんしゃりょだん、ウクライナ語: 1-ша окрема танкова бригада)は、ウクライナ陸軍旅団北部作戦管区隷下。

第1独立戦車旅団
創設 1997年8月24日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 戦車兵
兵種/任務/特性 装甲部隊
所在地 チェルニーヒウ州ホンチャリスキ
愛称 シヴェーリア
上級単位 北部作戦管区
担当地域 チェルニーヒウ州
主な戦歴 ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
現司令官 レオニード・コーダ大佐
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概要 編集

 
第1独立親衛戦車旅団

1997年8月24日、第72親衛機械化師団隷下の第292親衛戦車連隊、第25親衛機械化師団ウクライナ語版隷下の第280戦車連隊を基幹に、第1独立親衛戦車旅団としてチェルニーヒウ州チェルニーヒウで創設された。第292連隊の勲章、名誉称号を継承した[1]

ドンバス戦争 編集

2014年3月、ロシアのクリミア侵攻の影響に伴い、ロシアと接する北部スームィ州に配備された。

2014年5月から、ドンバス戦争に投入され、東部ルハーンシク州ドネツィク州の前線に配置された。

2014年10月、ウクライナ領土防衛大隊ウクライナ語版ロシア語版英語版第13チェルニーヒウ-1領土防衛大隊(第13独立自動車化歩兵大隊に改称)、第19領土防衛大隊(第19独立自動車化歩兵大隊に改称)が配属された[2]

2015年2月17日、第13独立自動車化歩兵大隊が新編されたスームィ州駐屯の第58独立自動車化歩兵旅団隷下に転属した。

2016年8月22日、ペトロ・ポロシェンコ大統領の大統領令で、名誉称号「親衛隊」が返上され、第1独立戦車旅団に改称した[3]

2017年8月24日、ペトロ・ポロシェンコ大統領から、名誉称号「シヴェーリア」を授与された[4]

ロシアのウクライナ侵攻 編集

北部・チェルニーヒウ戦線 編集

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、北部チェルニーヒウ州チェルニーヒウに配備され、3月下旬にロシア軍はチェルニーヒウから撤退した[5]

南部・ザポリージャ戦線 編集

2022年5月、南部ザポリージャ州ザポリージャに配備された[5]

東部・南ドネツク戦線 編集

2022年7月上旬、OUN大隊が東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区に配備されている[6]

2022年7月中旬、東部ドネツィク州クラマトルスクに配備され、1個戦車大隊が第68独立猟兵旅団の火力支援として、ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区に配備された[7]

2022年9月24日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[8]

南部・ザポリージャ戦線 編集

2022年12月、南部ザポリージャ州ポロヒー地区フリャイポレに配備されている[9]

東部・アウディーイウカ戦線 編集

2023年10月上旬、機械化大隊が東部ドネツィク州ポクロウシク地区アウディーイウカに配備された[10]

2023年11月上旬、第1歩兵大隊が東部ドネツィク州ポクロウシク地区ケラミクに配備された[11]

編制 編集

  •   旅団司令部(ホンチャリスキ)
  •   第1戦車大隊
  •   第2戦車大隊
  •   第3戦車大隊
  •   第4戦車大隊
  •   機械化大隊
  •   第1歩兵大隊
  •   OUN大隊
  •   旅団砲兵群
    • 指揮情報中隊
    • 第1自走砲大隊
    • 第2自走砲大隊
    • ロケット砲大隊
  •   対空ミサイル大隊
  •   工兵大隊
  •   整備大隊
  •   補給大隊
  •   偵察中隊
  •   狙撃中隊
  •   電子戦中隊
  •   通信中隊
  •   レーダー中隊
  •   化学防護中隊
  •   衛生中隊
  •   無人航空機中隊

ギャラリー 編集

出典 編集

外部リンク 編集