第10回明治神宮国民体育大会

第10回明治神宮国民体育大会
夏季大会
参加人数
競技数 2競技
開会式 9月21日
閉会式 9月24日
選手宣誓 遊佐正憲
秋季大会
参加人数
競技数 20競技
開会式 10月29日
閉会式 11月3日
選手宣誓 佐々木吉蔵
主競技場 明治神宮外苑競技場
冬季大会スケート競技会
参加人数
競技数 1競技
開会式 2月2日
閉会式 2月4日
選手宣誓 有坂隆祐
冬季大会スキー競技会
参加人数
競技数 1競技
開会式 2月8日
閉会式 2月12日
選手宣誓 龍田鳳三

第10回明治神宮国民体育大会(だい10かいめいじじんぐうこくみんたいいくたいかい)は1939年昭和14年)から翌年にかけて明治神宮外苑競技場を主会場として開催された。

国家総力戦への体制を強化するに当たり、今大会から主催が明治神宮体育会から厚生省になり、大会名称が「明治神宮国民体育大会」となった。これに伴い、聖恩の旗引継ぎ式が7月18日に行われ、明治神宮体育会は解散した。また、今大会より国防競技を採用し、軍事教練的な要素が強くなった。

さらに、明治神宮外苑競技場で行われる中央大会に呼応し、各地方にて地方大会を実施した。

会場 編集

夏季大会
  • 水上競技: 明治神宮外苑水泳場
  • ヨット: 横浜仮ヨットハーバー
秋季大会
  • 剣道: 日本青年館、青山小学校
  • 柔道: 講道館
  • 弓道: 明治神宮内苑仮弓道場
  • 相撲: 明治神宮外苑相撲場
  • 国防競技: 陸軍戸山学校、明治神宮外苑競技場
  • 集団体操: 明治神宮外苑競技場
  • 陸上競技: 明治神宮外苑競技場、第一高等学校駒場運動場
    • 送球(ハンドボール): 明治神宮外苑競技場
  • 蹴球(サッカー): 明治神宮外苑競技場、東京帝国大学運動場、新丸子運動場
  • ラグビー: 明治神宮外苑競技場
  • 野球: 明治神宮野球場
  • 排球(バレーボール): 明治神宮外苑競技場、旧芝離宮恩賜庭園排球場、東京府立第二高等女学校
  • 籠球(バスケットボール): 国民体育館、明治神宮外苑競技場
  • 漕艇: 尾久漕艇場
  • 庭球(テニス)
    • 硬式庭球: 田園倶楽部庭球場
    • 軟式庭球(ソフトテニス): 日比谷公園庭球コート、御茶ノ水庭球場
  • ホッケー: 明治神宮外苑競技場、月島新公園運動場
  • 馬術: 陸軍予科士官学校
  • 射撃: 陸軍大久保射撃場
  • 体操競技: 陸軍戸山学校、国民体育館
    • 重量挙げ: 昭和小学校
  • 卓球: 麻布小学校
  • 自転車競技: 氷川公園競技場、明治神宮外苑競技場、代々木練兵場、鎌倉八幡宮・片瀬・大磯・小田原間往復湘南道路
冬季大会
  • スケート: 長野県上諏訪町 蓼ノ海スケート場
  • スキー: 新潟県 高田スキー場、妙高スキー場

参考文献 編集

  • 厚生省編『明治神宮国民体育大会報告書 第10回』厚生省、1940年
  • 朝日新聞社編『運動年鑑 第25巻(昭和15年)』日本図書センター、2001年
  • 入江克巳 『昭和スポーツ史論 -明治神宮競技大会と国民精神総動員運動-』 不昧堂出版、1991年
  • 吉見俊哉他 『運動会と日本近代 -青弓社ライブラリー 6-』 青弓社、1999年

関連項目 編集

外部リンク 編集