第3次ヴァル・ファジュル作戦

第3次ヴァル・ファジュル作戦(だいさんじヴァル・ファジュルさくせん)は、イラン・イラク戦争中、イラン軍によるイランメヘランに対する攻勢作戦である。

第3次ヴァル・ファジュル作戦
戦争イラン・イラク戦争
年月日1983年7月30日1983年8月6日8月8日8月10日
場所:イラン・イーラーム州
結果:両軍膠着状態
交戦勢力
イラクの旗 イラク イランの旗 イラン
指導者・指揮官
不明 不明
戦力
2個旅団以上 2個師団程度
損害
死傷者4,200 死傷者6,000
イラン・イラク戦争

概要 編集

イラン軍は、イーラーム州の失地回復とバスラ街道を遮断すべく作戦した。

攻撃第1波 編集

1983年7月30日早朝、イラン軍は作戦発起した。31日末にはメヘラン北西2kmの高地を奪取、塹壕戦となり両軍対峙した。8月6日、遂にイラク軍が逆襲に転じ攻撃は停滞した。

攻撃第2波 編集

8月8日夜、今度はメヘラン郊外の高地群に対して攻撃を開始。イラク軍2個旅団に打撃を与えた後、攻撃発起点に戻ったという。イラク空軍はギーラーン・カルブに対し空爆を敢行、後方兵站基地を攻撃したが民間人450人が死亡した。

参考文献 編集

  • 鳥井順『イランイラク戦争』(第三書館)
  • 松井茂『イラン-イラク戦争』(サンデーアート社)
  • ケネス・ポラック『ザ・パージアン・パズル 上巻』(小学館

関連項目 編集