第35空挺旅団 (イスラエル国防軍)

第35"ツァンニハム"空挺旅団(だいさんじゅうごくうていりょだん,35th Brigade)は、イスラエル国防軍中央方面軍第98空挺師団に所属する歩兵科英語版の空挺旅団である。国防軍の中では唯一の常設の空挺部隊であり、単に空挺旅団(Paratroopers Brigade,חֲטִיבַת הַצַּנְחָנִים)とも呼ばれている。

第35空挺旅団
初期の第890空挺大隊の士官。後列左二番目にいる人物がアリエル・シャロン
活動期間1955年–現在
国籍イスラエルの旗 イスラエル
軍種 イスラエル国防軍
兵科歩兵科英語版
任務空挺
特殊偵察
兵力旅団 (4個大隊)
上級部隊中央軍, 第98空挺師団
渾名空挺旅団
"ツァンハニム"
指揮
著名な司令官アリエル・シャロン
ベニー・ガンツ

創設者は後のイスラエル首相・アリエル・シャロンであり、彼が創設した特殊部隊・第101特殊コマンドを合併するなど精鋭部隊として知られ、 エンテベ空港奇襲作戦でのハイジャック犯およびウガンダ兵との交戦も行った。

通称の"ツァンハニム" (Tzanhanim) はヘブライ語で"空飛ぶ大蛇" (フライング・サーペント、Flying Serpent)といった意味である。

編成 編集

  •  空挺旅団
    • 第101空挺大隊"コブラ"
    • 第202空挺大隊"ヴァイパー"
    • 第890空挺大隊"エチス"
    • 第5135特殊空挺大隊"ツァンハニム (フライング・サーペント)" - ガドサー・ツァンハニム (GADSAR Tzanhanim) としても知られる[1]。GADSARは偵察大隊の意。
      • 第5174対戦車中隊"ナジャ"
      • 第5105工兵中隊"コルバー"
      • 第5173偵察中隊"タイパン" - パルサー・ツァンハニム (PALSAR Tzanhanim) としても知られる[1]。PALSARは偵察中隊の意。
    • "エリクス"信号中隊


第35空挺旅団指揮下の部隊にはいずれもの名前から取られた呼称が付けられている。
第5135特殊空挺大隊"ツァンハニム"、あるいは第5173偵察中隊"タイパン"について、 サイェレット・ツァンハニム (Sayeret Tzanhanim) と表現される事もある[2]

ギャラリー 編集

脚注 編集

リンク 編集