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第5師団 (陸上自衛隊)

陸上自衛隊の部隊

第5師団(だいごしだん、JGSDF 5th Division)は、北部方面隊隷下にあった師団のひとつ。3個普通科連隊を基幹とし、道東の防衛警備を主任務としていた。廃止後は第5旅団が編成されている。

第5師団
JGSDF 5th Brigade.svg
創設 1962年昭和37年)1月18日
廃止 2004年平成16年)3月28日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 Flag of the Japan Self-Defense Forces.svg 陸上自衛隊
部隊編制単位 師団
兵種/任務/特性 軽歩兵
(一部は機械化)
人員 約7,000名
所在地 北海道 帯広市
編成地 帯広
最終上級単位 北部方面隊
担当地域 道東
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沿革編集

第5管区隊編集

1960年頃の主要編成
第4・第6・第11普通科連隊、第5特科連隊、第5特車大隊

第5師団編集

  • 1962年(昭和37年)1月18日:第5師団編成完結。
  1. 第5管区総監部は第5師団司令部に、第5特車隊は第5戦車大隊に、第5偵察中隊は第5偵察隊に、第5通信隊は第5通信大隊に、第5衛生大隊は第5衛生隊にそれぞれ称号変更。
  2. 第27普通科連隊(釧路)、第5対戦車隊(鹿追)、第5輸送隊(帯広)を新編。
  3. 第10普通科連隊が第11師団に、第5航空隊が北部方面航空隊隷下に隷属替え。
編成(師団司令部、師団司令部付隊、第4・第6・第27普通科連隊、第5特科連隊、第5戦車大隊、第5通信大隊、第5偵察隊、第5対戦車隊等)
1965年頃の主要編成
第4・第6・第27普通科連隊、第5特科連隊、第5戦車大隊
  • 1975年(昭和50年)8月1日:第5音楽隊を新編。
  • 1989年(平成元年)3月24日:師団近代化改編。
  1. 第5武器隊、第5補給隊、第5輸送隊、第5衛生隊を統合し、第5後方支援連隊を新編。
  2. 師団司令部付隊に化学防護小隊を新編。第5特科連隊第6大隊を第5高射特科大隊として分離独立、師団直轄とする。
  3. 第4・第6普通科連隊を自動車化連隊に改編。第27普通科連隊を装甲車約60両により、装甲車化連隊に改編。
  4. 第5偵察隊に電子偵察小隊を新編。
1990年頃の主要編成
第4・第6・第27普通科連隊、第5特科連隊、第5高射特科大隊、第5戦車大隊
  • 1994年(平成06年)3月28日:北部方面航空隊から第5飛行隊を隷下に編入。
  • 2004年(平成16年)3月28日:旅団化に伴い廃止。隷下普通科連隊の重迫撃砲中隊を全廃し、一部はコア部隊化

廃止時の編成編集

( )内は改編後に関してそれに伴う詳細等

  • 帯広駐屯地帯広市
    • 第5師団司令部および同付隊
    • 第4普通科連隊 → 重迫撃砲中隊を廃止しコア化
    • 第5特科連隊 → 第5特科隊へ改編、4中隊をコア化
    • 第5高射特科大隊 → 第5高射特科中隊へ改編、一部コア化
    • 第5後方支援連隊 → 第5後方支援隊へ縮小改編、一部コア化
    • 第5施設大隊 → 第5施設中隊へ縮小 → 23年度末に隊編成に増強
    • 第5通信大隊 → 第5通信中隊へ縮小、定員を200名から150名程度にするも所属人員は大きく変動せず充足率が向上。23年度末に隊編成に増強
    • 第5対戦車隊 → 96式MPMSを導入、鹿追駐屯地から移駐し対舟艇対戦車中隊に改編 → 23年3月廃止、後身は上富良野駐屯地第2対舟艇対戦車隊新編に伴う要員及び旅団隷下の普通科連隊のナンバー中隊対戦車小隊への増強要員へ
    • 第5音楽隊
    • 第5飛行隊
  • 美幌駐屯地網走郡美幌町
    • 第6普通科連隊(重迫撃砲中隊の縮小改編、4連隊所属人員を引き受け4個普通科中隊の人員を増強改編)
  • 釧路駐屯地釧路市
    • 第27普通科連隊(重迫撃砲中隊の縮小改編、4連隊所属人員を引き受け4個普通科中隊の人員を増強改編)
  • 鹿追駐屯地河東郡鹿追町
    • 第5戦車大隊 → 改編前に4中隊と方面直轄の戦車中隊を廃止、保有戦車の台数を縮小整理し施設と偵察から要員の増強を受け本部機能を連隊機能に改編。第5戦車隊
  • 別海駐屯地野付郡別海町
    • 第27普通科連隊第3中隊
    • 第5偵察隊(偵察小隊を改編しコア化、2個偵察小隊の人員をフル化増強改編、コア化となった1個偵察小隊人員を第5戦車隊へ)

司令部及び歴代師団長編集

歴代の第5師団長(前身を含む・陸将)
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
第5管区総監
1 新宮陽太 1954.8.10 - 1957.3.11 陸士38期・
陸大47期
保安隊幹部学校副校長
→1954.7.1 北部方面総監部
1955.11.16 陸将昇任
陸上自衛隊富士学校
兼 富士駐とん地司令
2 細田煕 1957.3.12 - 1959.3.16 陸士39期・
陸大51期
陸上幕僚監部第3部長
→1957.8.16 陸将昇任
陸上幕僚監部第5部長
3 吉橋戒三 1959.3.17 - 1960.7.31 陸士39期・
陸大50期
第9混成団長
→1959.5.2 陸将昇任
西部方面総監
4 關口八太郎 1960.8.1 - 1962.1.17 東北帝国大学 第7混成団長
→1961.1.1 陸将昇任
第5師団長
第5師団長
1 關口八太郎 1962.1.18 - 1962.7.31 東北帝国大学 第5管区総監 第6管区総監
2 菅谷義夫 1962.8.1 - 1965.3.15 陸士43期・
陸大52期
防衛大学校幹事
→1963.7.1 陸将昇任
陸上自衛隊富士学校長
兼 富士駐とん地司令
3 吉井武繁 1965.3.16 - 1968.3.15 東京帝国大学 自衛隊体育学校 陸上幕僚監部付
→1968.7.1 退職
4 村田稔 1968.3.16 - 1970.3.15 陸士48期・
陸大58期
中部方面総監部幕僚長
兼 伊丹駐とん地司令
→1968.7.1 陸将昇任
第2師団長
5 中山平八郎 1970.3.16 - 1972.3.15 陸士51期・
陸大58期
陸上幕僚監部幕僚幹事
→1970.7.1 陸将昇任
防衛大学校幹事
6 近藤清 1972.3.16 - 1973.3.15 陸士52期 陸上幕僚監部幕僚幹事 第1師団長
7 木村元岳 1973.3.16 - 1975.3.17 陸士52期 東北方面総監部幕僚長 退職
8 長谷晋 1975.3.17 - 1977.3.16 陸士54期 陸上自衛隊富士学校副校長 退職
9 登張史郎 1977.3.16 - 1979.3.15 陸士57期 東北方面総監部幕僚長
兼 仙台駐とん地司令
陸上幕僚副長
10 村井澄夫 1979.3.16 - 1980.2.11 陸士58期 東部方面総監部幕僚長
兼 市ケ谷駐とん地司令
中部方面総監
11 小林有一 1980.2.12 - 1981.7.1 陸士58期 陸上自衛隊通信学校
兼 久里浜駐とん地司令
退職
12 小森昭治 1981.7.1 - 1983.6.30 陸航士60期 自衛隊大阪地方連絡部長 統合幕僚学校
13 平塚宏 1983.7.1 - 1985.6.30 愛媛大学 中部方面総監部幕僚長
兼 伊丹駐屯地司令
陸上自衛隊富士学校長
兼 富士駐屯地司令
14 荒木雄二 1985.7.1 - 1987.3.15 九州農大 統合幕僚会議事務局第5幕僚室長 西部方面総監
15 久我幹生 1987.3.16 - 1989.6.29 防大1期 北部方面総監部幕僚長
兼 札幌駐屯地司令
西部方面総監
16 東俊 1989.6.30 - 1991.3.16 防大1期 陸上自衛隊幹部候補生学校
兼 前川駐屯地司令
退職
17 新井均 1991.3.16 - 1993.3.23 防大5期 陸上幕僚監部教育訓練部長 陸上自衛隊富士学校長
兼 富士駐屯地司令
18 馬野猛彦 1993.3.24 - 1994.7.1 防大4期 防衛研究所副所長 退職
19 樋山周造 1994.7.1 - 1995.6.29 防大8期 統合幕僚会議事務局第2幕僚室長 防衛大学校幹事
20 土井義彦 1995.6.30 - 1997.3.26 防大7期 陸上自衛隊東北補給処 退職
21 加賀田眞 1997.3.26 - 1998.7.1 防大8期 陸上自衛隊輸送学校 退職
22 安村勇徳 1998.7.1 - 2000.6.30 防大10期 中部方面総監部幕僚長
兼 伊丹駐屯地司令
退職
23 藤田昭治 2000.6.30 - 2001.12.2 防大12期 西部方面総監部幕僚長
兼 健軍駐屯地司令
統合幕僚学校長
24 山下輝男 2001.12.3 - 2004.3.29 防大13期 陸上自衛隊富士学校副校長 退職

脚注編集

  1. ^ 陸上自衛隊の60年史(3) 佐野顕 スピアヘッド 第10号 P88-93 アルゴノート社 2011年

出典編集

  • 『北部方面隊50年のあゆみ : 歩みつづけるつわものたちのきらめく記憶』(山藤印刷株式会社/編集,陸上自衛隊北部方面総監部/監修 2003)