第603飛行隊 (航空自衛隊)

航空自衛隊の早期警戒機部隊

第603飛行隊(だい603ひこうたい、JASDF 603rd Squadron)は、航空自衛隊警戒航空団飛行警戒監視群隷下の早期警戒機部隊である。那覇基地に所属し、E-2C早期警戒機を運用している[1]

第603飛行隊
E-2C早期警戒機
創設 2014年4月20日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
所在地 沖縄県那覇基地
編成地 沖縄県那覇基地
上級単位 警戒航空団飛行警戒監視群
最終上級単位 航空総隊
担当地域 南西防衛区域
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概要 編集

航空自衛隊では、警戒航空隊隷下の飛行警戒監視隊でE-2C早期警戒機を集中運用していたが、2010年代に入り、中国と国境を接する南西地域のスクランブル回数が増大したため、2012年頃より三沢基地から那覇基地へ移動訓練隊としてE-2Cの派遣が開始された[2]2013年(平成25年)12月17日に閣議決定された防衛大綱(25大綱)にて1個警戒飛行隊を新編して那覇基地に配備することが盛り込まれ[3]2014年(平成26年)4月20日に警戒航空隊の改編により第603飛行隊が新編された。

沿革 編集

  • 2012年(平成24年) - 三沢基地の飛行警戒監視隊(現第601飛行隊)より移動訓練隊として、E-2C早期警戒機の那覇基地派遣開始[2]
  • 2014年(平成26年)4月20日 - 警戒航空隊改編により、「第603飛行隊」として那覇基地で発足[4]
  • 2018年(平成30年)7月17日 - 那覇基地にて着陸滑走中にE-2Cのタイヤがパンクし、滑走路上で停止する事故が発生[5]

歴代運用機 編集

脚注 編集

  1. ^ 坪田敦史「那覇でE-2C部隊 第603飛行隊が発足!!」『Jウイング』第191号、イカロス出版、2014年7月、06-09頁。 
  2. ^ a b 魚本拓「MILITARY REPORT 三沢から那覇へ 航空自衛隊第603飛行隊」『MAMOR』第101号、扶桑社、2015年7月、30-37頁。 
  3. ^ 平成26年度以降に係る防衛計画の大綱について” (PDF). 防衛省. 2018年9月18日閲覧。
  4. ^ 警戒航空隊の改編について”. 防衛省報道発表 (2014年4月11日). 2018年9月18日閲覧。
  5. ^ 那覇基地におけるE-2Cの滑走路上での停止について”. 航空幕僚監部報道発表資料 (2018年7月17日). 2018年9月18日閲覧。

外部リンク 編集