第94回都市対抗野球大会
第94回都市対抗野球大会(だい94かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、2023年7月14日から12日間にわたり東京ドームで開催された毎日新聞社、日本野球連盟主催の都市対抗野球大会である。
概要
編集- 第88回大会(2017年)以来となる、初出場のチームが無い大会となった。
- 組み合わせ抽選会は6月16日にニッショーホールで行われた。なお、2019年以来4年ぶりにファンを招待し、公開抽選会の形で実施された。
- 今大会では4年ぶりに応援団コンクールが実施され、川崎市・東芝が最優秀賞を受賞した。
- 1回戦では、豊川市・東海理化が本戦での初勝利を挙げた。東海理化は続く2回戦でも勝利し、ベスト8入りを果たした。
- 決勝は、東海第1代表の豊田市・トヨタ自動車が東海第2代表の浜松市・ヤマハとの東海勢対決を制し、7年ぶり2回目の優勝を果たした。なお、トヨタ自動車は前年秋の日本選手権も制しており、2012、13年のJX-ENEOS以来となる秋夏連覇を達成した。
- 2023年シーズンよりJABAでは「スピードアップ特別規程」としてピッチクロックを導入しており、本大会でも採用された[1]。
予選
編集→詳細は「第94回都市対抗野球大会予選」を参照
出場チーム
編集出場枠 | 都市 | チーム | 出場回数 |
---|---|---|---|
推薦 | 横浜市 | ENEOS | 4年連続53回目 |
北海道 | 札幌市 | 北海道ガス | 3年連続3回目 |
東北第1 | 仙台市 | JR東日本東北 | 3年連続29回目 |
東北第2 | 仙台市 | 七十七銀行 | 4年ぶり14回目 |
北信越 | 新潟市 | バイタルネット | 9年ぶり4回目 |
北関東第1 | 鹿嶋市 | 日本製鉄鹿島 | 2年連続22回目 |
北関東第2 | 太田市 | SUBARU | 5年ぶり28回目 |
南関東第1 | さいたま市 | 日本通運 | 9年連続48回目 |
南関東第2 | 君津市 | 日本製鉄かずさマジック | 3年連続15回目 |
南関東第3 | 寄居町/小川町 | Honda | 7年連続37回目 |
東京第1 | 東京都 | 明治安田生命 | 4年ぶり7回目 |
東京第2 | 東京都 | JR東日本 | 14年連続26回目 |
東京第3 | 東京都 | 東京ガス | 3年連続24回目 |
東京第4 | 東京都 | セガサミー | 4年連続14回目 |
西関東第1 | 横浜市 | 三菱重工East | 2年ぶり13回目 |
西関東第2 | 川崎市 | 東芝 | 2年連続44回目 |
東海第1 | 豊田市 | トヨタ自動車 | 9年連続25回目 |
東海第2 | 浜松市 | ヤマハ | 5年連続44回目 |
東海第3 | 岡崎市 | 三菱自動車岡崎 | 3年ぶり13回目 |
東海第4 | 春日井市 | 王子 | 4年ぶり18回目 |
東海第5 | 大垣市 | 西濃運輸 | 3年連続40回目 |
東海第6 | 豊川市 | 東海理化 | 12年ぶり6回目 |
近畿第1 | 大阪市 | NTT西日本 | 9年連続34回目 |
近畿第2 | 八尾市 | ミキハウス | 3年連続4回目 |
近畿第3 | 神戸市/高砂市 | 三菱重工West | 3年連続39回目 |
近畿第4 | 門真市 | パナソニック | 2年ぶり56回目 |
近畿第5 | 大阪市 | 日本生命 | 3年ぶり62回目 |
中国第1 | 福山市/倉敷市 | JFE西日本 | 2年連続12回目 |
中国第2 | 広島市 | JR西日本 | 2年連続6回目 |
四国 | 高松市 | JR四国 | 4年ぶり13回目 |
九州第1 | 大津町 | Honda熊本 | 8年連続17回目 |
九州第2 | 福岡市 | 西部ガス | 2年ぶり7回目 |
試合
編集トーナメント
編集1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||||||||
ENEOS | 10 | |||||||||||||||||
バイタルネット | 3 | |||||||||||||||||
ENEOS | 1 | |||||||||||||||||
トヨタ自動車 | 3 | |||||||||||||||||
トヨタ自動車 | 5 | |||||||||||||||||
Honda | 1 | |||||||||||||||||
トヨタ自動車 | 5 | |||||||||||||||||
日本通運 | 1 | |||||||||||||||||
日本通運 | 7 | |||||||||||||||||
ミキハウス | 2 | |||||||||||||||||
日本通運 | 6 | |||||||||||||||||
Honda熊本 | 3 | |||||||||||||||||
Honda熊本 | 10 | |||||||||||||||||
西濃運輸 | 2 | |||||||||||||||||
トヨタ自動車 | 3 | |||||||||||||||||
JR東日本 | 1 | |||||||||||||||||
東海理化 | 6 | |||||||||||||||||
日本製鉄かずさマジック | 4 | |||||||||||||||||
東海理化 | 13 | |||||||||||||||||
JR四国 | 0 | |||||||||||||||||
JR四国 | 1 | |||||||||||||||||
東京ガス | 0 | |||||||||||||||||
東海理化 | 2 | |||||||||||||||||
JR東日本 | 4 | |||||||||||||||||
パナソニック | 3 | |||||||||||||||||
JR西日本 | 0 | |||||||||||||||||
パナソニック | 3 | |||||||||||||||||
JR東日本 | 4 | |||||||||||||||||
三菱重工West | 1 | |||||||||||||||||
JR東日本 | 8 | |||||||||||||||||
トヨタ自動車 | 4 | |||||||||||||||||
ヤマハ | 2 | |||||||||||||||||
SUBARU | 2 | |||||||||||||||||
JFE西日本 | 0 | |||||||||||||||||
SUBARU | 3 | |||||||||||||||||
三菱自動車岡崎 | 9 | |||||||||||||||||
三菱自動車岡崎 | 8 | |||||||||||||||||
セガサミー | 5 | |||||||||||||||||
三菱自動車岡崎 | 1 | |||||||||||||||||
ヤマハ | 4 | |||||||||||||||||
日本製鉄鹿島 | 3 | |||||||||||||||||
ヤマハ | 7 | |||||||||||||||||
ヤマハ | 5 | |||||||||||||||||
JR東日本東北 | 0 | |||||||||||||||||
JR東日本東北 | 7 | |||||||||||||||||
日本生命 | 4 | |||||||||||||||||
ヤマハ | 2 | |||||||||||||||||
王子 | 0 | |||||||||||||||||
王子 | 9 | |||||||||||||||||
北海道ガス | 0 | |||||||||||||||||
王子 | 2 | |||||||||||||||||
明治安田生命 | 0 | |||||||||||||||||
西部ガス | 1 | |||||||||||||||||
明治安田生命 | 3 | |||||||||||||||||
王子 | 6 | |||||||||||||||||
三菱重工east | 1 | |||||||||||||||||
NTT西日本 | 1 | |||||||||||||||||
三菱重工East | 2 | |||||||||||||||||
三菱重工east | 8 | |||||||||||||||||
東芝 | 0 | |||||||||||||||||
東芝 | 8 | |||||||||||||||||
七十七銀行 | 3 |
1回戦
編集- 第1試合(7月14日)
- 第2試合(7月15日)
- 第3試合(7月15日)
- 第4試合(7月15日)
- 第5試合(7月16日)
- 第6試合(7月16日)
- 第7試合(7月16日)
- 第8試合(7月17日)
- 第9試合(7月17日)
- 第10試合(7月17日)
- 第11試合(7月18日)
- 第12試合(7月18日)
- 第13試合(7月18日)
- 第14試合(7月18日)
- 第15試合(7月18日)
- 第16試合(7月18日)
2回戦
編集- 第1試合(7月20日)
- 第2試合(7月20日)
- 第3試合(7月20日)
- 第4試合(7月21日)
- 第5試合(7月21日)
- 第6試合(7月21日)
- 第7試合(7月22日)
- 第8試合(7月22日)
準々決勝
編集- 第1試合(7月22日)
- 第2試合(7月23日)
- 第3試合(7月23日)
- 第4試合(7月23日)
準決勝
編集- 第1試合(7月24日)
- 第2試合(7月24日)
決勝
編集- 第1試合(7月25日)
表彰選手等
編集表彰 | 選手 | 所属チーム | |
---|---|---|---|
橋戸賞 | 嘉陽宗一郎(投手) | トヨタ自動車 | |
久慈賞 | 網谷圭将(外野手) | ヤマハ | |
小野賞 | 東海理化チーム | ||
若獅子賞 | 門叶直己(外野手) | 東海理化 | |
福本綺羅(外野手) | 東海理化 | ||
中村奎太(外野手) | 三菱自動車岡崎 | ||
首位打者賞 | 渡辺和哉(捕手) 11打数6安打 打率.545 |
JR東日本 | |
打撃賞 | 北村祥治(内野手) | トヨタ自動車 | |
大会優秀選手 | 投手 | 嘉陽宗一郎 | トヨタ自動車 |
森田駿哉 | トヨタ自動車(Honda鈴鹿) | ||
松本健吾 | トヨタ自動車 | ||
フェリペナテル | ヤマハ | ||
西居建陽 | JR東日本 | ||
井村勇介 | 王子(Honda鈴鹿) | ||
捕手 | 高祖健輔 | トヨタ自動車 | |
渡辺和哉 | JR東日本 | ||
細川勝平 | 王子 | ||
一塁手 | 樺沢健 | トヨタ自動車 | |
秋利雄祐 | ヤマハ | ||
菅田大介 | JR東日本 | ||
宝島史貴 | 王子 | ||
畔上翔 | 東海理化(Honda鈴鹿) | ||
小室和弘 | 三菱自動車岡崎 | ||
二塁手 | 古川智也 | 三菱自動車岡崎 | |
三塁手 | 下川和弥 | JR東日本(NTT東日本) | |
江越啓太 | 三菱重工east | ||
北村祥治 | トヨタ自動車 | ||
遊撃手 | 和田佳大 | トヨタ自動車 | |
添田真海 | 日本通運 | ||
外野手 | 多木裕史 | トヨタ自動車 | |
徳本健太朗 | トヨタ自動車 | ||
前野幹博 | ヤマハ | ||
網谷圭将 | ヤマハ | ||
山内慧 | JR東日本 | ||
向山基生 | JR東日本(NTT東日本) | ||
北川利生 | 日本通運 | ||
門叶直己 | 東海理化 | ||
福本綺羅 | 東海理化 | ||
中村奎太 | 三菱自動車岡崎 | ||
比嘉龍寿 | 三菱自動車岡崎(東邦ガス) | ||
武田健吾 | 三菱重工east | ||
小栁卓也 | 三菱重工east | ||
指名打者 | 矢幡勇人 | ヤマハ | |
吉岡郁哉 | 王子 | ||
井貝星良 | 東海理化 | ||
汐月祐太郎 | 三菱重工east |
- 10年連続出場選手[2]
- 内藤大樹(JFE東日本=日本製鉄かずさマジックに補強)
- 樺沢健(トヨタ自動車)
- 多木裕史(トヨタ自動車)
- 中村篤人(NTT西日本)
- 原田拓実(日本生命)
- 上西主起(日本生命)
応援団コンクール
編集応援団コンクールが第90回大会(2019年)以来4年ぶりに復活した。また、ファンが選ぶMIC(Most Impressive Cheer)賞が新たに設けられた。
- 最優秀賞:川崎市・東芝
- 優秀賞:東京都・JR東日本
- 敢闘賞:仙台市・七十七銀行
- MIC賞:東京都・明治安田生命
脚注
編集- ^ “【都市対抗】史上初ピッチクロックを導入 無走者では12秒、走者がいる場合は20秒以内に投球”. 日刊スポーツ. (2023年7月14日) 2023年7月15日閲覧。
- ^ 「毎日新聞」2023年7月18日付