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筑波颪(つくばおろし)とは、茨城県南部から千葉県北部にかけての地域で冬期に吹く北西風のことである[1]。ただし、名称に「颪」を含むものの、おろし風ではない[2]

日本付近が西高東低の冬型の気圧配置になった場合に、日本海から日本に向かって北西の湿った季節風が吹き込む。これが山脈に雪を降らせ太平洋側に吹き降りるが、乾燥した冷たい北西風となって関東地方に強風をもたらす。茨城県南部から千葉県北部にかけてにおいて筑波山を見通すことができることから、この風を「筑波おろし」と呼ぶ。実際に筑波山を吹き下りてくる風が直接当たる範囲とは関係なく呼ばれている。

脚注編集

  1. ^ 吉野 1961, p. 66.
  2. ^ 日下 2018, p. 478.

参考文献編集

  • 吉野正敏『新版 小気候』地人書館、1961年。
  • 日下博幸「山岳の気候の特徴と成り立ち2――局地風」『日本気候百科』日下博幸・藤部文昭(編集代表)、丸善出版、2018年、477-480頁。ISBN 978-4-621-30243-9

関連項目編集