筒井 真理子(つつい まりこ、1960年10月13日[1] - )は、日本女優山梨県甲府市出身[2]茂田オフィス所属。

つつい まりこ
筒井 真理子
筒井 真理子
生年月日 (1960-10-13) 1960年10月13日(63歳)
出生地 日本の旗 日本山梨県甲府市
身長 162 cm
血液型 AB型
職業 女優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1985年 -
配偶者 独身
事務所 茂田オフィス
公式サイト 筒井真理子オフィシャルサイト
主な作品
舞台
『そして僕は途方に暮れる』
映画
淵に立つ』『よこがお
テレビドラマ
花子とアン
 
受賞
毎日映画コンクール
女優主演賞
2016年淵に立つ
ヨコハマ映画祭
主演女優賞
2016年『淵に立つ』
高崎映画祭
最優秀主演女優賞
2016年『淵に立つ』
芸術選奨文部科学大臣賞
2020年よこがお
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人物

来歴

1981年、当時早稲田大学演劇研究会で旗揚げしたばかりの第三舞台の公演を見て感銘を受ける(本人曰く、ちょうどこの頃人間関係がもとで落ち込んでいた頃だったとのこと[3])。本番中にも関わらず、楽屋を訪れて「入れてください」と直訴するが、スタッフに追い出される。翌1982年、晴れて第三舞台に加入、初舞台を踏む[3]。以後、同劇団のほとんどの作品に出演。

2016年、映画『淵に立つ』が第69回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門の審査員賞を受賞。筒井も国内で毎日映画コンクールヨコハマ映画祭高崎映画祭などの主演女優賞に輝いた。 また同年、バラエティタレント松本明子と漫才コンビ「つつまつ」を結成し[4]、同年3月26日の「立川志らら 真打昇進披露興行」で漫才を初披露した[5][6]

2019年、映画『よこがお』ほかにて令和元年度芸術選奨映画部門 文部科学大臣賞や全国映連賞・女優賞を受賞。

エピソード

幼い頃は甘えん坊で末っ子ということもあり、両親から甘やかされて育った。小学生の頃は宿題より遊ぶことが大好きだったため、よく先生に注意されていた。筒井家は当時、夏休みに神奈川県葉山町やその他の海などで数週間ほど過ごすのが恒例行事だった[3]

大学進学後は、先に上京していた次姉、兄と3DKの家で同居生活を始める[注釈 1]。早稲田大学に入り直したのは、本人曰く「友達の多くが早稲田大学にいたから」との理由によるもの。両親に再受験を申し出た所あっさり許可が下り、早稲田大学に再入学することになった[3]

「第三舞台」に入団した後、兄と2人で下落合新宿区)のマンションに引っ越した。同劇団の主宰・鴻上尚史池田成志山下裕子などの仲間たちと劇団活動に打ち込んだ[3]。その後、兄が大学を卒業するのを機に、高田馬場の1DKのマンションで一人暮らしを始めた。芝居に夢中になり過ぎたせいで、ろくに授業にも出ずに何年も居座り続けた。大学7年生になった頃、母から「卒業だけはしてね」と言われたため、奮起して何とか1987年に卒業した[3]

ほどなくして永福町駅京王井の頭線)辺りにある1DKの部屋に引っ越し、演技活動を続けた。「第三舞台」を退団後に映画の主役が決まったが、撮影の延期が続いたため、その間は喫茶店などでバイトをして過ごした。その後、京王沿線を何度か引っ越した後、現在(2022年)は少し前に購入した中古のマンションの部屋をリフォームした上で暮らしている。

出演

テレビドラマ

NHK
TBS
日本テレビ
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京

WOWOW

  • 宿命(2004年) - 瓜生亜耶子 役

配信ドラマ

映画

短編映画

  • ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-「Kuu」(2018年6月) - モモ 役
  • The Supermission (2020年) - 主演 潔癖症のスーパー店員 役

テレビアニメ

バラエティー・トーク番組

CM

ゲーム

受賞

脚注

注釈

  1. ^ この家は、主が海外赴任に行くことになり、空き家にしないため貸してもらえることになったとのこと[3]

出典

  1. ^ 日本タレント名鑑 筒井 真理子”. VIP Times Inc.. 2016年10月17日閲覧。
  2. ^ 週刊文春2022年3月17日号「新・家の履歴書」第773回筒井真理子p62-65
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 「新・家の履歴書 筒井真理子」『週刊文春』2022年3月7日号、文藝春秋、62-65頁
  4. ^ 映画『淵に立つ』公式サイト”. 映画「淵に立つ」製作委員会. 2018年12月29日閲覧。
  5. ^ 立川志らら 真打昇進披露興行”. Confetti. 2018年12月29日閲覧。
  6. ^ 松本明子 (2016年3月27日). “立川志ららさん真打昇進披露興行”. 松本明子オフィシャルブログ「~♂×♀×Kiss~」. 2018年12月29日閲覧。
  7. ^ 4月スタートの朝ドラ『虎に翼』第4弾キャスト発表 田中要次&塚地武雅ら7人【コメントあり】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月25日). 2024年1月25日閲覧。
  8. ^ 岸井ゆきの、松山ケンイチのドラマ「お別れホスピタル」新キャストが明らかに療養病棟が舞台の「お別れホスピタル」ドラマ化、岸井ゆきの・松山ケンイチが出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月15日). 2024年1月15日閲覧。
  9. ^ “福山雅治&大泉洋『ラストマン』初回キーマン役に筒井真理子 超特急・草川拓弥&ライス・関町知弘も”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年4月16日). https://www.oricon.co.jp/news/2275556/full/ 2023年4月16日閲覧。 
  10. ^ “「大病院占拠」津田寛治、稲葉友ら出演、櫻井翔演じる主人公と事件に巻き込まれる”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年12月18日). https://natalie.mu/eiga/news/505577 2022年12月18日閲覧。 
  11. ^ “筒井真理子・塩野瑛久ら、主人公家族に復讐される一家役に『ブラックファミリア』”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年9月21日). https://news.mynavi.jp/article/20230921-2775473/ 2023年9月21日閲覧。 
  12. ^ 「春になったら」濱田岳が奈緒の婚約者役 小林聡美、光石研、筒井真理子も出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月4日). 2023年12月4日閲覧。
  13. ^ “日本の台所を変えた実在の女性描くSPドラマ「キッチン革命」新キャスト14名解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月2日). https://natalie.mu/eiga/news/511239 2023年2月2日閲覧。 
  14. ^ “<シッコウ!!~犬と私と執行官~ 第8話>栗橋、高熱出してひかりの前で倒れる”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年9月5日). https://mdpr.jp/drama/detail/3933702 2023年9月5日閲覧。 
  15. ^ “原菜乃華「強烈なキャラだけど…」戸田菜穂&筒井真理子と『泥濘の食卓』出演”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年9月20日). https://news.mynavi.jp/article/20230920-2774762/ 2023年9月20日閲覧。 
  16. ^ “増田貴久が恐れる、“ママ”役に筒井真理子 『吉祥寺ルーザーズ』作中人形の商品化も”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年5月22日). https://news.mynavi.jp/article/20220522-2349154/ 2022年5月22日閲覧。 
  17. ^ “『深夜食堂』の“インスタ映え”レシピ本が登場!予約の取れない料理教室・小堀紀代美さんが作る「究極のポテサラ」レシピ大公開”. 美的. (2019年12月21日). https://www.biteki.com/life-style/others/460247 2020年2月24日閲覧。 
  18. ^ “板尾創路、息子役の川西拓実に「とても好感」 JO1初主演ドラマ全キャスト発表”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年2月22日). https://news.mynavi.jp/article/20220222-2277974/ 2022年2月22日閲覧。 
  19. ^ “「ヒヤマケンタロウの妊娠」本予告、斎藤工と上野樹里が予想外の妊娠生活に奮闘”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年3月15日). https://natalie.mu/eiga/news/469479 2022年3月15日閲覧。 
  20. ^ “中村獅童が「ケンシロウによろしく」で松田龍平の宿敵に、筒井真理子・倉科カナも出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年9月6日). https://natalie.mu/eiga/news/540110 2023年9月6日閲覧。 
  21. ^ 賀来賢人が主演・原案「忍びの家」に吉岡里帆、田口トモロヲ、柄本時生ら出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月18日). 2024年1月18日閲覧。
  22. ^ “『淵に立つ』深田晃司監督×筒井真理子が再タッグ 共演に市川実日子&池松壮亮”. クランクイン!. (2019年1月24日). https://www.crank-in.net/news/62032/1 2019年1月29日閲覧。 
  23. ^ “ひとよ:佐藤健主演映画に佐々木蔵之介、音尾琢真、筒井真理子ら 5人が白石和彌監督作品に初出演”. MANTANWEB (MANTAN). (2019年6月26日). https://mantan-web.jp/article/20190625dog00m200047000c.html 2019年6月26日閲覧。 
  24. ^ “萩原みのり主演のホラー映画『N号棟』GW公開決定 実際に起きた幽霊団地事件が基に”. Real Sound映画部 (株式会社blueprint). (2022年1月15日). https://realsound.jp/movie/2022/01/post-947703.html 2022年1月15日閲覧。 
  25. ^ "板谷由夏の17年ぶり主演映画に柄本明&佑"親子"が出演 主題歌はTielle". ORICON NEWS. oricon ME. 27 June 2022. 2022年6月27日閲覧
  26. ^ “「ぼくらのレシピ図鑑」第3弾に筒井真理子ら、“吉田のうどん”広める部員役も決定”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年12月22日). https://natalie.mu/eiga/news/506216 2022年12月22日閲覧。 
  27. ^ “伊藤健太郎の主演作「静かなるドン」に筧美和子、深水元基、筒井真理子、寺島進ら出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年3月23日). https://natalie.mu/eiga/news/517765 2023年3月23日閲覧。 
  28. ^ “「#ミトヤマネ」で湯川ひなが玉城ティナの妹に、マネージャーは稲葉友”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年6月26日). https://natalie.mu/eiga/news/530281 2023年6月26日閲覧。 
  29. ^ “なにわ男子・藤原丈一郎が二宮和也と映画初共演、「アナログ」で大阪支社の後輩役”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年6月8日). https://natalie.mu/eiga/news/527773 2023年6月8日閲覧。 
  30. ^ “夢で見た事故はすでに起こっていた?佐藤玲主演のサイコスリラー、9月公開”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月3日). https://natalie.mu/eiga/news/535437 2023年8月3日閲覧。 
  31. ^ “辰巳雄大×浜中文一W主演映画「僕らの千年」予告解禁、ふぉ~ゆ~が主題歌担当”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年7月31日). https://natalie.mu/eiga/news/534906 2023年7月31日閲覧。 
  32. ^ “歌舞伎町で生きる若者の三角関係を描」く 矢野聖人×錫木うり×水石亜飛夢『車軸』11月公開”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2023年8月23日). https://realsound.jp/movie/2023/08/post-1409767.html 2023年8月23日閲覧。 
  33. ^ 映画『車軸』CAST”. 映画『車軸』公式サイト (2023年8月23日). 2023年8月23日閲覧。
  34. ^ “義足モデルの心の変化を捉えた「シンデレラガール」公開、主演は伊礼姫奈”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年9月4日). https://natalie.mu/eiga/news/539514 2023年9月4日閲覧。 
  35. ^ 映画『ハードボイルド・レシピ』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2024年2月26日). 2024年2月26日閲覧。
  36. ^ STAFF&CAST”. TVアニメ「スーパーカブ」公式サイト. 2021年4月6日閲覧。
  37. ^ “筒井真理子×三浦透子W主演、“楽天市場”CMで有馬ゆみこが「ゆめいっぱい」29年ぶり歌唱”. BARKS (JAPAN MUSIC NETWORK). (2020年4月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000181327 2020年6月12日閲覧。 
  38. ^ “浅野忠信主演「淵に立つ」高崎映画祭で最優秀作品賞”. 日刊スポーツ. (2017年1月6日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1761680.html 2017年1月6日閲覧。 
  39. ^ “毎日映画コンクールで「シン・ゴジラ」が大賞ほか3冠獲得、「君の名は。」は2冠”. 映画ナタリー. (2017年1月19日). https://natalie.mu/eiga/news/217340 2017年1月19日閲覧。 
  40. ^ 令和元年度(第70回)芸術選奨受賞者一覧

関連項目

外部リンク