篠田勝英
日本のフランス文学者
篠田 勝英(しのだ かつひで、1948年12月18日[1] - )は、日本のフランス文学者。白百合女子大学名誉教授[2]。中世フランス文学専攻。公益財団法人日仏会館常務理事[2]をつとめ、2023年時点で渋沢・クローデル賞委員会の審査委員をつとめる[3][4]。
略歴
編集石川県金沢市出身[1]。1973年東京大学文学部仏文科卒業。1979年 同大学院博士課程単位取得満期退学、白百合女子大学文学部専任講師。1982年助教授、1992年教授。
受賞
編集著書
編集- 『はじめてのフランス語』 講談社現代新書 1992年
翻訳
編集- ボワロ&ナルスジャック『探偵小説』白水社:文庫クセジュ 1977年
- マドレーヌ・ラザール『ラブレーとルネサンス』宮下志朗共訳 白水社:文庫クセジュ 1981年
- ジョルジュ・デュビー『中世の結婚 騎士・女性・司祭』新評論 1984年
- オギュスタン・ベルク『風土の日本 自然と文化の通態』 筑摩書房 1988年/ちくま学芸文庫 1992年
- オギュスタン・ベルク『日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代』講談社現代新書 1990年
- オギュスタン・ベルク『都市のコスモロジー 日・米・欧都市比較』講談社現代新書 1993年
- オギュスタン・ベルク『地球と存在の哲学 環境倫理を越えて』ちくま新書 1996年
- ギョーム・ド・ロリス/ジャン・ド・マン『薔薇物語』平凡社 1996年/ちくま文庫(上下) 2007年
- ユベール・ド・マクシミー『赤の文書』白水社 2001年
- ミシェル・パストゥロー『ヨーロッパ中世象徴史』白水社 2008年、復刊2018年
- ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』菅野昭正・星埜守之・有田英也共訳 集英社 2011年
- 『フランス中世文学名作選』白水社 2013年、松原秀一・天沢退二郎・原野昇解説
- 『フランス・ルネサンス文学集2 笑いと涙と』、『3 旅と日常と』白水社(全3巻)、2016-2017年。分担共訳
論文
編集- <篠田勝英 CiNii
脚注
編集- ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.320
- ^ a b 令和2年(2020)開催シンポジウム 恵比寿映像祭. 2024年7月29日閲覧。
- ^ 運営体制 < 渋沢・クローデル賞委員会
- ^ 渋沢・クローデル賞 日仏会館. 2024年7月29日閲覧。
- ^ 2011年度 第47回 文学賞の世界. 2024年7月29日閲覧。
参考
編集外部リンク
編集- 篠田勝英 教授 / 学びの内容 - 白百合女子大学 - ウェイバックマシン(2014年11月19日アーカイブ分)
- 篠田勝英 - researchmap
- 『薔薇物語』フランスを読む#42 - 篠田勝英・白百合女子大学名誉教授 - YouTube