篦岳丘陵(ののだけきゅうりょう)とは、宮城県大崎市田尻町遠田郡涌谷町とにまたがる丘陵地陸前丘陵の一部をなす。

篦岳丘陵
松島周辺の空撮(写真上が北北東。2009年10月)。松島丘陵東端が沈んで出来た松島から北北東に旭山丘陵が延び(写真中央)、江合川を挟んで北西方向に篦岳丘陵が延びる(写真中央から右側)。上記3丘陵にの字状に囲まれて大松沢丘陵の東端が見える(写真左側)。
位置 北緯38度34分20秒 東経141度8分16秒 / 北緯38.57222度 東経141.13778度 / 38.57222; 141.13778
所在地 宮城県大崎市遠田郡
プロジェクト 山
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概要 編集

東西に長い丘陵地で、東流する迫川(北)と江合川(南)に南北をはさまれている。田尻町側(西)に標高224mの加護坊山(かごぼうやま)、涌谷町側(東)に標高236mの篦岳山(ののだけやま)と2つのほぼ同じ高さの主峰がある。2つの主峰の間はやや低くなっており、国道346号トンネルで南北に貫いている。

仙台平野の北半分である仙北平野の中央にあり、周囲は広大な水田地帯となっている。頂上からは仙北平野全体を望むことが出来る。

奈良時代、当時日本では産出出来ないといわれていた黄金が産出され、奈良東大寺大仏建立のために749年に献上された。丘陵の南麓には黄金山神社があり、学術調査によって神社周辺で砂金が採れることが証明された。

江戸時代、南麓に仙台藩涌谷城が設置され、軍事的な要衝でもあった。

関連項目 編集

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