粕汁
日本の汁物料理
粕汁(かすじる)とは、酒粕を加えて煮込んだ日本の汁物料理。 起源詳細は不明であるが近畿地方を中心に食され、兵庫県神戸市など酒粕が流通する酒造地域では一般的な料理である。
出汁に酒粕を溶かし味噌や醤油などで味を整える。具材には鮭やブリなどのあら、豚肉、にんじん、大根、ゴボウなどの根菜類、こんにゃく、油揚げ、椎茸、ネギなどがよく使われる。
酒粕には、ビタミン類、炭水化物、アミノ酸等が豊富に含まれていて、体を温める効果があるため、冬の行事や炊き出しなどで振舞われることも多い。奈良の古寺では、節分会にあたり関係者に振る舞われる[1][2]。
アルコール編集
酒粕にはアルコール分が含まれており、粕汁を食べる量や食べる人の体質、その時の体調によっては機械の操作などに支障をきたす事も考えられる。周囲の人も含め、酒酔い運転防止には十分な配慮が必要である。