糸井羊司
糸井 羊司(いとい ようじ、1977年11月28日 - )は、NHKのアナウンサー。
いとい ようじ 糸井 羊司 | |
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プロフィール | |
愛称 | 糸ようじ |
出身地 |
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生年月日 | 1977年11月28日(44歳) |
最終学歴 | 上智大学文学部新聞学科卒業 |
勤務局 | NHK放送センター |
部署 | 東京アナウンス室 |
職歴 | 福島(2000.6 - 2005.3)→名古屋(2005.3 - 2010.3)→東京アナウンス室(2010.3 - 2015.3)→札幌(2015.3 - 2019.3)→東京アナウンス室(2019.4 - ) |
活動期間 | 2000年 - |
ジャンル | 報道、ニュースリーダー(影読み) |
配偶者 | あり |
公式サイト | NHKアナウンスルーム |
出演番組・活動 | |
出演中 | 本文参照 |
出演経歴 | 本文参照 |
備考 気象予報士 |
人物編集
三重県四日市市出身。小学校卒業後に神奈川県川崎市に転居する。神奈川県立多摩高等学校[1]、上智大学文学部新聞学科卒業後、2000年に入局。気象予報士の資格を持つ[2]。
挿話編集
幼い頃からクイズに興味を持ち、小学校6年生の時に『天才クイズ』(中部日本放送)に出場し、天才賞に輝いた。また、高校2年生から大学4年生まで『オールスター感謝祭』(TBSテレビ)のスタッフとして問題制作に参加していた時期がある[2][3]。
アナウンサーを志したきっかけは、小学生の頃に好きだった『ザ・ベストテン』(TBSテレビ)が復活した際に司会をやりたい、というもの[2]。1995年第42回NHK杯全国高校放送コンテストアナウンス部門で4位入賞している[1]。
幼少からの熱烈な鉄道ファンでもあり、3人の息子とともに『NHKニュースおはよう日本』のブログで度々取り上げられている。また、『おはよう北海道 土曜プラス』担当時には北海道新幹線の話題が取り上げられた際、自身が所有してる新幹線のNゲージの模型を番組内で披露したことをブログで明かした。
2015年2月22日放送分の『今夜も生でさだまさし』にてメッセージを寄せ、2015年最初の定時ニュース(2015年1月1日 0:15 - 0:20)を担当したことについて、上司に「羊年の最初のニュースの担当になったのは意図的か」と問うと上司があっさり頷いた、とのエピソードを披露している。なお、糸井自身は巳年生まれで、名前の「羊司」はクリスチャンの母親が「羊を司る」ことに由来して当てたものだという[4]。
2021年2月13日深夜発生の福島県沖地震を受けた、翌14日朝5時の定時ニュースを担当した際、冒頭の挨拶につづけて、「(深夜の大地震とその余震で)ほとんど眠れなかった方、早く目覚めてしまった方、ともにお疲れのことと思います」「できるだけ安全な場所で少し目を閉じながらでもかまいませんので、最新の情報をお聞きいただければと思います」と原稿にないメッセージを伝え、話題となった[5][6]。ツイッターのトレンドランキングでは「糸井アナ」がランクインした[7]。
母子家庭で育つ。
4人の息子の父親。個人で中古の業務用カメラを所有しており、風景の移り変わりや子供らの成長を撮影するのが趣味になっているという[2]。
現在の担当番組編集
- 正午ニュース(キャスター、祝日を除く月曜 - 金曜:2022年4月4日 - )
- 午前11時、午後1時、午後6時の定時ニュース、緊急報道対応(11:00~19:00)
- ニュースLIVE!ゆう5時 番組内のニュースリーダー(祝日を除く月曜 - 木曜:2022年4月4日 - )
- ニュース きん5時 番組内のニュースリーダー(祝日を除く金曜:2022年4月8日 - )
- 鎌倉殿の13人(語り:2022年1月9日 - )
過去の担当番組編集
- 福島放送局時代(2000年度 - 2004年度)
- 福島県のニュース・中継・リポート
- 名古屋放送局時代(2005年度 - 2009年度)
- 情報フレッシュ便 さらさらサラダ(「アナたに聞きたい」コーナー出演:2006年4月12日)
- 産地発!たべもの一直線(リポーター:2007年6月10日・12日・15日)
- 中学生日記(2007年9月22日)
- ウイークエンド中部(2006年4月 - 2009年3月)
- おはよう東海(2005年4月 - 2006年3月・2009年 - 2010年3月)※後者は2週間ごとに浅野光成と交代で担当。
- NHKニュースおはよう日本(佐藤龍文のニュースリーダー代行)(2009年9月14日 - 18日)
- 東海北陸のニュース・中継・リポート
- 東京アナウンス室時代(1度目)(2010年度 - 2014年度)
- 2011年3月の東北地方太平洋沖地震では、初任地でもある福島局に応援で派遣され、災害情報を中心にローカルニュースを担当した。
- NHKニュース24(メインキャスターの坂本朋彦のキャスター代行)(2011年9月20日 - 2011年10月1日)
- 仕事学のすすめ・安藤忠雄(語り:2012年3月)
- ETV特集 アイスマン ~5000年前の 男 は語る~(ナレーション)
- 英語で読む村上春樹(原文朗読)
- NHKニュースおはよう日本(池田達郎が阿部渉のキャスター代行を務めることによるニュースリーダー代行)(2013年8月12日 - 8月16日、2014年8月11日 - 8月15日)
- ニュース・気象情報(午前10時台(高校野球中継により前後有)・池田達郎のキャスター代行)(2013年8月12日 - 8月16日、2014年8月11日 - 8月15日)
- NHKスペシャル「いま集団的自衛権を考える」ナレーション(2014年4月12日)
- NHK BSニュース(2014年5月24日、25日・徹宵番)
- ニュース・気象情報(年末年始キャスター:2014年12月30日、12月31日、2015年1月1日)
- NHKニュースおはよう日本(キャスター:4:30 - 6:25)(2012年4月 - 2015年3月13日)
- 「けさの知りたい!」コーナー担当:キャスター担当週以外の金曜日 7:35頃
- NHKニュース(午前9時:『あさイチ』内)(2012年4月 - 2015年3月13日)
- ニュース・気象情報(おはよう日本担当週の前日夜〜当日深夜早朝・おはよう日本担当翌週の主に月曜日午後2時〜4時)
- 目撃!日本列島 裁判員 私たちはそれから…(ナレーション・2015年2月28日)
- 札幌放送局時代(2015年度 - 2018年度)
- NEXT 未来のために 一人では生きられないから 札幌 生活困窮者支援の現場(ナレーション・2015年5月27日)
- NHKニュースおはよう北海道 土曜プラス(キャスター:2015年4月4日 - 2017年4月1日)
- 北海道のニュース
- 北海道クローズアップ(キャスター:2017年4月 - 2019年3月)
- ニュースウオッチ9(滑川和男の代理ニュースリーダー)(2018年11月5日 - 9日)
- 東京アナウンス室時代(2度目)(2019年度 - )
- 第25回参議院議員通常選挙開票速報(キャスター:2019年7月21日)
- NHKニュース(2019年4月30日[平成最後]・2019年5月1日[令和最初])
- NHK BSニュース 4K(キャスター:2019年9月30日 - 2020年3月27日)
- ニュースきょう一日(ニュースリーダー:2019年4月- 2021年3月)[8]
- 午後10時~翌午前3時の緊急報道対応を兼務。
- 正午ニュース(三條雅幸、佐藤誠太の代理キャスター)(2021年8月1日~8月6日)
- ニュース シブ5時(2021年10月25日:三條雅幸の代理キャスター)
- ニュースウオッチ9 (ナレーション・ニュースリーダー:2019年4月ー2022年3月[8]
- ニュース・気象情報(平日23時15分ニュース:2021年度)[8]
- 午後10時~翌午前3時の緊急報道対応を兼務。
- ニュース645(キャスター:2019年4月29日 - )
同期のアナウンサー編集
- 小山径(大分→秋田→新潟→東京アナウンス室→名古屋→東京アナウンス室)
- 近藤泰郎(鳥取→大阪→高知→東京アナウンス室→鳥取→東京アナウンス室)
- 横井健吉(甲府→仙台→広島→名古屋→G-Media出向→大分→東京アナウンス室)
- 安部みちこ(徳島→東京アナウンス室→松山→東京アナウンス室)
- 塚原愛(岡山→大阪→東京アナウンス室→松山→東京アナウンス室)
- 星野圭介(長野→宮崎→札幌→東京アナウンス室→大阪→札幌→G-Media出向)
- 望月啓太(熊本→前橋→東京アナウンス室→名古屋→東京アナウンス室→岡山→甲府)
- 別井敬之(神戸→静岡→広島→福岡→G-Media出向→名古屋)
- 千野秀和(金沢→津→ラジオセンター→大分→高知→ラジオセンター→京都)
- 稲塚貴一(盛岡→釧路→東京アナウンス室→沖縄→東京アナウンス室→熊本)
- 池田耕一郎(静岡→沖縄→札幌→大阪→東京アナウンス室→長崎)
- 大石真弘(沖縄→千葉→福岡→鹿児島→大阪→ラジオセンター)
- 斉藤孝信(富山→名古屋→東京アナウンス室→甲府→放送文化研究所)
- 柴田拓(鹿児島→山口→福岡→名古屋→ラジオセンター)
- 髙橋康輔(山口→鳥取→秋田→水戸→東京アナウンス室→水戸)
- 田中洋行(長崎→福井→名古屋→東京アナウンス室→千葉→ラジオセンター)
- 平野哲史(京都→水戸→東京アナウンス室→仙台→福井→管理局)
- 本田俊介(青森→長野→ラジオセンター→福島→青森→ラジオセンター)
脚注編集
- ^ a b “放送コンテストの歩み”. NHK杯全国高校放送コンテスト公式サイト. 2021年3月21日閲覧。
- ^ a b c d “アナウンサー仕事の流儀 糸井羊司”. NHKアナウンサールーム. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “まちかど情報室 臨時で担当です”. おはよう日本 出演者ブログ. 2016年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月21日閲覧。
- ^ 札幌放送局時代のプロフィールより
- ^ “地震伝えたNHK糸井アナがトレンド急上昇 温かい言葉が「一人ひとりに届く」”. デイリースポーツ. (2021年2月14日) 2021年3月21日閲覧。
- ^ “テレビ災害報道の変化 L字放送の定番化、危機感伝わる呼びかけに”. NEWSポストセブン (2021年3月2日). 2021年3月21日閲覧。
- ^ “コロナ禍で試されるアナウンサーの“中身”。タレント化は時代遅れか – 東京スポーツ新聞社” (日本語). 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年8月13日閲覧。
- ^ a b c 夜間の宿直要員として、2019年度は滑川和男と、2020・2021年度は小澤康喬との隔週交代。2021年7月より小澤・佐藤龍文(不定期)と週替わりで担当