紀女王(きじょおう/きのおおきみ、生没年不詳)は、奈良時代皇族長屋王の娘。名は紀若翁とも記される。位階従三位

生涯 編集

続日本紀』によれば、聖武朝天平9年(737年)10月に、長屋王の遺児である兄弟姉妹の安宿王黄文王円方女王忍海部女王とともに昇叙され、従四位下を授けられている[1]

淳仁朝天平宝字5年(761年)6月に、光明皇太后国忌御斎への労により、従三位を授けられている[2]。記録が残っているのはここまでで、その人生については不明な箇所が殆どである。

官歴 編集

続日本紀』による。

脚注 編集

  1. ^ 『続日本紀』巻第十二、聖武天皇 天平9年10月20日条
  2. ^ 『続日本紀』巻第二十三、廃帝 淳仁天皇 天平宝字5年6月26日条

参考文献 編集