納言 (お笑いコンビ)
納言(なごん)は、太田プロダクションに所属する安部紀克と薄幸からなる日本の男女お笑いコンビ。
左から安部紀克、薄幸(2021年9月) | |
メンバー |
安部紀克 薄幸 |
結成年 | 2017年 |
事務所 | 太田プロダクション |
活動時期 | 2017年1月 - [1] |
出身 |
東京アナウンス学院(安部) ワタナベコメディスクール13期(薄) |
旧コンビ名 |
すとろんぐカラ〜(安部) 朝一番(薄) |
現在の活動状況 | テレビ・ライブなど |
芸種 | 漫才 |
ネタ作成者 | 薄幸 |
現在の代表番組 | 有田ジェネレーション |
同期 |
安部 どんぐりたけし とみやん(さんぽ) タイムボムなど 薄 けんたろう(FREE MONKEY) 平野ノラ スタミナパンなど |
公式サイト | 公式プロフィール |
メンバー
編集略歴
編集安部の前コンビ「すとろんぐカラ〜」が解散して間も無い頃、安部から薄を誘って2017年1月に結成に至る。当時はメイプル超合金・ゆにばーす・相席スタートなど男女コンビが次々に売れ出していた時期だったため、安部は「その流れに乗れたら」と思っていたという[2]。薄は「安部の前のコンビ(すとろんぐカラ〜)が本当に面白くないと有名だったのに、誘いがしつこいので無理矢理組んだ」と話している[2]。また薄曰く、安部が誘ったのは自分で7人目だったとのこと[3]。
コンビ名の由来は、2人で新宿を歩いていた際に見つけた「納言」の文字が入った酒場から。当初は「○○納言」という名前を色々考えていたがなかなか決まらず、結局「納言」だけに落ち着いた[2]。
M-1グランプリでは結成2年目の2018年に準々決勝進出、Gyao!の配信動画で注目を集め始める。2019年・2020年・2021年でも準々決勝まで進出している[1]。
芸風
編集主なネタにはキャバクラのスカウト・引っ越しの挨拶の時に会った初対面の男・チラシ配りの男などに扮した安部に、いずれもつい誘われてしまうヤンキーキャラの女に扮する薄というものがある[3]。薄は革ジャンを衣装とし、ガラの悪そうな女のキャラで時々巻き舌調の台詞を入れ、ネタの間にたばこを吸う仕種を見せながら特定の街の名(主に都内)を挙げてディスる(街ディス)というネタを披露している。なお、これらのネタの時に見せているキャラクターがむしろ、薄のありのままだという。街ディスりのフレーズは下のフレーズ(下の句)から先に考え、後から駅名や地名(上の句)を当てはめている[4]。営業の時は、その営業先の街のことを調べてからネタを作っているという[4]。
薄が「字は書くのも読むのも嫌い」なため、薄が口頭で伝えたことを安部がノートに書いてネタを作成している。結成当初は安部が全てのネタ作りを請け負っていたが[3]、後に薄もネタ作りに加わりネタ中にたばこを吸う仕種を入れて“街ディス”のネタを始めたところ客席の反応が変わり、M-1グランプリでも手応えを感じたという[3]。これをきっかけにネタ作りの比率において次第に薄の割合が増えていき、現在は薄が1人で作っている[3]。
賞レース成績
編集M-1グランプリ
編集年度 | 結果 | エントリー No. |
会場 | 日程 |
---|---|---|---|---|
2017年(第13回) | 2回戦進出[1] | 2472 | [東京]雷5656会館ときわホール | 10月3日 |
2018年(第14回) | 準々決勝進出[1] | 879 | [東京]NEW PIER HALL | 11月6日 |
2019年(第15回) | 674 | 11月19日 | ||
2020年(第16回) | 3089 | 11月17日 | ||
2021年(第17回) | 2609 | [東京]ルミネtheよしもと | 11月17日 | |
2022年(第18回) | 3620 | 11月16日 | ||
2023年(第19回) | 2回戦進出[1] | 2389 | [東京]雷5656会館ときわホール | 10月23日 |
その他
編集- 2019年 第1回 ツギクル芸人グランプリ - 第4位(ワイルドカード枠でファイナルステージ進出)[5]
出演
編集テレビ
編集- 現在の出演
- 過去の出演
-
- お笑い太鼓判 THE LIVE(日本テレビ)- 2018年12月31日
- そろそろ にちようチャップリン(2019年6月22日、テレビ東京)
- 全力!脱力タイムズ(フジテレビ、2019年6月28日)
- ツギクル芸人グランプリ(フジテレビ、2019年7月25日)
- アメトーーク!(テレビ朝日、2019年8月8日)- 「もっと売れたい芸人」[6]
- ドリーム東西ネタ合戦(TBS)- 2020年1月1日
- くりぃむナンチャラ(テレビ朝日)- 2020年1月11日、2月22日
- タモリ倶楽部(テレビ朝日)- 2020年1月24日
- 有田ジェネレーション(TBSテレビ、2019年5月21日 - 2021年3月23日)- レギュラー
- ジンギス談!(北海道放送)- 2022年10月15日、22日
ラジオ
編集- マイナビ Laughter Night(TBSラジオ)- 2018年12月28日[7]、2019年1月25日[8]7月12日[9]・8月16日[10]・9月27日[11]、2020年4月3日[12]・7月31日[13]・10月9日[14]、2021年6月11日[15]
- 2019年8月の月間チャンピオン[16]
- 納言のイチナナゴン! 〜17Liveでおいしゃーす〜(TBSラジオ)- 2020年4月4日[17][18][19]〜2020年6月27日[20]
インターネット
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e “納言|コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2023年11月27日閲覧。
- ^ a b c 薄幸; 安部紀克(インタビュー)「『アメトーーク!』でブレイク「納言」芸名は酒場の名前から」『Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]』、光文社、2019年12月23日 。2023年11月27日閲覧。
- ^ a b c d e 『日経エンタテインメント!』2020年2月号「ばらえてぃびと」p. 94。
- ^ a b 納言・薄幸(インタビュアー:西澤千央)「「“街ディス”は下の句から考えます」納言・薄幸が考える「男女コンビ、女がネタを書く意味」(2/6)」『文春オンライン』、文藝春秋社、2頁、2020年12月6日 。2023年11月27日閲覧。
- ^ “ツギクル芸人グランプリ2019”. フジテレビ. 2021年2月16日閲覧。
- ^ “宮下草薙、見取り図、かが屋ら「もっと売れたい芸人」集結、因縁のアルピー平子も”. お笑いナタリー. ナターシャ (2019年8月7日). 2021年9月22日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2018年12月28日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年5月23日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2019年01月25日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年5月23日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2019年07月12日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年4月12日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2019年08月16日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年4月12日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2019年09月27日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年4月12日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2020年04月03日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年5月15日閲覧。
- ^ “2020年07月31日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年9月20日閲覧。
- ^ “2020年10月09日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “2021年6月11日(金)放送”. TBSラジオ. 2021年6月19日閲覧。
- ^ “マイナビ Laughter Night 2019年8月の月間チャンピオン”. TBSラジオ. 2019年9月28日閲覧。
- ^ “納言のTBSラジオ新番組「納言のイチナナゴン!」開始、17Liveとタッグ”. お笑いナタリー (2020年4月3日). 2020年4月5日閲覧。
- ^ “納言のレギュラーラジオが本格スタート、薄幸「安部が喜んでます」”. お笑いナタリー (2020年4月10日). 2020年4月12日閲覧。
- ^ 納言のイチナナゴン! 〜17Liveでおいしゃーす〜 (@nagon17gon) - X(旧Twitter)
- ^ 短い期間でしたが、本当にありがとうございました!! またいつかシーズン2ができる日を夢見て… - 番組公式Twitter、2020年6月29日閲覧
- ^ “『居酒屋 納言の××だなっ‼』”. WALLOP (2021年11月2日). 2021年11月25日閲覧。
外部リンク
編集- 公式プロフィール(太田プロダクション)