純麻雀(じゅんマージャン、Pure Majan)は、麻雀研究家の浅見了によって考案された競技麻雀のひとつ。偶然性を少なくし、技量的要素を重視している。

特色 編集

純麻雀は他の競技麻雀と同じくノーレートで行われる。また、競技麻雀として不必要と考えられた、以下のものは廃止されている。

なお、考案者の浅見了は、1997年に発行された『麻雀いっぱつ読本』の中で、「自分は本来あんまり博打が好きではない」「麻雀の博打的な要素を除去していってでき上がったのが競技麻雀だが、親だけアガリ点が高いというのは"胴元と子"という博打の考え方に基づいているし、もともと博打の道具として使われてきたサイコロを用いる点など、競技麻雀でさえ博打的要素がしっかり残っている(大意)」と述べている[1]

要項 編集

和了役 編集

▽は門前役、▼は副露1翻下がり

得点 編集

括弧外は栄和、括弧内は自摸和の点数。1翻縛りがないため、0翻の点数も存在する。

  • 0翻 - 900点(300点オール)(2013年点数変更)
  • 1翻 - 1500点(500点オール)
  • 2翻 - 3000点(1000点オール)
  • 3翻 - 6000点(2000点オール)
  • 4翻 - 9000点(3000点オール)
  • 5翻 - 12000点(4000点オール)
  • 6翻 - 15000点(5000点オール)
  • 7翻 - 18000点(6000点オール)
  • 8翻 - 21000点(7000点オール)
  • 9翻 - 24000点(8000点オール)
  • 10翻・小役満 - 27000点(9000点オール)
  • 大役満 - 30000点(10000点オール)

脚注 編集

  1. ^ 別冊宝島『麻雀いっぱつ読本』宝島社、1997年、216頁2段目〜217頁1段目頁。ISBN 4796693092 

関連項目 編集

外部リンク 編集