紫カントリークラブ(むらさきカントリークラブ)は、 千葉県野田市目吹に事務所があるゴルフ場。野田市目吹に「すみれコース」、同市鶴奉に「あやめコース」のゴルフ場がある。

紫カントリークラブ
すみれコース
Murasaki Country Club
Sumire Course
紫カントリークラブ
紫カントリークラブすみれコースの空中写真。
2019年6月26日撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
千葉県野田市目吹111番地 
座標: 北緯35度57分35.87秒 東経139度53分59.74秒 / 北緯35.9599639度 東経139.8999278度 / 35.9599639; 139.8999278
概要
開業 1961年昭和36年)4月16日
運営 メンバーシップコース
設計 小林 英年、改造 ダミアン・パスクーツォ、スティーブ・ペイト
運営者 紫興業株式会社
トーナメント1972年 第40回 日本プロゴルフ選手権大会
2020年 第85回 日本オープンゴルフ選手権競技大会
2022年 第55回 日本女子オープンゴルフ選手権競技大会予定
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 415 1 4 423
2 4 426 2 3 172
3 4 463 3 5 495
4 5 566 4 4 425
5 4 435 5 4 451
6 3 181 6 3 227
7 5 579 7 4 428
8 3 251 8 4 465
9 4 404 9 5 572
36 3720 36 3658

その他
公式サイト 紫カントリークラブすみれコース
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紫カントリークラブ
あやめコース
Murasaki Country Club
Ayame Course
紫カントリークラブ
紫カントリークラブあやめコースの空中写真。
2019年6月26日撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
千葉県野田市鶴奉463-1番地
概要
開業 1961年昭和36年)8月20日
運営 パブリックコース
設計 小林 英年
運営者 紫興業株式会社
コース
EASTコース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 375 1 5 510
2 3 180 2 4 386
3 4 357 3 3 175
4 3 195 4 4 415
5 5 510 5 4 307
6 4 346 6 4 380
7 4 411 7 3 150
8 4 364 8 4 406
9 5 511 9 5 482
36 3249 36 3211
WESTコース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 322 10 4 321
2 3 127 11 4 353
3 4 375 12 4 369
4 3 176 13 4 355
5 5 450 14 5 458
6 4 392 15 5 444
7 5 453 16 3 158
8 4 353 17 4 328
9 4 323 18 3 157
36 2971 36 2943

その他
公式サイト 紫カントリークラブあやめコース
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紫興業株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
278-0003
千葉県野田市鶴奉463-1
北緯35度57分14.79秒 東経139度53分38.61秒 / 北緯35.9541083度 東経139.8940583度 / 35.9541083; 139.8940583座標: 北緯35度57分14.79秒 東経139度53分38.61秒 / 北緯35.9541083度 東経139.8940583度 / 35.9541083; 139.8940583
設立 1959年8月29日
業種 サービス業
法人番号 6040001071551
事業内容 ゴルフ場の管理運営
代表者 代表取締役会長 小佐野隆正
代表取締役社長 梶原宏氏
資本金 9,600万円
純利益 1億0629万3000円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 74億7751万3000円(2020年03月31日時点)[1]
主要株主 国際興業
外部リンク http://www.murasaki-cc.co.jp/
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概要 編集

紫カントリークラブは、1955年昭和30年)、千葉県野田市目吹地区の地主たちが、地元の野田醤油株式会社に働きかけたことに始まる[2]1960年(昭和35年)、新たなゴルフ場建設に向け、「すみれコース」18ホール、「あやめコース」18ホールのコース建設のため母体会社「紫興業株式会社」が設立された[2]

ゴルフ場建設用地のうち、パブリックコースのあやめコースの用地は、野田醤油の茂木一族の所有地である[2]。コース設計を小林英年に依頼した、地形は申し分ないと小林はいった、計画は地主の総意に支えられ順調に進行した[2]1960年(昭和35年)10月、コースの工事は着工され、1961年(昭和36年)3月、すみれコース18ホールが完成、同年4月16日、コースは開場された[2]。同年8月20日、あやめコース9ホールを開場した[2]1977年(昭和52年)、あやめコース9ホールを増設、総ホール数36ホールのコースとなる[2]

1979年(昭和54年)、国際興業グループとなる。2010年(平成22年)9月、コース設計家であるダミアン・パスクーツォとスティーブ・ペイトの2Pゴルフコースデザイン社によってコース改造が行われた[3][4]

日本のプロゴルフメジャー大会の1つ、日本プロゴルフ協会主催競技でもあり、日本選手権大会に相当する、日本プロゴルフ選手権大会など多くの大会開催の実績がある。

すみれコース 編集

所在地 編集

〒278-0001 千葉県野田市目吹111番地 

コース情報 編集

  • 開場日 - 1961年4月16日
  • 設計者 - 小林 英年、改造 ダミアン・パスクーツォ、スティーブ・ペイト
  • コースタイプ - 林間コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、7,378ヤード、コースレート75.1(Aグリーン、トーナメントティー)
  • グリーン - 2グリーン、ベント(ペンクロス)
  • フェアウエイ - コーライ
  • ラフ - ノシバ
  • ハザード - バンカーの77、池が絡むホール7
  • プレースタイル - 歩行でのラウンド、全組キャディ付き
  • 練習場 - 9打席 250ヤード
  • 休場日 - 毎週月曜日、12月31日、1月1日、8月15日[5]

ギャラリー 編集

交通アクセス 編集

メジャー選手権 編集

あやめコース 編集

所在地 編集

〒278-0003 千葉県野田市鶴奉463-1番地

コース情報 編集

  • 開場日 - 1961年8月20日
  • 設計者 - 小林 英年
  • 面積 - 883,000m2(約26.7万坪)
  • コースタイプ - 林間コース
  • コース - 36ホールズ、パー144、ヤード イーストコース6,460ヤード、ウェストコース5,914ヤード、コースレート イーストコース70.5、ウェストコース59.5
  • グリーン - 2グリーン、ベント(ペンクロス)
  • フェアウエイ - コーライ
  • ラフ - ノシバ
  • ハザード - バンカーの77、池が絡むホール7
  • プレースタイル - 乗用カート、セルフまたはキャディ付き
  • 練習場 - 9打席 25ヤード
  • 休場日 - 毎週月曜日、12月31日、1月1日、8月15日[10][11]

ギャラリー 編集

交通アクセス 編集

エピソード 編集

  • 1959年昭和34年)、第1次ゴルフブーム頃、野田市周辺で先に開場していた「千葉カントリークラブ 野田コース、川間コース」では、土・日曜になると車の列が続いた。地元の地主たちは、それを見て羨ましく思った[13]
  • 醤油のことを俗に「むらさき」という、「紫カントリークラブ」の「紫(むらさき)」は、それからという説がある。本当は、吉川英治の「紫といえば、武蔵野が浮かんでくる。紫草と武蔵野の土とは、切っても切れない縁である。」という命名による。後に、吉川英治は終身会員となった[13]
  • コース設計した小林英年は、1953年(昭和28年)、幻に終わった隣接の梅郷コース計画で、設計を担当した小林英年、監修の藤田欽哉、井上誠一の、その経験を買われたのだろうか[13]
  • すみれコースのティグラウンドの動物像、1番ホールの「ライオン」に始まって、18番ホールの「鹿」で終わるが、太平洋美術会・今里龍生の作品である[13]
  • すみれコースの16番ホール、ティグラウンドに動物像「駱駝コブ」であるが、コブに見立てた二つの砲台グリーンがある[13]
  • 1番距離の長い13番ホール、ティグラウンドに動物像「の背」は、フェアウェイは広いが、背中だから微妙に左右の林に傾斜があり、二つのグリーンが象の大きな耳の形である[13]

脚注 編集

  1. ^ a b 紫興業株式会社 第61期決算公告
  2. ^ a b c d e f g 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「紫カントリークラブ すみれコース」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年2月2日閲覧
  3. ^ 「紫カントリークラブすみれコース」、ヒストリー、2020年8月29日閲覧
  4. ^ 「紫カントリークラブあやめコース」、会社概要、2020年8月29日閲覧
  5. ^ 「紫カントリークラブすみれコース」、コース案内、2020年8月29日閲覧
  6. ^ 「紫カントリークラブすみれコース」、アクセス、2020年8月29日閲覧
  7. ^ 「日本プロゴルフ選手権大会」、日本プロゴルフ協会、2020年8月29日閲覧
  8. ^ 「日本オープンゴルフ選手権競技」、日本ゴルフ協会、2020年9月9日閲覧
  9. ^ 「日本女子オープンゴルフ選手権競技」、日本ゴルフ協会、2020年8月29日閲覧
  10. ^ 「紫カントリークラブあやめコース」、コース案内、基本情報、2020年8月29日閲覧
  11. ^ 「紫カントリークラブあやめコース」、ゴルフダイジェスト、ゴルフ場詳細、2020年8月29日閲覧
  12. ^ 「紫カントリークラブあやめコース」、アクセス、2020年8月日閲覧
  13. ^ a b c d e f 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「紫カントリークラブ すみれコース」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年2月2日閲覧

関連文献 編集

  • 『新建築』、「紫カントリークラブ 都市建築研究所」、東京 新建築社、1961年6月、2020年8月29日閲覧
  • 『月刊ゴルフマネジメント』、26 (通号 253)、「ゴルフ倶楽部を考える(228)紫カントリークラブの創設」、井上勝純著、東京 一季出版、2005年4月、2020年8月29日閲覧
  • 『ゴルフ場ガイド 東版』2006-2007、「紫カントリークラブあやめコース(千葉県)」「カントリークラブすみれコース(千葉県)」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2020年8月29日閲覧
  • 『月刊ゴルフマネジメント』、30 (通号 319)、「クローズアップ21(その108)機械化と立地や規模の利便性を強調する 紫カントリークラブあやめコース 親しみやすさで女性などの新規顧客獲得へ」、東京 一季出版、2009年12月、2020年8月29日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「紫カントリークラブ すみれコース」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2020年8月29日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集