網易(ネットイース、NASDAQ: NTES NetEase、ワンイー)は、中国の四大ポータルサイトの名称、およびそのサイトを運営する企業のこと。子会社には越境Eコマース網易考拉(以下、「ネットイースコアラ」という。)を運営するHQG Ltd、ゲーム、などを始め多数の事業を保有。日本国内ではゲーム部門の網易娯楽株式会社、並びにHQG Ltdの支社のHQG Japan株式会社(住所:東京都品川区)の2社が100%子会社として事業を展開。

网易公司
企業形態 株式会社
市場情報 NASDAQ: NTES
設立 1997年
本社 中華人民共和国の旗 中国広東省広州市天河区
科韵路16号広州信息港E棟网易大廈
事業地域 全世界
創業者 丁磊
主要人物 丁磊(董事長,CEO)
業種 IT
製品 www.163.com、kaola.com、陰陽師など
サービス IT、ネットゲーム、越境ECなど
所有者 网易公司
スローガン 网聚人的力量
ウェブサイト https://www.163.com/
アレクサ
ランキング
27
種類 ポータルサイト
対応言語 中文
開設 1997年6月

概要編集

  • 1997年6月:丁磊により広州で設立。ポータルサイトオンラインゲームブログ電子メール越境Eコマース、オンライン教育、読書APP、SNS、音楽プラットホーム、翻訳サービスなどを複数事業を保有展開。
  • 1998年1月:フリーメールサービスを運営。
  • 2000年6月:NASDAQに上場。
  • 2001年12月:オンラインRPGゲーム『大話西遊Online』を自主開発。
  • 2004年:創業者でチーフアーキテクトの丁磊は、情報技術の革新的な活用が評価され、「Wharton Infosys Business Transformation」賞を受賞した。丁磊はネットイースの設立後、中国で最も裕福な個人の一人となった。
  • 2008年:compete.comの調査では163.comのドメインは2008年までに少なくとも年間180万人の訪問者を集めていた[1]
  • 2010年:大学のオンライン公開講座 网易公开课を開始。
  • 2010年:アレクサ・インターネットランキングによるとサイトは世界で28番目に多く訪問されており[2]、2010年8月には27番目に上昇し、AOLBBC、Flicker、Craigslist、AppleCNNLinkedInAdobeCNetESPNのウェブサイトより多くのトラフィックを引き寄せていた。
  • 2015年1月:グループ会社のHQG Ltdが提供する越境Eコマースのサービス、「ネットイースコアラ」(KAOLA.COM)を運営開始。
  • 2017年:アメリカのマーベル・コミックと中国のスーパーヒーローを題材にしたコミックを開発することで合意し、さらに、『アメイジング・スパイダーマン』『キャプテン・アメリカ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などのマーベル社のコミック12作をオンライン販売する[3]。 これにより、マーベルの『エージェント・オブ・アトラス』のタイアップ漫画『Aero』が出版される。
  • 2017年11月:日本支社 HQG Japan株式会社(所在地:品川)を設立し、日本での中国越境Eコマースの認知拡大、商品の仕入れ活動を本格化。
  • 2018年:Bungieに1億ドルを投資し、Bungieの少数株と取締役会の席を獲得[4]。同年12月にニュージーランドのデベロッパー「A44」(旧称Aurora 44)に出資し[5]、漫画事業をbilibiliに売却[3]
  • 2019年:クアンティック・ドリームの少数株を取得[6]
  • 2020年6月5日:中国の広州ならびに日本の東京を拠点とする次世代家庭用ゲーム制作スタジオ「桜花スタジオ」を設立[7]
  • 2020年6月11日:香港証券取引所に上場(NASDAQ市場との重複上場)[8]

網易のサービス一覧編集

  • ネットイースメール
  • ネットイース新聞アプリ:網易新聞
  • 有道:辞書、翻訳アプリ、学習アプリなど
  • ECプラットフォーム:ネットイースコアラ (越境Eコマース)、網易厳選(B2Cコマース)
  • 音楽ストリーミング:網易雲音楽
  • ネットイースゲーム:陰陽師夢幻西遊荒野行動第五人格など
  • 農業事業:網易味央

越境Eコマース:ネットイースコアラ編集

中国EC大手を超えた越境ECプラットフォームシェア1位は「KAOLA.COM」[9]

日本におけるパートナーシップ例:

  • 2015年8月に三井物産と事業提携[10]
  • 2016年6月に楽天市場と戦略提携[11]
  • 2016年11月に花王と事業提携[12]
  • 2017年10月キリン堂、小林製薬と事業提携[13]
  • 2018年9月に日本大手免税店ショップLAOXと戦略提携[14]

など。

ゲーム編集

トップPCゲーム: 梦幻西游、大话西游 Online II、New Ghost、天下3、Revelation、镇魔曲、Hegemon-‐King of Western Chu[15]

モバイルゲーム: 梦幻西游(モバイル版)、大话西游 Online(モバイル版)、Invincible、カンフー・パンダ3 モバイルゲーム、The X-‐World、叛逆性ミリオンアーサー、とある魔術の禁書目録、クロノブレイドとハースストーン、Survival Royale、Rules of Survival荒野行動、創造的破壊 、陰陽師シリーズ及びIdentityV 第五人格ライフアフター、サイバーハンター。

リリース予定の新作ゲーム: Fantasy Westward Journey: Warriors、New Ghost Mobile、古龍の小説をベースとした一連の新規タイトル及びMinecraft及びMinecraft: Pocket Editionの中国版。

ライセンス供与されたオンラインゲーム編集

  • World of Warcraft…2009年9月に商業的に再リリース。以前は別の企業「The9 Limited」が運営を行っていた。
  • StarCraft II: Heart of the Swarm…2013年7月に中国でリリース。
  • ハースストーン…2014年1月に中国国内でリリース。モバイル版が2015年4月にリリースされた。
  • Heroes of the Storm…2015年5月に中国でオープンベータテストが開始された。
  • Diablo III: Reaper of Souls …2015年4月に中国国内でオープンベータテストが開始。
  • 中国国内でのブリザードのオーバーウォッチの三年間のライセンス契約[15]
  • 中国国内でのオーバーウォッチの運営。
  • 中国国内でのMojangMinecraft及びMinecraft: Pocket Editionのライセンス契約[16]
    • Minecraft関連のサードパーティ「Hypixel」の中国サーバーの運営[17]
  • 2018年10月から中国市場でのEVE Onlineの発売を行うと推定されている[18]

音楽ストリーミングサービス編集

オンデマンドの音楽ストリーミングサービス「網易雲音楽」を提供している[19]

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ us Data Only (2011年10月26日). “Siteanalytics.compete.com”. Siteanalytics.compete.com. 2012年8月17日閲覧。
  2. ^ Alexa Top 500 Global Sites”. 2010年4月15日閲覧。
  3. ^ a b Chinese gaming giant NetEase sells comics business to rival Bilibili, retains rights to Marvel series”. South China Morning Post (2018年12月13日). 2019年5月20日閲覧。
  4. ^ Bungieが中国NetEaseとパートナーシップを締結を発表―『Destiny』シリーズ以外への着手が目的か、1億ドルの支援も” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2020年8月23日閲覧。
  5. ^ Shareholdings”. app.companiesoffice.govt.nz. 2020年8月23日閲覧。
  6. ^ Quantic DreamがNetEaseと提携関係を結んだことを発表” (日本語). IGN Japan (2019年1月29日). 2020年8月23日閲覧。
  7. ^ 株式会社インプレス (2020年6月5日). “NetEase Games、次世代家庭用ゲームのタイトル開発を行なう「桜花スタジオ」を設立! 東京拠点のメンバーを募集” (日本語). GAME Watch. 2020年8月23日閲覧。
  8. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2020年6月11日). “初日終値は130香港ドル ネットイース香港上場” (日本語). SankeiBiz. 2020年8月23日閲覧。
  9. ^ 中国ECの巨頭、天猫や京東を超えた越境EC コアラとは?” (日本語). Live Commerce ブログ (2018年6月12日). 2019年1月8日閲覧。
  10. ^ 三井物産、中国で通販 現地ポータル大手と提携” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2019年1月8日閲覧。
  11. ^ 楽天と中国大手ECサイト「Kaola.com」が戦略的提携契約を締結:楽天株式会社” (日本語). 楽天株式会社. 2019年1月8日閲覧。
  12. ^ 正実, 瀧川. “花王が中国向けECを強化、ネットイース運営の「Kaola.com」に旗艦店をオープン” (日本語). ネットショップ担当者フォーラム. 2019年1月8日閲覧。
  13. ^ 網易コアラ/小林製薬、キリン堂と提携/中国の大手越境ECが日本製品強化 | EC | 日本ネット経済新聞”. 日流ウェブ. 2019年1月8日閲覧。
  14. ^ 【ラオックス】中国トップシェアを誇る越境ECサイト「網易コアラ(Kaola...(ラオックス株式会社 プレスリリース)” (日本語). 財経新聞. 2019年1月8日閲覧。
  15. ^ a b NetEase - Fact Sheet”. ir.netease.com. 2015年10月16日閲覧。
  16. ^ "Minecraft is coming to China". mojang.com. Cite webテンプレートでは|accessdate=引数が必須です。 (説明)
  17. ^ "Hypixel is coming to China". Cite webテンプレートでは|accessdate=引数が必須です。 (説明)
  18. ^ The Next Step For EVE China & Serenity – Announcing Partnership With NetEase! | EVE Online” (英語). EVE Online. 2018年8月1日閲覧。
  19. ^ 网易云音乐 听见好时光 (NetEase cloud music to listen to the good times)”. 网易云音乐 (NetEase cloud music). 2015年5月3日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集