総持寺駅

日本の大阪府茨木市にある阪急電鉄の駅

総持寺駅(そうじじえき)は、大阪府茨木市総持寺駅前町にある、阪急電鉄京都本線。駅番号はHK-70

総持寺駅
駅舎(西改札口)
そうじじ
Sojiji
HK-69 茨木市 (1.4 km)
(1.1 km) 富田 HK-71
地図
所在地 大阪府茨木市総持寺駅前町7番3号[1]
北緯34度49分36.33秒 東経135度35分3.5秒 / 北緯34.8267583度 東経135.584306度 / 34.8267583; 135.584306座標: 北緯34度49分36.33秒 東経135度35分3.5秒 / 北緯34.8267583度 東経135.584306度 / 34.8267583; 135.584306
駅番号 HK70
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 京都本線
キロ程 16.2 km(十三起点)
大阪梅田から18.6 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
(特定日)14,345人/日
-2021年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)11,529人/日
-2022年-
開業年月日 1936年昭和11年)4月15日
備考 1948年(昭和23年)に総持寺前駅から改称
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配線図[2]

概要

茨木市内では最も東に位置する駅で、駅から至近距離にある公団住宅・総持寺団地が茨木市のほか高槻市内にも跨っていることから両市内からの利用がある。

長年当駅周辺は競合他社のない阪急の独占区間であったが、2018年にJR西日本が並走するJR京都線内の当駅付近に新駅を開業させたことから利用は減少傾向にあり、乗車人員では2021年度時点でJR総持寺駅が当駅を上回る状態となっている。しかし、依然として阪急線以南を中心とした地元住民の利用があるほか、近年では当駅から2kmほど北側の太田地区に移転してきた追手門学院への阪急沿線からのアクセス手段としての需要も新たに獲得している。

歴史

 
外壁リフォーム前の西口

阪急京都本線の前身である新京阪鉄道が1928年(昭和3年)に大阪から京都に至る路線を敷いた際には当駅は設けられず、のちに新京阪鉄道を合併した京阪電気鉄道(京阪)によって1936年(昭和11年)に開設された。京阪による総持寺前住宅地の分譲に合わせて新設された駅である[1]

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。傾斜面上にあるため、ホームの淡路寄りは盛土上にある。改札口(西改札)はホームよりも下層、上り(京都河原町方面)ホームの淡路寄りにある。下り(大阪梅田方面)ホーム側にも改札口(東改札)はあるが自動券売機は設置されていない。

西改札と上りホーム、東側地上部と下りホーム上の東改札をそれぞれ連絡するエレベーターが設置されている。また、上りホームには多機能トイレが併設されている。

のりば

号線 路線 方向 行先
1 京都本線 上り 高槻市京都河原町嵐山方面
2 下り 茨木市淡路十三大阪梅田天下茶屋方面

※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、河原町方面が1号線、大阪梅田方面が2号線と表示されている。

利用状況

2021年(令和3年)度のある特定日における1日の乗降人員14,345人である。

近年の特定日における1日の乗車・乗降人員数は下表の通り。

年度 特定日 出典
乗降人員 乗車人員
1995年(平成07年) 25,080 12,656 [統計 1]
1996年(平成08年) 25,768 12,818 [統計 2]
1997年(平成09年) 26,600 13,162 [統計 3]
1998年(平成10年) 25,275 12,489 [統計 4]
1999年(平成11年) -
2000年(平成12年) 23,684 12,030 [統計 5]
2001年(平成13年) 23,154 11,717 [統計 6]
2002年(平成14年) 22,730 11,499 [統計 7]
2003年(平成15年) 21,605 10,921 [統計 8]
2004年(平成16年) 21,012 10,306 [統計 9]
2005年(平成17年) 21,203 10,639 [統計 10]
2006年(平成18年) 19,260 9,609 [統計 11]
2007年(平成19年) 19,339 9,709 [統計 12]
2008年(平成20年) 18,730 9,384 [統計 13]
2009年(平成21年) 17,629 8,798 [統計 14]
2010年(平成22年) 17,904 8,860 [統計 15]
2011年(平成23年) 17,774 8,806 [統計 16]
2012年(平成24年) 17,619 8,677 [統計 17]
2013年(平成25年) 17,938 8,870 [統計 18]
2014年(平成26年) 18,034 8,863 [統計 19]
2015年(平成27年) 18,244 8,964 [統計 20]
2016年(平成28年) 18,730 9,189 [統計 21]
2017年(平成29年) 18,756 9,153 [統計 22]
2018年(平成30年) 14,922 7,242 [統計 23]
2019年(令和元年) 16,634 8,373 [統計 24]
2020年(令和02年) 14,339 7,215 [統計 25]
2021年(令和03年) 14,345 7,229 [統計 26]

駅周辺

駅前は南東側は商店街で、その先には総持寺団地がある。駅の北側は閑静な住宅地であり、その先に総持寺がある。

北西側にはかつてはフジテックの本社があり、赤と白のエレベーター試験塔(高さ150メートル)が見え、遠くからも方向を示すランドマークになっていたが、2006年(平成18年)3月31日限りで本社は滋賀県彦根市に移転した。

移転後はフジテックの研修施設が残り、試験塔は2008年(平成20年)9月下旬から同年12月末にかけて解体された。研修施設も本社に移転し、アフターマーケットの拠点となる「ビッグフィット」が新たに設けられた。

フジテック旧本社跡地は東海道本線JR京都線)沿いにあることから、西日本旅客鉄道(JR西日本)はこの地にJR総持寺駅を新設することを計画。2018年(平成30年)3月17日に開業した[7]。またこれと並行して、周辺地区の整備やマンション3棟の建設なども進められている[8]

隣の駅

阪急電鉄
京都本線
快速特急・特急・通勤特急・準特急・急行・準急
通過
普通
茨木市駅 (HK-69) - 総持寺駅 (HK-70) - 富田駅 (HK-71)

脚注

注釈

  1. ^ a b 当駅から2kmほどあり、スクールバスなどもないが、当駅から徒歩で通学する学生も多い。

出典

本文中の出典

  1. ^ a b 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、96頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ オフィスJ.B、旭和則『都市鉄道完全ガイド 関西私鉄・地下鉄 2022-2023年版』双葉社、2022年8月31日、7頁。
  3. ^ a b c d 生田誠『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・22-23頁頁。ISBN 978-4-7791-1726-8 
  4. ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 9 関西2、新潮社、2009年、50頁。ISBN 978-4-10-790027-2 
  5. ^ 草町, 義和. “阪急阪神、駅ナンバリングを導入へ…三宮駅は「神戸三宮」に改称”. レスポンス(Response.jp). 2013年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
  6. ^ 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日
  7. ^ 3.17 JR総持寺駅オープン - 茨木市HP
  8. ^ JR京都線新駅設置計画地前 茨木市庄一丁目プロジェクトがいよいよスタート - 株式会社大京 2014年5月10日

利用状況の出典

関連項目

外部リンク