聖書協会共同訳聖書

聖書協会共同訳聖書(せいしょきょうかいきょうどうやくせいしょ)は、聖書日本語の一つ。日本聖書協会による日本語訳聖書であり、新共同訳聖書以来、31年ぶりの新翻訳として出版された。2018年12月3日に初版が刊行された[1]。正式な英語名はJapan Bible Society Interconfessional Version[2]

聖書協会共同訳
正式名称 聖書 聖書協会共同訳
言語 日本語
完全版
出版時期
2018年12月
原文 BHS、BHQ、UBS第五版、ゲッティンゲン版
出版社 日本聖書協会
初めに神は天と地を創造された。地は混沌として、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。「光あれ。」すると光があった。
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

概要編集

新共同訳聖書と同様に、カトリック教会とプロテスタント諸教会が共同して翻訳事業が行われた共同訳でもある。新共同訳から大きく改定された表現がある一方で、変更しなかった表現もある。

『新共同訳聖書』と同様に、旧約聖書続編つきのものとそうでないものの2種類が出版されている。固有名詞などは『新共同訳聖書』と基本的に同じ訳語を用いているが、新共同訳の改訂ではなく、1から翻訳しなおしたものである[3]。2019年には引照・注を除いた「スタンダード版」も出版された[4]

旧約聖書続編付き小型版、小型スタンダード版、旧約聖書続編付き中型版、中型スタンダード版、引照・注付き中型版、旧約聖書続編付き引照・注付き中型版、新約聖書のみ版の7冊がまず最初に刊行された。

翻訳は2010年から2017年までの8年間を費した。翻訳理論としては、共同訳聖書ユージン・ナイダ動的等価(dynamic correspondence)理論にしたがい、それに対する批判から新共同訳聖書が「逐語訳」(formal correspondence)に方向を改めたのに対し、聖書協会共同訳聖書ではオランダのローレンス・デ・フリースの提唱するスコポス理論を参照し、「礼拝での朗読にふさわしい、格調高い日本語を目指す」というスコポスを採用した[5]

近年[いつ?]総革装の版が新たに[6]発行され、このほかのバージョンも新共同訳と次々と入れ替わる形で準備中である。

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 『聖書 聖書協会共同訳』が銀座・教文館などで発売開始”. クリスチャンプレス (2018年12月3日). 2020年1月3日閲覧。
  2. ^ “新翻訳聖書の書名が決定―『聖書聖書協会共同訳』” (プレスリリース), 日本聖書協会, (2017年10月1日), オリジナルの2020年1月3日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20200103012116/https://www.bible.or.jp/contents/soc/pdf/jbs_kyoukai.pdf 2021年8月28日閲覧。 
  3. ^ 『聖書協会共同訳』 日本聖書協会https://www.bible.or.jp/online/sio43first.html 
  4. ^ 『「聖書協会共同訳」スタンダード版』 日本聖書協会https://www.bible.or.jp/online/si_standard.html 
  5. ^ 聖書 聖書協会共同訳について”. 日本聖書協会 (2018年12月15日). 2020年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月28日閲覧。
  6. ^ 聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き 総革装大型 SI68DC”. www.bible.or.jp. www.bible.or.jp. 2020年10月28日閲覧。

外部リンク編集