胸懸(むながい、胸繋胸掛)とは、馬具の一つで、激しい運動によってが後方にずれることを防ぐため、鞍からの胸部を巡らせて固定する革ひものことである。

形状としては鞍の前部両端をつなぐだけの形のものと、Y字形で中央を馬の両前肢の間に通し、その先端についた輪に腹帯を通す形のものがある。