能美村

日本の富山県東礪波郡にあった村

能美村(のみむら)は、かつて富山県東礪波郡にあった。村名は中世期の能美郷から名を採用した[2]

のみむら
能美村
廃止日 1898年8月26日
廃止理由 分割
能美村北野村蓑谷村
現在の自治体 南砺市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 富山県
東礪波郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 20.27[1] km2.
隣接自治体 北山田村井口村利賀村平村
大鋸屋村城端町南山田村山田村
能美村役場
所在地 富山県東礪波郡能美村
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沿革

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  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、礪波郡北野村、北野新村、東西原村、西明村、細野村、蓑谷村、正谷村及び是安村の区域の一部の区域をもって、礪波郡能美村が発足する。
  • 1896年(明治29年)3月29日 - 郡制の施行のため、礪波郡が分割して、東礪波郡が発足により、東礪波郡に所属となる。
  • 1898年(明治31年)8月26日 - 東礪波郡能美村を分割して、次のとおり。
    • 大字北野及び大字北野新の区域 → 東礪波郡北野村が発足する。
    • 大字蓑谷、大字細野、大字西明、大字東西原及び大字正谷の区域 → 東礪波郡蓑谷村が発足する。
    • 分村したのは、村内地区の山田川の水利・土木事業、山地の専用権などで対立して紛争が繰り返されたためである[3]

参考文献

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  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

脚注

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  1. ^ 『富山県町村合併誌 上巻』(1961年9月1日、富山県発行)265頁(北野村、蓑谷村の面積を合算)。
  2. ^ 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)674ページ
  3. ^ 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)291、674ページ

関連項目

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