自閉症の僕が跳びはねる理由

自閉症の僕が跳びはねる理由』(じへいしょうのぼくがとびはねるりゆう)は、自閉症の作家である東田直樹が13歳の時に執筆した伝記エッセイノンフィクションである。2007年に日本で最初に出版され、同じ自閉症の息子を持つヨシダ・ケイコと夫である作家デイヴィッド・ミッチェルによる英訳「The Reason I Jump」が2013年に出版された[1]。以後、世界30カ国以上で出版され、現在117万部を超える世界的ベストセラーとなっている。

この本は、ニューヨークタイムズのベストセラー[2]と、英国のハードカバーノンフィクションのサンデータイムズのベストセラーになっている[3]ジェリー・ロスウェルJerry Rothwell)が監督となり、『僕が跳びはねる理由』が公開されている[4]

評価 編集

  • 映画にも出演しているアイルランド在住の作家、デイヴィッド・ミッチェルはこの本を初めて読んだとき、自身の自閉症の息子が「語りかけているように感じた」とのべている[5]
  • 心理学者のイェンス・ヘルマンは、「自閉症児の両親の夢に非常に近いと私が考えるものに似ている」と述べた[6]

あらすじ 編集

映画 編集

2021年4月2日公開。サンダンス映画祭で観客賞などを受賞している[7]。興行収入は3000万円[8]

受賞歴 編集

  • 文部科学省特別選定(生年、成人、家庭向き)
  • 厚生労働省厚生労働省社会保障審議会特別推薦推薦
  • 2021年度 児童福祉文化賞推薦
  • 東京都推奨

脚注 編集

  1. ^ Books: Book Reviews, Book News, and Author Interviews : NPR”. www.npr.org. 2021年4月6日閲覧。
  2. ^ Best Sellers - The New York Times”. The New York Times. 2016年1月26日閲覧。
  3. ^ Kinchen, Rosie (14 July 2013), “Japanese teenager unable to speak writes autism bestseller”, Sunday Times (UK), http://www.thesundaytimes.co.uk/sto/news/uk_news/Arts/article1287374.ece 
  4. ^ 映画『僕が跳びはねる理由』が自閉症の偏見を覆す力に溢れている理由(HARBOR BUSINESS Online)”. Yahoo!ニュース. 2021年4月6日閲覧。
  5. ^ 深澤友紀 (20210404T170000+0900). “日本発の世界的ベストセラーが映画化! 自閉症の荒々しい感覚の嵐描く 〈AERA〉”. AERA dot. (アエラドット). 2021年4月6日閲覧。
  6. ^ Block (2018年4月3日). “What is the Writer’s Responsibility To Those Unable to Tell Their Own Stories?”. Literary Hub. 2019年7月21日閲覧。
  7. ^ 僕が飛びはねる理由|トップ”. movies.kadokawa.co.jp. 2021年4月6日閲覧。
  8. ^ キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.32

外部リンク 編集