臼ノ浦駅

かつて日本の長崎県小佐々町(現:佐世保市)にあった日本国有鉄道の鉄道駅

臼ノ浦駅(うすのうらえき)は、かつて長崎県北松浦郡小佐々町臼ノ浦免(現・佐世保市小佐々町臼ノ浦)にあった日本国有鉄道(国鉄)臼ノ浦線廃駅)である。同線の終着駅であった。

臼ノ浦駅
駅名標を模した記念モニュメント(2009年3月)
うすのうら
Usunoura
佐々 (3.8 km)
地図
所在地 長崎県北松浦郡小佐々町臼ノ浦免
北緯33度13分5.6秒 東経129度37分20.3秒 / 北緯33.218222度 東経129.622306度 / 33.218222; 129.622306座標: 北緯33度13分5.6秒 東経129度37分20.3秒 / 北緯33.218222度 東経129.622306度 / 33.218222; 129.622306
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 臼ノ浦線
キロ程 3.8 km(佐々起点)
電報略号 ウウ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1931年昭和6年)8月29日[1]
廃止年月日 1971年(昭和46年)12月26日[1]
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概要 編集

臼ノ浦線は佐世保鉄道が沿線で産出される石炭を臼ノ浦港より運び出すために敷設された路線で、主に世知原線柚木線の沿線にある炭田から石炭が当駅まで輸送されていた。

しかし1962年昭和37年)に臼ノ浦線の貨物輸送が廃止されると当駅も斜陽化し、同線が赤字83線に指定されて廃線になったことで当駅も廃止された。

歴史 編集

駅構造 編集

地上駅であり、廃止時は単式ホーム1面1線を有していた。

現況 編集

駅舎はしばらく残っていたが後に取り壊され、跡地は港町公民館となった。ただし、駅舎の土台部分はそのまま残っており、駅の面影を伝えている。

2008年平成20年)6月に駅名標を模した記念モニュメントが地元企業により公民館前に設置された。ただし、記された駅名は「臼の浦」となっている。

隣の駅 編集

日本国有鉄道
臼ノ浦線
佐々駅 - 臼ノ浦駅
※佐々駅と当駅との間に四ツ井樋駅(1945年(昭和20年)廃止)、肥前黒石駅大悲観駅(共に1944年(昭和19年)廃止)が存在していた[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、736頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目 編集