船沢温泉(ふなざわおんせん)は、秋田県能代市浅内にある温泉ナトリウム塩化物強塩泉に分類される[1]

船沢温泉
船沢温泉
地図
温泉情報
所在地 能代市浅内字船沢73-25
座標 北緯40度10分7.9秒 東経140度2分32.1秒 / 北緯40.168861度 東経140.042250度 / 40.168861; 140.042250座標: 北緯40度10分7.9秒 東経140度2分32.1秒 / 北緯40.168861度 東経140.042250度 / 40.168861; 140.042250
交通 能代駅より予約制乗合タクシー「コサクル」(相染森バス停)
泉質 ナトリウム - 塩化物 - 強塩泉
泉温(摂氏 38 °C
湧出量 2880L/m
pH 7.6
宿泊施設数 1
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概要 編集

宿泊施設の初代経営者である佐藤秀雄が掘削した温泉である。佐藤は地元の人々に健康であってもらいたいとの思いから、機材を買い揃えて独力で温泉を掘り当てたとされる。1985年1月に宿泊施設の営業が開始され、佐藤秀雄と妻イホが経営を行っていた。年中無休で営業していたが、設備の故障により2007年12月28日から2008年4月9日にかけては休業していた[2][3]

2009年に佐藤秀雄が死去して以降はイホが一人で経営を行っていたが、体力の衰えから2011年2月28日をもって一旦廃業した。しかし同年4月2日には営業を再開し、東日本大震災の被災者を無料で受け入れた[1]。その後八峰町出身で人材派遣会社を経営する若狭敏春が経営を引き継ぎ、同年9月にリニューアルオープンした[4]

県外からの常連客も多いとされ[2]、出張の際に訪れる土木作業員にも人気があるという[1]2001年には常連客によって「ハダカの会」が結成されている[2]。また2012年12月28日に放送されたテレビ東京の番組「絶景列車で行く名湯・秘湯めぐり 冬の日本列島縦断 ローカル線の旅」において取り上げられた[5][6]

脚注 編集

  1. ^ a b c 「東日本大震災・秋田からできること 『避難生活の疲れ癒やして』 能代市の船沢温泉が営業再開 きょう2日から、被災者無料受け入れ」『秋田魁新報』2011年4月2日付朝刊17面
  2. ^ a b c 「能代市浅内の船沢温泉が待望の再開 100日ぶり、常連客続々 佐藤さん夫妻、『休まず営業続けたい』」『秋田魁新報』2008年4月11日付朝刊20面
  3. ^ 「こだま 夢をかなえるための力」『秋田魁新報』2008年4月17日付朝刊7面
  4. ^ 「能代市の『船沢温泉』代表が能代市、八峰町に寄付金 地域活性化の一助に」『秋田魁新報』2012年5月5日付朝刊16面
  5. ^ 日本列島縦断!ローカル絶景列車で行く 秘湯制覇の旅!! gooテレビ番組
  6. ^ 絶景列車で行く名湯・秘湯めぐり 冬の日本列島縦断ローカル線の旅”. テレビ東京. 2012年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月7日閲覧。