良川昌美
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良川 昌美(よしかわ まさみ、1960年1月25日 - )は、大阪府出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。速球派投手として期待された。元プロ野球審判員。現役時代の 審判員番号は17。
基本情報 | |
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国籍 |
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出身地 | 大阪府大阪市浪速区 |
生年月日 | 1960年1月25日(59歳) |
身長 体重 |
179 cm 68 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 1977年 ドラフト5位 |
初出場 | 1983年4月30日 |
最終出場 | 1985年 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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来歴編集
大阪市立淀商業高等学校から1977年のドラフト5位指名でクラウンライターライオンズに入団。ライオンズ時代は一軍登板はなく、1981年11月に自由契約となり近鉄バファローズに移籍。ライオンズ時代はオーバースローだったが、近鉄移籍後はサイドスローに転向した。1988年に現役引退。
1989年にパシフィック・リーグ審判部入局。1991年、ジム・エバンス審判学校にて1年間の研修を受けた。2016年終了時点での出場試合は1519試合。2000年のオールスターゲームに出場し、第3戦(長崎県営野球場)で球審を務めた。2009年、2回目のオールスターゲーム出場。 2009年、2009 ワールド・ベースボール・クラシックの審判員として中村稔、友寄正人、渡田均らと派遣され、1次ラウンドC組の一塁、三塁塁審を務める。同年、福岡Yahoo!JAPANドームでの福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズ19回戦にて二塁塁審を担当して1000試合出場を達成。
2016年8月9日、京セラドーム大阪でのオリックスバファローズ対福岡ソフトバンクホークス16回戦で一塁塁審を務め、史上91人目となる通算1500試合出場を達成した[1]。
2016年シーズン限りで現役引退、そして翌年から審判技術委員に就任した。
人物編集
- 2007年7月17日の千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズで球審を務めたが、3回表に打者タフィ・ローズが内角に投じられたボールを巡って捕手里崎智也に殴りかかり、両軍入り混じる乱闘に発展。これによって当事者のローズと乱闘で殴り合いとなったオリックスのジョン・ディーバス打撃コーチ、ロッテの高橋慶彦走塁コーチの3人を退場処分とし、警告試合を宣告する事態となった。なおこの試合では1回にロッテの先発投手清水直行がオリックスのグレッグ・ラロッカに死球を与え、さらにこの乱闘の直前には両者が一塁ベース上で交錯し、両チームに険悪な雰囲気が漂っていた。
- 2010年9月19日の福岡ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズに三塁塁審として出場した良川は、ソフトバンク小久保裕紀のポール際のきわどいホームラン性の当たりをファウルと判定。ホークスサイドはビデオ判定を要求したが審判団は良川の判定を尊重しこれを拒否、結局判定通りファウルとなった。この判定の説明において良川は「自信を持ってファウルと判定したのでビデオ判定は行いません、以上」と述べた。なお、小久保にとってはこれがホームランであれば通算400号であったが、この後シーズン終了までホームランが出ず、400号達成は翌シーズンに持ち越された。
詳細情報編集
年度別投手成績編集
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1983 | 近鉄 | 23 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | -- | .500 | 223 | 51.1 | 43 | 6 | 33 | 1 | 6 | 22 | 0 | 0 | 28 | 23 | 4.03 | 1.48 |
1984 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | -- | .000 | 136 | 32.2 | 30 | 5 | 10 | 1 | 2 | 20 | 0 | 0 | 20 | 17 | 4.68 | 1.22 | |
1985 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 21 | 4.1 | 7 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 4 | 8.31 | 2.08 | |
通算:3年 | 39 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | -- | .167 | 380 | 88.1 | 80 | 14 | 45 | 2 | 8 | 43 | 0 | 0 | 52 | 44 | 4.48 | 1.42 |
個人記録編集
- 初登板:1983年4月30日、対阪急ブレーブス戦(阪急西宮球場)、3番手として4回から登板し、3回2失点
- 初勝利:1983年6月11日、対阪急ブレーブス戦(日本生命球場)、2番手として5回から登板し、3回無失点
背番号編集
- 50 (1978年 - 1981年)
- 63 (1982年 - 1988年)
審判出場記録編集
- 初出場:1990年9月22日、オリックス・ブレーブス対ロッテオリオンズ3回戦(阪急西宮球場)、左翼外審。
- 出場試合数:1519試合
- オールスター出場:2回(2000年、2009年)
- 日本シリーズ出場:1回(2010年)
(記録は2016年シーズン終了時)
脚注編集
- ^ 良川昌美審判員 1500試合出場達成のお知らせ - NPBニュース(日本野球機構オフィシャルサイト)、2016年8月9日
関連項目編集
外部リンク編集
- NPB審判員 良川昌美 - NPB.jp 日本野球機構