花園の御田舞(はなぞののおんだまい)は、和歌山県伊都郡かつらぎ町大字花園梁瀬に伝わる民俗芸能。1981年1月21日重要無形民俗文化財指定[1]

早朝に下花園神社でお祓いを受けた後に遍照寺大日堂へ渡御し、午後は大日堂において「廻り鍬」「田打」「水迎」「牛呼」「苗代」「田植」「田刈」「籾摺」などの稲作に関する作業を模した舞が演じられる[1][2]。かつては数日間にわたって夜通し行われたが、現在は隔年の旧正月前後に行われる[2]。また、開催地も旧花園村から梁瀬地区に移っている[2]

初春の予祝行事である田遊びの一典型であり[1]、1年間の農作業の過程を古風な歌と踊りで演じることで、その年の豊穣を祈るという形式を現代に伝えている[1][2]

出典 編集

  1. ^ a b c d 花園の御田舞 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 文化庁. 2023年9月28日閲覧。
  2. ^ a b c d 花園の御田舞 | 郷土芸能・民俗芸能”. www.jtco.or.jp. 日本伝統文化振興機構. 2023年9月28日閲覧。

外部リンク 編集

座標: 北緯34度8分18.46秒 東経135度30分56.33秒 / 北緯34.1384611度 東経135.5156472度 / 34.1384611; 135.5156472