若者たち (曲)
「若者たち」(わかものたち)は、ザ・ブロードサイド・フォーが1966年に発表したシングル盤レコードである。
「若者たち」 | ||||
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ザ・ブロードサイド・フォー の シングル | ||||
B面 | 青い鳥が泣いている | |||
リリース | ||||
規格 | 17インチシングル盤レコード | |||
ジャンル | フォークソング | |||
時間 | ||||
レーベル |
フィリップス・レコード/ 日本ビクター (現:クロニクル・レコード) | |||
作詞・作曲 |
作詞:藤田敏雄 作曲:佐藤勝 | |||
ザ・ブロードサイド・フォー シングル 年表 | ||||
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解説編集
本曲は、1966年にフジテレビ・俳優座の制作により放送されたテレビドラマ『若者たち』の主題歌として制作され、発売された曲である。発売当初の題名は「若者たち -空にまた陽が昇るとき」と、副題が付されていた。30万枚を売り上げるヒットとなった[1][2]。
後に『若者たち』が三部作で映画化(『若者たち』、『若者は行く -続若者たち-』、『若者の旗』)された際にも、同曲が主題歌として使用されている。
1970年代になって小学校・中学校向け音楽教科書やソングブックなどに掲載され、学校音楽教育で学ぶポピュラーソングとして定着した。
1989年公開の本木雅弘主演映画『ファンシイダンス』では劇中において本木により歌唱されるなどして用いられている。
2014年に、フジテレビによるリメイクドラマ『若者たち2014』の主題歌として、森山直太朗がカバーしている[3]。この森山版は第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でドラマソング賞総合3位に入賞した[4]。
収録曲編集
カヴァーした歌手編集
- 坂本九(1968年・1975年、東芝音楽工業)
- 1968年のカバーはシングル曲。
- 1975年のカバーはアルバム『ターニング・ポイント』からのシングルカット。「WHY(若者たち)」として、クリフ・ロバートソンの英訳による英語詞で収録。
- 全日本アマチュア・フォーク・シンガーズ(1970年、エキスプレス/東芝音楽工業)
- ライブアルバム『戦争を知らない子供たち』からのシングルカット。シングル「戦争を知らない子供たち」に収録。
- 青い三角定規(1972年、日本コロムビア)
- アルバム『君と僕らと青春を/勲章なんかほしくない』収録
- 森田健作(1973年、RCAビクター)
- 中澤裕子&メロン記念日(2003年、アップフロントワークス)
- 『FOLK SONGS 4』(ハロー!プロジェクトによるフォークソングカヴァーアルバムに収録)
- 第一生命「パスポート新鮮組」のCMで、志士たちがこの曲を聴いて感銘を受け、ステージで歌うシーンがある。
- 鮫島有美子(2003年、日本コロムビア)
- 高見沢俊彦(2007年、EMIミュージック・ジャパン)
- 2枚目のソロアルバム「Kaléidoscopeに収録。
- YO-KING(2011年、ソニー・ミュージック)※着うた配信
- 2004年と2011年にベネッセコーポレーション「進研ゼミ」のCMソングに起用された。
- サラ・オレイン(2014年、ユニバーサルミュージック)
- アルバム 『SARAH』収録
- けみお(2014年、ユニバーサルシグマ)
- 桑田佳祐(2014年、タイシタレーベル / JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント / SPEEDSTAR RECORDS)
脚注編集
- ^ 『武蔵大学公開講座 ライフスタイル考現学』御茶の水書房、2001年、16頁。ISBN 4-275-01883-4。
- ^ 富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』ヤマハミュージックメディア、2007年。ISBN 978-4-636-82548-0。
- ^ 現代版「若者たち」主題歌に森山直太朗、新たなアレンジも サンケイスポーツ 2014年3月10日閲覧
- ^ 受賞関連出典。「発表! 第82回ドラマアカデミー賞」『ザテレビジョン関西版』第20巻46号(2014年11月21日号)、KADOKAWA、 6-10頁。
- ^ ザ・ブロード・サイド・フォーでウッドベースを演奏していた人物である。
- ^ 森田健作盤では、原曲にない台詞が新規挿入されている。