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茂原市(もばらし)は、千葉県東部中央の長生地域に位置する都市雇用圏における東京都市圏であり、茂原商圏を形成する準商業中心都市[1]地方拠点都市に指定されている[2]

もばらし
茂原市
茂原公園の桜(日本さくら名所100選)
Flag of Mobara, Chiba.svg Emblem of Mobara, Chiba.svg
茂原市旗 茂原市章
1972年5月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
団体コード 12210-6
法人番号 8000020122106
面積 99.92km2
総人口 87,635[編集]
推計人口、2019年6月1日)
人口密度 877人/km2
隣接自治体 千葉市市原市大網白里市
長生郡長柄町睦沢町長南町白子町長生村
市の木 ツツジ
市の花 コスモス
茂原市役所
市長 田中豊彦
所在地 297-8511
千葉県茂原市道表1
北緯35度25分42.7秒東経140度17分17秒
茂原市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

茂原市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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目次

概要編集

明治中期には天然ガスヨウ素)が発見され、近代産業が発展した。千葉県全体の天然ガス生産量は世界全体の約40%を占めており、茂原市は天然ガスの生産量日本一で知られる資源都市である。それに伴い、市内には数多くの関係企業が立地している。

東京駅まで約1時間(特急列車)、圏央道成田空港羽田空港へも約1時間で着く。古い街道筋にあり、交通、商業の要衝として栄えた。市中心部は外房線沿線、特に茂原駅周辺に住宅地や商店街が立ち並び千葉県東部(外房エリア)における人口・交通・商業・産業の集積の場となっている。

関東三大七夕祭りの一つ茂原七夕まつりは、関東地方の夏祭りとしては有数の規模であり[3]、来場者数は約82万人[4]を記録している。

地理編集

千葉県東部ほぼ中央に位置し、県庁所在地である千葉市から約25キロメートルの距離である。東京都都心から50 - 60キロメートル圏内である。なお、東京国際空港神奈川県からは東京湾アクアライン若しくは東京湾フェリーを利用した場合が移動距離の短縮となる[5]都市雇用圏における東京都市圏に含まれ、千葉市への通勤率は12.0%(平成22年国勢調査)。

市域編集

  • 面積99.92平方キロメートル
  • 東西11.7キロメートル
  • 南北13.1キロメートル

面積は100.01平方キロメートルとされていたが、国土地理院が計測の基礎となる地図を電子国土基本図に切り替えた[6]ことにより、99.92平方キロメートルに変更された。

地形編集

市の大部分は九十九里平野であり、市西部の山地は房総丘陵によって形成されている。標高は、南東部の低地で海抜約8メートルから9メートルの高さ、市街地は11メートル前後であり、西部の大部分が20メートルから100メートルで前後で最高点117.7メートルである。

当市や九十九里沿岸地域では表層の地下水や天然ガスかん水の汲み上げなどの人為的な要因による地盤沈下が問題となっており、最大10センチメートル前後の沈下がみられた。そのため、千葉県では天然ガス採取企業と「地盤沈下防止協定」を締結し地盤沈下防止対策がとられている。

気候編集

年間平均気温は15℃前後、年間降水量は約1,500ミリメートル前後。夏場は内陸部を中心に千葉県内の中では特に気温が上がり、猛暑日になる日も珍しくない。2013年(平成25年)8月11日には、千葉県内で歴代2番目の高さとなる39.9℃を観測している。

隣接する自治体・行政区編集

全国でも珍しい8つの自治体と隣接する都市である。

歴史編集

地名の由来編集

茂原の地名は、平安時代藤原黒麻呂貴族)によって拓かれた荘園藻原荘)に由来しているとされ、字の通り湿地が多く「原」が[7]江戸時代に現在の「茂原」という文字に変わったと言われている。

年表編集

当市は、下記のように新設合併によって2度設置されている。前身の茂原町については当該項目を参照。

人口編集

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.58%減の89,688人であり、増減率は千葉県下54市町村中30位、60行政区域中36位。

 
茂原市と全国の年齢別人口分布(2005年) 茂原市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 茂原市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
茂原市(に相当する地域)の人口の推移
 
総務省統計局 国勢調査より

行政編集

市長編集

  • 吉野正一( - 1988年4月)
  • 石井常雄(1988年4月 - 2008年5月20日)
  • 田中豊彦(2008年5月21日 - )

役所編集

警察・消防・司法編集

長生郡市広域市町村圏組合消防本部
茂原警察署

合併計画編集

2003年-2004年の合併計画

2003年8月20日、茂原市と一宮町・睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南町の1市5町1村の長生郡市の広域合併を目指して法定協議会が設置された。

その後16回にわたって開催された合併協議会の中で、合併基本4項目のうち「合併方式は新設合併」「新市名は『長生市』」「事務所の位置は現行の茂原市役所」と3つまで決定しながら、具体的な合併期日を決定することができなかった。

当市の2004年9月定例議会において、合併期日の度重なる継続協議に進展が見られないことを理由に、全会一致で合併協議会離脱を決議。長生郡市合併協議会は同年12月24日をもって廃止が決定された。

2006年-2007年の合併計画

  • 2006年3月以降 - 7市町村の首長、議長による合同会議が開催。
  • 2007年4月10日 - 長生郡市合併協議会(法定協議会)が設置。
  • 2007年6月 - 新市名を公募、7月10日の長生郡市合併協議会(第6回)にて「茂原市」と決定。
  • 2007年8月10日 - 長生村が協議会からの離脱を表明。他市町が長生村抜きでの協議会継続に難色を示したため、協議会は休止。予定されていた協議項目については、この時点ですべて協議が終了していた。
  • 2008年3月 - 長生郡市合併協議会を廃止。

不祥事編集

打上花火鷲山寺焼失事件

1954年、市主催の花火大会で、花火が市内の鷲山寺に落下、本堂が焼失した。

立法編集

県政編集

国政編集

経済編集

商業編集

茂原商圏を形成する準商業中心都市[1]。過去には千葉県5大商圏の1つ「茂原商圏」を形成しており、長生郡いすみ市大網白里市を含んでいる。千葉県東部(外房)と千葉県南部(南房総)の商業中心都市となっていた。

駅前にはイオン茂原店(旧扇屋ジャスコ、現在は建て替え工事中)茂原三越、茂原そごう(現:南総サンヴェルプラザ)が立地する。モータリゼーションに伴い、国道128号茂原街道沿いなどに大型ロードサイド店舗やモール型ショッピングセンターが増えている。

百貨店編集

大型ショッピングセンター編集

産業編集

千葉県全体のヨウ素生産量は世界全体の約40%を占める。

上場企業編集

主な本社所在企業編集

主な工場編集

工業団地編集

発電所編集

  • 茂原火力発電所

金融編集

姉妹都市編集

  •   ソルズベリー市オーストラリア連邦南オーストラリア州
    2002年5月25日茂原市制施行50周年記念式典に併せ、茂原市において「姉妹都市協定書」に本調印が行われた。茂原市とソルズベリー市は赤道を挟み緯度、経度がほぼ同じであり、面積、地形、人口規模等、共通点が多い。また、茂原市内の中学校と交流したり、ソルズベリー市と美術作品の交換、相互訪問が行われている。

地域編集

交通編集

鉄道路線編集

茂原駅(JR東日本)
茂原駅前

中心となる駅:茂原駅

バス路線編集

中心となるバス停留所:茂原駅

高速バス編集

路線バス編集

道路編集

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

名所・旧跡編集

観光スポット編集

 
安倍晋三総理大臣とドナルド・トランプ大統領(2019年4月28日茂原カントリー倶楽部にて)

祭事・催事編集

名物・名産編集

文化財編集

国・県指定および国登録文化財一覧[8]

番号 指定・登録 類別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 備考
1 国指定 記念物(天然記念物) 鶴枝ヒメハルゼミ発生地 茂原市上永吉1012-1 八幡神社 昭和16年12月13日
2 県指定 有形文化財(彫刻) 木造釈迦如来立像 茂原市三ケ谷1361 永興寺 昭和39年4月28日 1躯
3 銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像 茂原市中善寺644 行徳寺 昭和57年4月6日 3躯
4 有形文化財(工芸品) 梵鐘(応永十六年在銘) 茂原市下太田1516 万光寺 昭和33年4月23日 1口
5 鋳銅鰐口(文明十年在銘) 茂原市茂原1021 藻原寺 昭和57年4月6日 1口
6 鋳銅鰐口(応永十六年在銘) 茂原市立美術館・郷土資料館 橘神社 昭和57年4月6日 1口
7 有形文化財(古文書) 天正検地帳 船橋市、成田市、香取市、銚子市、匝瑳市、茂原市、君津市、木更津市、酒々井町、東庄町 船橋市他 昭和57年4月6日 18件・71冊
8 橘木社文書(10通) 茂原市本納2691 橘樹神社 平成1年3月10日 2巻
9 有形文化財(考古資料) 国府関遺跡出土の木製品 茂原市立美術館・郷土資料館 茂原市 平成18年3月14日 93点
10 有形文化財(歴史資料) 一宮藩の大筒 茂原市立美術館・郷土資料館他 茂原市教育委員会他 平成7年3月14日 2挺
11 無形民俗文化財 上総十二社祭り 茂原市・いすみ市・一宮町・睦沢町・長生村 上総十二社祭り保存会 平成15年3月28日
12 記念物(史跡) 荻生徂徠勉学の地 茂原市本納 個人 昭和32年10月21日
13 宮ノ台遺跡 茂原市綱島 個人 昭和53年2月28日
14 国登録 有形文化財(建造物) 茂原昇天教会 茂原市茂原581 日本聖公会横浜教区 平成11年7月8日 1件
15 加藤家住宅(茂原牡丹園)主屋他 茂原市山崎210 個人 平成15年7月1日 2件

出身有名人編集

脚注編集

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  1. ^ a b 千葉県. “平成30年度消費者購買動向調査(千葉県の商圏)” (日本語). 千葉県. 2019年5月31日閲覧。
  2. ^ 地方振興:地方拠点都市地域 構成市町村一覧 - 国土交通省”. www.mlit.go.jp. 2019年6月1日閲覧。
  3. ^ 吉村建二(2014年7月26日). “茂原七夕まつり:華やかに開幕−−あすまで”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  4. ^ 2015年平成27年)の来場者数
  5. ^ 茂原市(市役所)への交通アクセス | 千葉県茂原市の公式サイトへようこそ!”. www.city.mobara.chiba.jp. 2019年6月10日閲覧。
  6. ^ 平成26年全国都道府県市区町村別の面積を公表国土交通省国土地理院
  7. ^ 読売新聞2012年3月18日13版千葉2・30面、茂原市郷土資料館学芸員津田芳男の講座から
  8. ^ 千葉県. “茂原市の国・県指定および国登録文化財” (日本語). 千葉県. 2019年6月11日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集