荒川第一調節池

荒川第一調節池(あらかわだいいちちょうせつち)は埼玉県さいたま市南区から戸田市にかけてある、洪水時の増水による被害に備えた調節池で、3900万立方メートルの貯水容量を持つ。調節池内には、貯水池である彩湖がある。

目次

歴史編集

調節池内に広がる施設や環境編集

 
さくら草水門と武蔵野線荒川橋梁

荒川の広大な河川敷ということもあり、ゴルフ場や公園などに整備されている。 彩湖周辺の環境は下記参照。

彩湖編集

 
荒川第一調節池 彩湖

彩湖(さいこ)は、荒川第一調節池(上記)内にある貯水池として1997年(平成9年)に完成した。全長8.1km、面積は1.18km2、総貯水量は1060万m3に及び、中央付近を東西に幸魂大橋が架かる。噴水プランクトンの細胞を破壊し、湖の3箇所に設置したパイプから気泡を発生させた曝気循環などで水を対流させ水質保全対策をし、首都圏への水道水を安全供給している。さらに、湖底から水を汲み上げ、幸魂大橋より上流の4箇所で設置された階段状の滝から流すことで水中に酸素を送ることが出来る。

  • 湖上流の左岸には、荒川彩湖公園が広がる。
  • そのさらに下流の左岸には、荒川の旧流路を利用した彩湖・道満グリーンパークが広がる。
  • 幸魂大橋より下流に、中の島と呼ばれる送電線用の島がある。
  • さらに下流には、植生筏(いかだ)がある。
  • 幸魂大橋より下流は、首都圏に残された貴重な自然を保護するため、立ち入りが禁止されている。

効果編集

  • それまでの夏の水不足が緩和されるようになる。
  • 完成してまもなくの1999年(平成11年)8月13日夜から降り始めた熱帯低気圧による豪雨では、埼玉県・神奈川県・東京都の山間部を中心に記録的豪雨が観測され、同年8月14日夜までに秩父市大滝村(現・秩父市)での雨量が450ミリを超え、気象庁記録的短時間大雨情報を出し、荒川中流の熊谷観測所で水位は5.33m(14日午後9時)、治水橋で11.31m(15日午前5時)に達し、観測開始以来最高の水位を記録した。このとき、彩湖に初めて洪水の水が流れ、流入堤から最大1秒間に690立方メートルも水が流れ込み、ピーク時には2070万トン貯水し、治水効果を発揮した。

脚注編集

  1. ^ 調節池の役割としくみ (PDF) - 荒川上流河川事務所

関連項目編集