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荒瀬はるか、容赦なし!』(あらせはるか、ようしゃなし!)は、熊谷雅人による日本ライトノベルイラストが担当。MF文庫Jメディアファクトリー)より発行され、第3巻にて完結を迎えた。

荒瀬はるか、容赦なし!
ジャンル 学園コメディー
小説
著者 熊谷雅人
イラスト
出版社 メディアファクトリー
レーベル MF文庫J
刊行期間 2009年7月 - 2010年4月
巻数 全3巻
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あらすじ編集

冷酷な超S少女とヘタレ少年と仲間たちが贈る、化け物退治コメディである。

化物部編集

正式名称は、化学・物理部。部員は全員異能、異端な人物ばかり。妖怪退治のために荒瀬はるかによって結成された。

山伏 竜弥(やまぶし たつや)
本作の主人公。僥倖学園1年生で低い背が特徴。
名門退魔師の家系である山伏家の生まれであり、幼いときから退魔師としての教育を受けていたが化け物嫌いであったため、今まで一匹の化け物を倒すことができずに山伏の落ちこぼれの烙印を押されていた。そんななか、僥倖学園入学当日にはるかと出会い、それにより彼女が部長として在籍している化物部(科学・物理部)に無理やり入部させられてしまう。
本人は退魔師という仕事を嫌っており、それとは関わらないように一般人として暮らしていたいと思っていたが、はるかに目を付けられ彼女が追っていた死霊食いの事件で化物部面々と出会い、そして、死霊食いと戦うこととなる。何とかそれを打ち倒すことができ、その結果化け物嫌いが改善される。その後、夏の海での事件で己の力の無さを痛感し同時に守りたい人を守るために前に進んでいくことと退魔師として生きていくことを決意する。
陣での術式を得意としており、陣内部を範囲として猛烈な爆発を発生させることが可能。
荒瀬 はるか(あらせ はるか)
僥倖学園1年生でショートヘアでメガネを掛けた小柄で中性的な顔立ちの美少女。
常に冷静で淡々とした口調が特徴であり、また恐ろしいまでの毒舌家で特に竜弥に対しては容赦ない言葉攻めを常に繰り返している。
勝つことに異様なこだわりを持っており、勝つためには手段を選ばない容赦無い人物。夏の海でのミスコンでは、審査員を買収したり浜辺に非殺傷性の地雷や海に機雷を仕掛けたりしていた。
そういった性格になった理由は、退魔師になりたての中学1年生のころ、低級死霊を対峙し、冷静に対処すれば問題なく倒せるはずだったが、当時のはるかは余裕と驕りで相手に仲間を呼ぶ隙を与え、結果自身を危機的状況に陥らせ、はるかを助けようとした両親を死なすこととなってしまった。それをきっかけに自分の無力さを悟り、同時に冷静に的確に敵を殲滅する、手段は選ばず確実に勝利することが彼女の生き方となる。
そうして化物を狩ることが目標となったはるかだが、そういった中でも化物部は数少ない居場所であり、一人では厳しいことも共に戦って行ける仲間との居場所であった。夏の海での事件で、仲間に対し利用する存在としてではなく助け合う存在として見るようになり、考え方も少し変わりつつある。
本人は優れた退魔師であり氷の術を主に得意としていて、足で陣を手で印を口で詠を3箇所同時に術を発動させる事のできる器用さも持つ。
戦法は、性格を表したかのような氷を主体とした術を使用する。氷柱の弾丸や氷の剣などを顕現させて攻撃する。
五百蔵 幽実香(いおろい ゆみか)
少しクセのあるウェーブのかかったセミロングの髪、同年代の少女と比べても別格のプロポーションを持つ美少女である。
元々は数年前に僥倖学園に在籍していた生徒であったが自動車との衝突事故により死亡し、幽霊として旧校舎にさまよっていた。そのため塩に物凄く弱く、海に入れば1分としないうちに成仏しそうになる。それにもかかわらず、本人は前向きで、焼き鳥の塩味を食べると気絶してしまうにもかかわらず、塩味の食べ物ばかり食べようとする。
生前はアイドルデビューが決まっていたアイドルの卵でありデビューイベントのミニコンサートが控えていた状態であった。そのためみんなの前で歌えなかったことが心残りで幽霊として成仏できなかった。
その後はるかに目を付けられ彼女と彼女を狙った死霊食いとの事件を得て無事成仏しかけたが、幽霊の部員を欲しがっていたはるかにより現世に繋ぎ止められてしまいそれにより半実体化し僥倖学園に再入学することとなった。
本人は超が付くほどの天然であり、ポンコツキャラである。彼女の発想は常人の理解を超えており斜め上の答えが返ってくることが多々ある。
梶原 永遠(かじわら とわ)
形上僥倖学園3年生であり化物部部員の吸血鬼。234歳。白い肌と白銀のロングヘアで幽実香ほどでは無いが抜群のプロポーションをしている美少女である。
学園開校のころから在籍しているが、極度の恥ずかしがり屋で人前に出ることが死ぬほど嫌いであり、日頃、人が居る時にはアイアンメイデンの中に隠れている。本人は幽霊生徒として今も学園に在籍しているつもりらしい。
恥ずかしがり屋なので普段から引き篭もり生活をしており、暇だからと始めた趣味のパソコンはワンボードマイコン時代からの古株で1日20時間ほどネットサーフィンをするネット中毒者でもある。
強力な種類である吸血鬼なのでその戦闘力は群を抜いているがやはり引き篭もりなので表立って活躍はしない。
山伏 椛(やまぶし もみじ)
竜弥の姉で、僥倖学園3年生。ロングヘアをポニーテールにした美人であり文武両道のできた姉であるが病的なまでのブラコンでもある。
美人で成績優秀であるため学園での人気は高いが、ブラコンなため彼以外見えておらず、他の男子には見向きもしないようである。
彼女も山伏の人間であるため退魔師であるが竜弥と違い幼いときから優れた才能を発揮し「戦天使」と呼ばれるほどのはるかを遥かに上回る優れた退魔師である。
竜弥ラブであり彼を傷つける者が居れば本気で消しにかかろうとし、また彼にたかる悪い虫にも最大の注意を払っている溺愛ぶりである。
退魔師として優れた能力だけでなく身体能力もずば抜けており手刀でバットを縦に切り裂きさらにそのバットを握りつぶす握力をも誇っている人間凶器である。

友人編集

片山 庄司(かたやま しょうじ)
竜弥の同級生で、椛の熱狂的ファン。

妖怪編集

死霊喰い
人間に擬態して人間社会に溶け込み、人間の魂を奪っては喰らっていた妖怪。人狼に酷似した形態を持つ。
波多野 愛海(はたの あみ)
竜弥が海で出会った少女。天真爛漫な性格で歌うことを好む。いつも亀に酷似したギターケースを担いでいる。
その正体は、歌声に交わらせた「詠」によって術式を発動させる妖怪。本当の姿は巨大な亀という形態である。
海岸から落ちたところを竜弥に助けられ、それを恩に感じていたため自ら彼を殺そうとはしなかった。しかし、いざ対決となった時は残虐性を表し、襲い掛かってきた。
敵でありながら、夢に向かって突き進むという信念を竜弥に伝えた人物。
歌での詠によって人間の心を奪い、果てには魂まで奪い取ってしまうという特技を持つ。攻撃は広範囲の衝撃波を放つというもの。衝撃波の特性として、防御しても衝撃が全身に伝わるため防御不可。波のように襲い掛かってくるため回避も難しいため、実質発動されたら防ぐ手立てはない。