荻原 郁夫(おぎはら いくお、1954年5月16日 - )は、日本の実業家。元アルペンスキー選手。選手時代は山本郁夫名義で活動していた。

山本 郁夫
名前
本名 荻原 郁夫(現在の姓名)
カタカナ ヤマモト イクオ
ラテン文字 Ikuo YAMAMOTO
基本情報
国籍 日本の旗 日本
種目 アルペンスキー
生年月日 (1954-05-16) 1954年5月16日(69歳)
生誕地 群馬県吾妻郡草津町

来歴・人物 編集

群馬県吾妻郡草津町出身。実父は草津町議会議員を務めた山本雅雄[1][2]。実弟は前橋市長群馬県議会議員を務めた山本龍

オリンピック出場を目指し、スキーの名門である野沢温泉村立野沢温泉中学校、長野県白馬高等学校を経て明治大学に進学。

高校、大学、社会人を通じてアルペンスキー選手として活動し、全日本スキー連盟のナショナルチームに所属。冬季国民体育大会全日本スキー選手権ワールドカップ1974年アルペンスキー世界選手権スイスサンモリッツ)といった主要大会に出場するなど[3]、主にヨーロッパを転戦する選手生活を送る。

スキーの縁で日本楽器製造に入社。日本楽器で夫人と出逢い結婚と共に荻原家に婿入りした[2]。杏林薬品を経て、杏林製薬に入社。

1998年に同社社長に就任した後は、持ち株会社制への移行、東京証券取引所1部上場などを果たした。実現には至らなかったが、帝人との事業統合を模索し、上場前の2003年には医療医薬品事業の統合を発表したが、3ヶ月後に破談を発表した[4]

2008年4月に自身の健康上の理由により、杏林製薬社長を退任した[5]

略歴 編集

脚注 編集

  1. ^ 父がお世話になりました。 龍のブログ 2010年2月9日付
  2. ^ a b 2人のおやじ 2つのゴルフ 日経BPエグゼクティブゴルフ
  3. ^ 連載25 記録に見る日本のスキー競技史 1974年(昭和49年) 日本スキー連盟オフィシャルサイト 世界選手権大会代表の項参照
  4. ^ キョーリン製薬ホールディングス 月刊『集中』2011年11月14日
  5. ^ a b キョーリン 荻原社長が退任、健康上の理由で ミクスオンライン 2008年4月27日付

参考リンク 編集