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菅田庵

菅田庵(かんでんあん)は、島根県松江市の旧松江藩家老有沢家の山荘にある松平不昧治郷ゆかりの茶室。国の史跡および名勝。また山荘内の菅田庵及び向月亭、御風呂屋は国の重要文化財の指定を受けている[1]

目次

概要編集

江戸時代中期の1792年(寛政4年)頃に松江藩7代藩主・松平治郷(不昧)の指図(設計図)により、家老有沢家の山荘内に建設された草庵風の茶室である。屋根は入母屋造茅葺きの田舎屋風とし、間取りは1畳台目中板入りとする[2]。1畳台目という極小の空間であるが、手前座と客座の間に幅1尺4寸(約42cm)の中板を入れ、東面にじり口の上を幅広い連子窓として光を取り入れることにより、狭さを感じさせない工夫がされている。中板と手前座の境には曲がりの強い中柱を立て、一重の棚を釣り、炉は隅切とする。

敷地内には菅田庵の西に接して不昧の弟である為楽庵雪川好みの茶室「向月亭」が建ち、蒸し風呂式の御風呂屋(茶室の待合を兼ねる)があり、現在はこれらを含む山荘全体の通称が菅田庵となっている。向月亭は4畳半台目に入側縁をめぐらした主室のほか、6畳、8畳、くつろぎの間等から成る。  

利用情報編集

  • 開園時間 - 10:00~16:00 要予約(入場は15:45まで)
  • 休園日 - 木曜
  • 所在地 - 〒690-0824 島根県松江市菅田町106

交通アクセス編集

周辺編集

脚注編集

  1. ^ 重要文化財指定名称では「菅田庵及び向月亭」は全体で1棟の建物とされ、「御風呂屋」は附(つけたり)指定となっている。したがって、ウェブサイト等で「菅田庵」「向月亭」「御風呂屋」の3棟が重要文化財であると紹介されているのは厳密には誤りで、正確な指定棟数は1棟(+附1棟)である。
  2. ^ 「台目」とは、普通の畳の4分の3の長さの畳をいう。

参考文献編集

  • 『全国名茶室案内』(あるすぶっくす8)、婦人画報社、1993年

関連項目編集

外部リンク編集