菊本 和昭(きくもと かずあき、1980年12月25日 - )は日本のトランペット奏者。兵庫県西宮市出身。

略歴 編集

兵庫県生まれ。私立洛南高等学校を経て京都市立芸術大学首席卒業および同大学院首席修了。在学中にフライブルク音楽大学に留学し、A.プログ、E.アントニーに師事。

2002年、日本トランペット協会設立20周年記念トランペット・コンクール、および第19回日本管打楽器コンクール第1位。2003年、第72回日本音楽コンクール第1位および増沢賞、E.ナカミチ賞、聴衆賞受賞。

2006年、第4回済州ブラスコンペティション第2位。2007年、第3回リエクサ国際トランペット・コンクール第3位。2008年、エルスワース・スミス国際トランペット・ソロ・コンペティション第2位およびChosen Vale賞受賞。同年、(財)ロームミュージックファンデーション奨学生として、また公益財団法人青山音楽財団の助成を受けカールスルーエ音楽大学に留学し、R.フリードリヒ、Dr.E.H.タール、K.ブレーカー、L.ヴコブラトヴィッチのもとで学ぶ。

2009年アメリカの“Chosen Vale 国際トランペットセミナー”においてリサイタルを開催。2010年にソロアルバム《奏鳴曲 Sonate》をリリースしたほか、2013年には岡本 哲(Tb)、佐竹裕介(Pf)と共に《グラントリオ》をリリース。

これまでに東京交響楽団京都市交響楽団新日本フィルハーモニー交響楽団神奈川フィルハーモニー管弦楽団とソリストとして共演。

その他、京都トランペットグル-プ「Summer Breeze」、きょうと金管五重奏団、ジャパンブラスコレクション、いずみシンフォニエッタ大阪の各メンバーとして活動中。2004年より約7年間京都市交響楽団に在籍し、2012年よりNHK交響楽団首席トランペット奏者に就任して現在に至る。2016 International Trumpet Guild カンファレンスに招かれ、リサイタルと協奏曲を好演した。

平成18年度青山音楽賞新人賞、第31回神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、平成19年度坂井時忠音楽賞、第12回松方ホール音楽賞(金管楽器部門)、平成24年度兵庫県芸術奨励賞、平成24年度京都芸術新人賞を受賞。トランペットを早坂宏明、有馬純昭、A.プログ、E.アントニー、R.フリードリヒ、Dr.E.H.タール、K.ブレーカー、L.ヴコブラトヴィッチに師事。また、室内楽を呉信一に師事。

西宮音楽協会会員。関西トランペット協会理事。ドルチェ・ミュージックアカデミー講師。東京藝術大学非常勤講師。

2021年2月、2枚目となるソロCD「JOKER」をリリース。

(2023.11.4.所属事務所KAJIMOTOwebサイトより引用)

主な受賞歴 編集

外部リンク 編集