菊本直次郎

日本の実業家

菊本 直次郎(きくもと なおじろう、1870年明治3年) - 1957年昭和32年))は、日本実業家三井銀行取締役会長や寿重工業取締役会長、日本パルプ工業取締役を歴任。松尾芭蕉研究家としての顔も持つ。

菊本直次郎

来歴 編集

1870年明治3年)9月藤堂家旧臣菊本保有の次男として三重県伊賀国阿拝郡上野萬町に生まれる。

1892年(明治25年)12月慶應義塾大学理財科(現在の経済学部)を第一期生として卒業。翌年、三井銀行に入行。

1918年大正7年)1月、三井銀行常務取締役に就任。

1934年昭和9年)、三井銀行取締役会長に就任。当時、三井銀行では社長制から会長制へ変わったため、菊本は初代会長となった。

1938年(昭和13年)、寿重工業取締役会長に就任。

1939年(昭和14年)、日本パルプ工業株式会社取締役に就任。

参考文献 編集

  • 湯本城川『財界百名士』(事業と人物社、1932年)
  • 中島従宜『昭和財界之人』(経世社出版部、1934年)
  • 日本パルプ工業株式会社社史編纂委員会『社史』(日本パルプ工業、1954年)

外部リンク 編集

  1. (株)三井銀行『三井銀行八十年史』(1957.11)|渋沢社史データベース
  2. 鵠沼を巡る千一話|第0254話 観松楼→三宜荘
  3. 近代名士家系体観
  4. 伊賀市上野西日南町蓑虫庵の松尾芭蕉句碑