菊間国家石油備蓄基地
愛媛県今治市にある石油備蓄基地
菊間国家石油備蓄基地(きくまこっかせきゆびちくきち)は、愛媛県今治市菊間町にある石油備蓄基地。

概要
編集太陽石油の四国事業所に隣接した場所に立地しており、港湾関連施設を共用している。建設当時は日本地下石油備蓄が管理・所有していたが、2004年に国家石油備蓄が国の直轄事業化に伴い国に移管された。現在は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が所有し、日本地下石油備蓄が操業業務を受託している。
既設の太陽石油に隣接した埋立地に地上部が建設され、丘陵地の地下深い岩盤に貯油施設が建設されている[1]。原油は太陽石油の係留設備に停泊したタンカーからパイプラインを経て、菊間基地の陸上シフトタンクに荷揚げされたのち、地下岩盤タンクに移送されている[1]。岩盤タンクは標高10mから70mの丘陵地の地下に7本建設され、陸上シフトタンクを含めておよそ150万キロリットルの原油が貯蔵されている[2]。岩盤タンクの建設地点はおよそ9000万年前の堅固な花崗岩地域にあり、海抜マイナス35~65mの地下に建設されている[2]。
施設概要
編集沿革
編集脚注
編集参考文献
編集- 菊間町(2004年)『菊間町誌(続編)』、405~411頁。
関連項目
編集外部リンク
編集座標: 北緯34度3分28.1秒 東経132度52分1.1秒 / 北緯34.057806度 東経132.866972度