菖蒲ヶ浜(しょうぶがはま)は、栃木県日光市に位置する中禅寺湖北岸の砂浜である。

菖蒲ヶ浜

概要 編集

湯川が地獄川に合流し、中禅寺湖に注ぐ河口のあたりで、広く砂浜がひらけている。夏場はキャンプ場が開設される[1]

施設 編集

菖蒲ヶ浜キャンプ場 編集

2023年現在、中禅寺湖畔では唯一のキャンプ場で、営業期間は毎年4月末 - 10月末。この間は基本無休である。テントサイトは予約不可の先着順(車の乗り入れは不可だがリヤカーの貸し出しがある)、バンガローとキャビンは予約制。売店はインスタント食品と飲料のみで、バーベキューの食材となる生鮮食品はない[2][3]

さかなと森の観察園 編集

 
さかなと森の観察園

1890年(明治23年)開設された日光養魚場がルーツで、サケマスの養殖などの研究が行われている。現在は水産研究・教育機構日光庁舎となっている。敷地内には、1936年(昭和11年)旧帝国ホテル設計者の弟子アントニン・レーモンドが設計したと伝えられている昭和天皇の休憩所として建設され、1991年まで庁舎として使用された建物が、資料館として活用されている[4]。2006年(平成18年)におさかな情報館が新設された。冬期以外は研究施設の一部も一般公開されており、見学が可能となっている[5]

アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ 「郷土資料辞典」人文社 1974年改訂新版 P128
  2. ^ 菖蒲ヶ浜キャンプ場
  3. ^ ジョイフルネット「親子であそぼう!日光 こだわり徹底ガイド」メイツ出版 2006年7月15日 P44
  4. ^ 「奥日光自然ハンドブック」自由国民社 1997年5月30日 P102
  5. ^ 日光観光協会監修「日光パーフェクトガイド」下野新聞社 2012年3月30日 P150

外部リンク 編集