萬嶽寺
岐阜県中津川市にある寺院
萬嶽寺(ばんがくじ)は岐阜県中津川市阿木にある聖観音菩薩を本尊とする曹洞宗の寺院で、山号は賀雲山。恵那三十三観音霊場9番札所。
萬嶽寺 | |
---|---|
![]() | |
所在地 | 岐阜県中津川市阿木101-1 |
位置 | 北緯35度23分48.6秒 東経137度27分58.6秒 / 北緯35.396833度 東経137.466278度座標: 北緯35度23分48.6秒 東経137度27分58.6秒 / 北緯35.396833度 東経137.466278度 |
山号 | 賀雲山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 聖観音菩薩 |
創建年 | 元和年間 |
開山 | 観室家公 |
中興年 | 慶安3年(1650年) |
中興 | 在天三龍 |
札所等 | 恵那三十三観音9番 |
法人番号 | 2200005009080 |
元和年間に観室察公により賀雲院として建立される。その後慶安3年(1650年)に岩村盛巌寺6世、在天三龍により中興され、寺名を賀雲山萬嶽寺に改めた。本堂は元禄2年(1689年)に火災に遭い伽藍を焼失し、元禄5年(1692年)に再建。中津川市の文化財に指定されている本尊の聖観音菩薩は慈覚大師作と伝わるが、実際には江戸時代の作とみられる。
観音堂に祀られている馬頭観音菩薩は中津川市手賀野根の上に所在し、武田氏によって滅ぼされた龍泉寺の本尊を移したものと伝わる。室町時代作とみられ、岐阜県の文化財に指定されている。また、境内では蓮の鉢植えが多く栽培されており見どころの一つとなっている。
参考文献編集
- 中津川市 編『中津川市史 中巻II』p1634 昭和63年(1988年)
- 岐阜県恵那郡 編『恵那郡誌』p616 大正10年(1921年)